わぁああああ

た‥‥ただいまぁ‥‥。

我々がたどりつきましたのは、
一代さんの宿、
つなかんです。

ああ、あかるい。
あたたかそうな光。

そして、西田カーは
夜の気仙沼を走ります。

タフなひょうきんもの、
ひとりが好きで、意外と感激屋。
ほぼ日の田口くん。
あしたは最後のトレイルだよ。

じゃね、田口くん。
また明日、
朝ごはんをいっしょに食べよう。

いっぱい歩いて、
仲間の作ったあたたかい夕食と笑顔で
おなかいっぱいなったけど、
田口くんの今日の最高のごちそうは、
この星空なんだろうな。

田口くんは今日、このキャンプ場で、
テントkohakuで野営します。

「今日、潮風トレイルを歩いて、
いちばんきつくなかったです。

ぼくは歩くのが好きだけど、
初日から４日間で、
『自分にはこのくらいで充分かなぁ』なんて
思っていました。
でも違いました。
歩けば歩くほど、もっと歩きたくなるんです。
潮風トレイルの全長を、
歩いてみたくなりました」

自作の潮風トレイルの歌をうたって、
寒さを吹き飛ばしました。

芯から冷えるが
心はあたたかい。

3人で最後のタン塩を
食べ終えまして。