
打ち上げ会場を
仕切ってくださるのは、
斉吉商店の和枝さんはじめ、
気仙沼「つばき会」のみなさん。
ただいま、朝礼(!)が
はじまりました。
「つばき会」の大事にしている
ことは、
「おもてなし」だそうです。
じーん。
赤瀬川原平さんの文章に最後、
「私は一本のパイプだ」
という一行を足して、
この曲を完成させました。
矢野さん
「この一行は、かんぜんに、
わたしがそう思った、ということです。
このように、ある文章を歌にするとき、
その詩を解体して歌にするということが
わたしにはあるんですよ。
同じように、人の歌を歌うとき、
その歌を解体して歌います」
ユニコーンの「すばらしい日々」を例にとって
矢野さんは解説してくださいました。
矢野さん
「赤瀬川原平さんは、
この文章を、歌にされるなんて
夢にも思ってないわけですよ。
でも、わたしが、曲をもって
いじっていく、いろんなことを
こころみていくわけです。
そうすると、わたしは
この赤瀬川さんの文章を通じて
これが言いたいのだ、というものが
でてくるわけけなんです」
実は、歌詞を選ぶときも、
それを予感して選んでいるそうです。
矢野さんが自分解説を入れながら、
メロディをつむいでいく作業が、
すごくおもしろい中、
割り込みしつれいします。
こういうイベントで、
講演や対談の内容は、
こういうひとが、すごい勢いで
せっせとアップしています。
メモをとったり、そのまま打ったり。
これって、
早口のひと同士の対談だったら、
もっとたいへんですね。
矢野さん
「いま、4行目までつくったけど、
これは歌の歌詞じゃないから、
そういう形式になってないんですよ。
次の3行が歌の『くり返し』として
あてはまるかどうかをやってみますね」
♪ じぶんのからだは〜じぶんだといっても〜
パイプのなかを〜
ウン?
パイプのなか〜を〜
♪
「合わない場合は、音をコンプロマイズさせます」
♪ パイプのなかを〜〜」
「むりだ、とわかったら、
あきらめのよいわたしは、
くり返しはやめます」
♪ ほうれんそうや
あじのひらきや
かまぼこや〜ビールや〜
矢野さん
「ここ、くり返したいよね」
♪ ほうれんそうや
あじのひらきや
かまぼこや〜〜 、ビールや
矢野さん
「いいじゃない」
♪ ほうれんそうや
あじのひらきや
かまぼこや〜〜 、ビールや
矢野さん
「もう、ここがよくて
ほかの部分がどうでもよくなってる(笑)」
矢野さんが言葉をころがして
おもしろくってしょうがない姿。
すごい、私たち、それを見てる!
♪
そもそも〜人間は〜
さらさら、さらさら(譜面を書く)。
♪
いっぽんの〜パイプだと〜
さらさら、さらさら(譜面を書く)。
矢野さん
「ここで大切なのは
コードを書いておくことなんです」









