勉強の夏、ゲームの夏。2017

「続きましてーーー！
　青コーーーナーーーー！！
　山下ぁぁぁぁあーー
　さぁとーーしぃぃーーー！！！」

「え？」「どこ？」「どこどこ？」

‥‥チャンピオンは背後の
窓の向こうに立っていたのですが、
若干わかりづらかったようです。

慌てて走って入場するチャンピオン、
さあ、螺旋階段をおりてこい！

「よっしゃーコラー！！
　勝つぞコラー！！！」

ハイテンションの
ゆーないとの向こうで、
ローテンションの西田が
ゲームのセッティングをしています。
ナイス対比。

さあ、続きまして‥‥。

「それでは
　選手の入場です！

　赤ぁーーーー
　コーーナーーー！！
　
　猫、大好き、
　ゆーーーーーぅぅぅぅ
　ないーーぃぃぃぃ
　とーー！！！」

それにしても、
こんなに連続写真を
載せなくてもいいのではないだろうか。

そもそもこんなに
撮らなくていいのではないだろうか。

ていうか、ここどこですか？
会社？　会社なの？
いま何時？

ともあれ、ゆーないとの入場です。
挑戦者ですが、
ゆーないとはつねに赤コーナーです。

最終対決、それは、
いつものキャプテン対決！

つまり、
アダルトチームキャプテン、

そして、
ヤングチームキャプテン、

もう、この「宿命の対決」は
何回目になるのでしょうか？

これまたお馴染みですが
両者を呼び込むリングアナは
！
本日は欠席のため、
前日に絶叫の選手紹介を
録画しておきました。

さあ、いよいよ選手の入場です！

勝ったのは、アダルトチーム！

観ていたギャラリーは、
その勝利が誰の力によるものか、
よーくわかっていました。

お見事、細井ジュニア！
助っ人の名にふさわしい、
さすがの腕前でした。

さあ、これで、ゲーム対決は１対１。
勝負の行方は、
両チームのキャプテンが対決する、
ファイナルバトルに
持ち越されることになりました！

「なんもできねーー！」
とイタニティが絶叫。

「あっ、ひどーーーい！」
と星野が叫ぶ。

街を我が物顔で走り回り、
自由自在に塗りまくってる
やつがいる‥‥！

その名は‥‥細井ジュニア！
さすがの腕！

そして、街が
どんどん塗られていき、
タイムオーバー！

あのね、ぼくね、じつはね、
ゲーム業界に10年ほど
いたことがありましてね、
「ものすごくゲームのうまい人」
というのを何人も見てきたんです。

でね、細井ジュニアの、
佇まいを見ただけでわかりました。

この人、うまい。

この半開き気味の口、
遠くを見ているような目、
リラックスした肩、
やや下の位置で固定されたコントローラー。

こういう人、うまいです。

あと、どうでもいいけど、
やっぱ、似てるなあ、親子。

ヤングチームはピンクのペンキ！
アダルトチームはグリーンのペンキ！

たくさん塗ったほうが勝ち！
観るほうにもたいへんわかりやすい。

撃って、塗って、
ジャンプして、
場所をとって、
狙って、倒して、
イカになって、
戻って、また塗って、
さあああああ、
どうだ？？？

さあ、３分間１発勝負。
３対３の『スプラトゥーン』、
勝つのは、ヤングチームか？
アダルトチームは？

そして、細井ジュニアの腕前は？

さあ、スターーート！！！

おっと、ここで？
アダルトチームの細井が
なにか提案しています。

「あの、ちょっとぼくが
　プレイヤーでは
　かなり心許ないので、
　助っ人を連れてきました。
　
　ええと‥‥うちの倅です。

　『スプラトゥーン』は
　親が呆れるほどやってますので
　なかなか強いと思います」

おおお、なんと！
細井ジュニア登場！
しかも超懐かしいＴシャツ着てる。
場内、たいへんな盛り上がり。

いいですねー、
親から子へのバトンタッチ！
息子さんもまさかお父さんの会社で
『スプラトゥーン』を
プレイすることになるとは
思わなかったでしょう。