駅から
「みちのく潮風トレイルマップブック」を開いて
田口くんが
「ぼくが行くはずだった山はあれです」
と指差しました。

あの、青い電車の向こうの山。
まっしろじゃん。

行かなくてよかった。

「よかったっす」

よかったーーー。
電車ありがとう！

盛駅につきました。
盛と書いて「さかり」と読みます。

電車のなかから見る景色も、また、
見たことないくらいきれいでね。

田口くんが
「ぼくが登るはずだった山はあれかなぁ」と
ふりかえっています。

来たよ来たよ、
雪の中を、三陸鉄道！

ねぇ、すごいよ、
雪景色！

綾里駅でも、
みちのく潮風トレイルマークを見つけて
キュンキュンするたぐちゃんです。

予定してなかったけど、
綾里駅から、また
三陸鉄道に乗ります！

この雪じゃ、最寄りの綾里駅まで歩くのも、
けっこうたいへんで、
駅まで行けたとしても、
暖をとるところがなさそうだね。
キャンプ用品はぜんぶ
西田くんが持ってるし‥‥。

というようなことをお宿で話していたら
「歩くのはたいへんです、
送りますから、綾里駅まで乗っていって！
暖をとるのは三陸鉄道の
盛という駅がいいですよ。
お店もありますから！」
というわけで、車に乗せていただきました。

予定になかった、盛！

よし、行くぞ。

お宿の方、ほんとうにお世話になりました。
ありがとうございます！

あきらめたようです。