2012年12月16日
17:40
気仙沼にいます。


 けせんぬまに〜
 いま〜す〜

 けせんぬまに〜
 いま〜〜す〜〜

2012年12月16日
17:38
前奏

まずは前奏。

2012年12月16日
17:37
矢野さんは

この一行をどんな歌にするのでしょうか。

2012年12月16日
17:26
おいしい生活

糸井
「むかし作ったコマーシャルソングの
 『おいしい生活』は
 すきなものを並べただけなんだけど
 あの歌詞を合作で書いてるときも
 ぜったいうまくいくという自信があったよね。
 あれはいったいなんだったんだろう」

矢野さん
「歌詞の文字だけでなく
 調子で伝えることもなにもかもひっくるめて
 やれる、ということなのかな」

糸井
「シンガーソングライターの人は
 自分がやることだから信じられんだろうね」

矢野さん
「そうかもね」

2012年12月16日
17:17
「自転車でおいでよ」も

矢野さん
「これも、意味を伝えたいというよりも
 『感じ』を伝えたいということなんだよね。
 まるで俳句みたいということを
 つくったときも言ってましたよね。
 
 劇的展開とか、男の子が思いを遂げるとか
 そういうことはないんです。

 状況が描かれているだけ」

糸井
「それがどうしたんだよ、ということなんだよね」

矢野さん
「朝日と夕陽があたる家、という詞が
 さいごにはいってるんですけど、
 その家が、じぶんなりの家として
 みんなあたまのなかにあるんですよね」

糸井
「その調子をうまく伝えるというものが
 歌なのかもね」

2012年12月16日
17:17
「自転車でおいでよ」

矢野さん
「例えば、糸井さんといっしょにつくった
 『自転車でおいでよ』
 という歌がありますけれども」

♪ポロリン ポロリン
 自転車で、おいでよ〜

2012年12月16日
17:11
だって

糸井
「英語の歌だって
 意味がわかんなくても
 ぼくら、感動してるもの」

矢野さん
「そうよねぇ」

2012年12月16日
17:11
言葉に歌を

糸井
「今回、ほぼ日を通じて
 言葉の募集をしました。
 さっきアッコちゃんが住所を歌ったのと同じように
 ひとつの言葉をどう歌にするか
 やってみていただきたいんですけれども。
 
 この言葉です」

気仙沼にいます。

2012年12月16日
17:10
調子

糸井
「よく、散歩中の犬に『行くよ』とか
 『おとうさん待ってるよ』とかいうと
 言うこときいたりするんだえけど、
 あれって、言葉の意味を理解してるんじゃなくて
 言葉の調子でいうこときいてるんじゃないかな、
 と思うんだけど」

矢野さん
「そうねぇ。
 そうすると、言葉というより、
 調子が人を動かすのかしら」

糸井
「そうかもね!
 だって、英語の歌だって
 意味がわからなくてもぼくら感動してるもの」

矢野さん
「そうだよ」

糸井
「たとえば、ここの紙に住所が書いてあるんだけど、
 宮城県気仙沼田中前‥‥」

矢野さん
「住所?」

糸井
「歌ってみて」

矢野さん
「♪みやぎけ〜ん〜 けせ〜んぬ〜ま〜
 たなか〜ま〜えぇ〜♪」

場内大拍手。

2012年12月16日
17:03
言葉をあそぶ心

矢野さん
「言葉の意味を考えるというより
 言葉を遊ぶ、という欲求が
 私にはあるわけです。
 ころがしたくなるんですよね」

糸井
「耳でころがすの?」

矢野さん
「耳の中で、ころがすんです」



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