いちにちひとつ『BRUTUS』から
あんこのお菓子がやってくる!
糸井重里と
きょうのあんこ。

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2013/09/18 15:47
あんこ菓子ブロマイド14
川端道喜『羊羹粽』

淡さ‥‥。
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■菓子名
 「羊羹粽」
■店名
 『川端道喜』
■特徴
 材料は、吉野葛、小豆こしあん、砂糖のみ。
 創業は室町時代の1503年。
 もともとは天皇家の朝の献上品「御朝物」。
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2013/09/18 15:46
編集長がやってきた!

あれ?
今日はシルエットが違う。
廊下をしずしずというか
さっそうとやってくる彼は、
BRUTUSの西田編集長

きょうは、BRUTUSに掲載される
大統領のインタビューの収録も
兼ねておられるとか。
それで、編集長がお越しなのでした。
献上の儀のビシっと決まっていること。

よ! 編集長!
よ! 大統領!


「ところで‥‥。
 また、そこおそろいだな。」

ほんまや!
編集の阿部さん、伊藤さんの
足元がペアルックです。
おっさんのペアルックです。
おっさんのペアルックといえば、
実は今日は、
の足元も
ペアルックです。
それは蛇足です。

さて、ほんじつのあんこ、
それは粽です。
粽というと微妙に京都ですが、
まことそのとおり、
こちらは阿部さんが京都から運んできた
スーパー老舗の粽。
だって、室町時代よ。創業。

「お店というよりは、
 事務所という感じで、
 完全予約制で、
 受け渡しだけをする場所、
 という感じでした。」
と、阿部さん。

ああ、京都って恐ろしい。
怖がることはなにもないけど、
それはびびる。

大統領は、あんこDJも終盤になって、
ふと、いいます。
この粽にご息女の面影を見た、と。

「つまりさ、みんながノドから手が出るくらいに
 あしたの『あまちゃん』が観たいってときにだよ、
 あいつは、録画ためてて、
 まだ北三陸編なんだよ。東京にも行ってないの。
 でもぜんぜん慌ててないし。
 あと、ラーメンにはシナチクの一つも、
 チャーシューの一枚ものせなくてもいいの。
 飲み物は? って聞けば、
 『水』っていうしさ。
 子供の頃からそうなんだよな。
 つまり、淡さだな。」

ふむ。
淡さ。
それは、羨ましい質よのお。

そして、大統領と編集長は、
このあと、あん国の奥深くまで、
一緒に旅にでたようでした。
雑誌の発売、あん国民として
楽しみにしています。

よ! 編集長!
よ! 大統領!

 



 
2013/09/17 13:53
あんこ菓子ブロマイド13
亀屋良長『小豆ぷりん』

駅が無い、って?

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■菓子名
 「小豆ぷりん」
■店名
 『亀屋良長』
 お店のサイトはこちら
■特徴
 北海道産の小豆を使用したこくのある逸品。
 店先に湧く「醒ヶ井水」を使用して作る。
 1803年、亀屋良安から暖簾分けして創業。
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2013/09/17 13:53
連休明けの大統領。

みなさん3連休の
あんライフはいかがでしたか?
大統領は、もちろん
あんこ満喫の連休だったようです。

広報官(わしのことじゃよ)は、いつもとおなじ
井村屋の「あずきバー」で
事足りてしまいました。
精進せねばいかん。

今日の「あん箱」も
盛り上がっているぞ。
ふたがしまっていないぞ?

ところで、BRUTUS堂のふたり!
なんでペアルックやねん!

「本日は、プリンをお持ちしました。
 編集部のものが、
 京都に行っていたので、
 もちかえってきた一品です。」


「ん? プリンね。
 お、見ろ、輪ゴムが透明だ。
 なかなか気を使っているな。」

大統領! ほんとですね。
透明なゴム。
あんこ世界はこまかなところまで
気が使われているものですね。

っていうか、シャツだけじゃなくて、
スニーカーもじゃん!
そのペアルック!

いや、ペアルックの話じゃないって。
大統領。


「うん。おいしい。」

よかった。
そして、大統領は、
あんこDJとして、
あんこ菓子に対して真摯に
語り始めるのであります。

そうそう、この「DJ部分」というものは、
どこにいっちゃってるのかというと、
雑誌『ブルータス』10/15発売号のほうに
収録されるのであります。

たまには、このようにして
おしらせをしておこうと思いました。
ほんとに、雑誌の発売が待ち遠しいなあ。
うっとり。

 



 
2013/09/13 19:43
あんこ菓子ブロマイド12
コティベーカリー『シベリア』

おお、水羊羹をはさんでるのか!

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■菓子名
 「シベリア」
■店名
 『コティベーカリー』
 お店のサイトはこちら
■特徴
 菓子名の由来は諸説あり、いまだ不明。
 自家製のさらし餡を使用した水羊羹をサンド。
 店舗は1916年創業、横浜桜木町の老舗。
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2013/09/13 19:42
さんま前のあんこ。

本日弊社には、
さんまが届いています。
あのピチピチした秋のあれです。

社長、いやまつがった、
大統領は、さんまも大好物。
というか、おいしいものには
目がありません。

20時からの
「さんま寄席まで2週間だヨ!
 ラジオ」
の直前に
さんまを焼いて食べる予定のようです。

しかし、大統領は、
あんこもおろそかにはしません。
もちろん。あん国の大統領ですから。
BRUTUS堂の到来を
いまかいまかとソファーで待ちます。

「寝転がるマハ?」

はい。
裸だったら困ります。
着衣でもスケスケは困りますので、
寝転がるくらいがいいです。

本日、いつもの儀式は慎重に行われます。
なぜならば、嵩が高く、
フタがしまらないからであります。

「シベリアでございます。」


「おお! シベリア。
 好物、好物。」

大統領に、好物ではないあんこは
ございませんが、
重ねてシベリアは好物である、と。
さんま前ではございますが、
すっとハラにおさめます。

ハラにおさめたのち、
さらりと超特急のおはなしなどをし、
シベリアですからね。
わたしも、あの映画は大好きです。
そして、超特急でさんまを焼きに
自宅に戻って行きました。

さて、明日から3連休。
BRUTUS堂の無い3日間、
大統領はどんなあんライフを
送るのでしょうか。
火曜日にその話をきくのもまた
わたくしども、
あん国民のたのしみです。

 



 
2013/09/12 14:36
あんこ菓子ブロマイド11
長命寺『桜もち』

大統領の好物は
桜餅。

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■菓子名
 「桜もち」
■店名
 『長命寺』
 お店のサイトはこちら
■特徴
 小豆は北海道産、葉は西伊豆産を使用。
 長命寺は池波正太郎『剣客商売 天魔』に登場。
 桜の葉をはがして食べることを店は推奨。
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2013/09/12 14:35
クマリン?

いつしか、わたくしも
この「あんこの時間」が
たいへん楽しみになってまいりました。
ひとつには、もちろん、
大統領からのおすそ分けです。
しかし、ふたつめはやはり、
大統領があん国にて
現身となっているその姿を
みることができるからでございます。
大統領は常に大統領でいるわけですが、
あんこの時間以外の
大統領の椅子に座っているのは
やっぱり、現身ではないような気配がいたします。
って、まあ設定複雑にして、
どうするっちゅうねん。

さて、今日は、お昼時のあんこの時間です。

本日も伊藤総研さんに
お餅お持ちいただきました。
(とうとう書いてやった!)

本日は桜餅発祥の地からやってきた
桜餅です。

「大統領は、桜餅が好きです。」

おお!

「大統領は、桜餅が好きでもあるけど、
 クマリンの香りが大好き。」

クマリン?
なんだかかわいい。
クマリン?

「この桜餅の香りの成分です。
 あ、だからといってたくさんは
 だめです。
 たくさんのクマリンは毒ですから。」

「大統領は、桜餅が好きとも言えるけど、
 クマリンが好き。
 桜の香りが好きすぎるから、
 クマリンのことも調べたの。」

ほほう。
そう、そして大統領は、
3枚の葉っぱにくるまれた桜餅の
桜の葉をむきます。
うん。バナナっぽい。
まえからおもってたけど、
バナナっぽい。

「大統領は、薔薇科がつくづく好き。
 杏だって、薔薇だって、
 桜だって薔薇科だろ?

 万が一、だれかが
 国を立ち上げるようなことがあれば、
 その傀儡政権の大統領として、
 としてよろこんでその椅子にすわろう。
 そして、大統領がご機嫌麗しく、
 栄耀栄華を極めているという証拠は
 いっぱいの薔薇にしてほしい。」

了解しました。
大統領。
そのときの大統領補佐官的なひとに
このページみてもらいますわ。

 



 
2013/09/11 19:20
あんこ菓子ブロマイド10
大黒屋鎌餅本舗『鎌餅』

やわらかいおもちのお菓子は、
当然ですが
できるだけ早めにいただかないといけません。

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■菓子名
 「鎌餅」
■店名
 『大黒屋鎌餅本舗』
■特徴
 鎌で福を刈り入れることを祈願し作られた。
 黒糖が利いた自家製こし餡を使用。
 砂糖を加えたやわらかい餅にもほのかな甘みが。
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2013/09/11 19:19
おもちにつつまれた
黒糖のこしあん

というわけで、
ほんじつのBRUTUS堂は
すこし遅い時刻にいらっしゃいました。

いつの間にやら通例となった
あんこ菓子お受け渡しの儀。
きょうは伊藤総研さんの手から。

背筋を伸ばして、大統領。
風呂敷ひろげて、大統領。
ふたをあけたら、ぽてんとおもち。
そのもち肌に、
うっすらあんこが透けて見えます。

このために京都から届けられた、
「鎌餅」という人気のお菓子でした。
おもちにつつまれた黒糖のこしあん。
見るからにおいしそう。

大統領の話は、
この「鎌餅」の特徴をわかりやすく
周囲に伝えることからはじまると、
「あんこにおける砂糖」
「おもちの個性を女性にたとえるならば」
「自作あんこについて」
「完全な雑談(スカートの長さについて)」
などなど、七色にテーマが展開してゆきます。

「なにか質問は?
 水を向けてくれればもっとしゃべります」
と大統領。
「ありがとうございます。
 十二分でございます」
とBRUTUS堂。

「きょうのあんこ」、終了です。
もう、10日目ですよー。

またあした、よろしくお願いいたします。

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