年末、巨匠を味わいつくす。
横尾忠則
歳末大公開制作!
神戸に横尾忠則現代美術館ができました。
そこで、本人=横尾忠則さんが
公開制作をやるというのです。
行かないわけにはいきますまい。
午後に糸井重里も乱入します。
いちにち、おつきあいくださいませ。
2012/12/08 19:55
年代
昼間にも書いたとおり、
同じモチーフで描かれた作品が
まとまって展示されており、
それぞれの絵が何年に描かれたのか
表示されています。
とっても、おもしろいですよ。
2枚目の写真の女の人が空を飛ぶモチーフの絵は
1966年バージョンを
オノ・ヨーコさんがもっていらっしゃるそうです。
2012/12/08 19:46
おしゃべり
展示を見ながら、やっぱりいつまでも
おしゃべりが尽きないふたり。
2012/12/08 19:44
新作
こちらは、横尾さんの新作です。
金環日食をテーマにした絵です。
たしかに、女の人のうしろに金環がありますね。
そして、日食メガネをしています。
近くに同じような女の人がモチーフになった絵も
飾られています。
2012/12/08 19:40
展示
更新の間隔があいてしまい、すみません。
横尾忠則さんとのトークのあと
糸井重里は2階にあがり
横尾忠則現代美術館の展示を観にいきました。
目の前に広がる横尾ワールド。
2012/12/08 17:05
そうして‥‥
そこから横尾さんは、
「美術館がだめなら糸井さん、
猫飼わない?」
などおっしゃり、糸井は
「横尾忠則猫動物園をつくったらどうですか」
などと返して、
このトークはお開きになりました。
(終わらないかと思いました)
これから、糸井といっしょに
横尾忠則現代美術館を拝観して
東京に帰りますね。
(のちほど、また。
もう少し、つづきます)
2012/12/08 16:56
猫
横尾さん
「ぼくは、この美術館で
猫を飼ってくれないかと思ってるわけ(真顔)」
2012/12/08 16:55
生きながらに
糸井
「神戸は、こういう美術館ができて、
もう、財産ですね。
いい悪いの前に、だって、おもしろいもの」
横尾さん
「生きながらにこんな美術館ができて、
ぼくはもう死んだ気持ちだよ」
2012/12/08 16:52
長くなるね
糸井
「どのくらいしゃべってるのか
わからなくなってるんだけれども、
横尾さんとしゃべってると
どうしても
エンドレス
になってしまうんですよ。
まわりがどんどん暗くなって‥‥」
横尾さん
「なんでだろうね。内容のあること
なんにも言ってないのにね」
糸井
「横尾さんのお話には、どうしてだか、
入り込みたくなるスキマがあるんですよ」
2012/12/08 16:50
デザイン
糸井
「横尾さんは、とっくに
デザイナーとしての期間よりも
画家としての道のりが
長くなったわけですけども」
横尾さん
「そうですね。でも、デザインの経験を捨てたのに、
デザインの経験をすべて
活用すべきだったということが
いまになってわかったね」
糸井
「捨てたのに」
横尾さん
「捨てたのに。回り道だったねぇ」
2012/12/08 16:40
自信
横尾さん
「絵のアイデアが浮かぶことはあるんだけど
それをすぐに行動にうつすのはだめなんです。
そうじゃなくて、それはそれとして、
それがなんなのか、いったん間を取るんです。
間のあとに出てくるもので‥‥
どうやら理性的に判断してるんだろうね。
そうこうしているうちに、第二波の直感が
やってくる」
糸井
「あ、それ、わかります」
横尾さん
「その第二波の直感と、理性を
取引きさせるわけです」
糸井
「それで、位置やかたちなどが
ともなってくるわけですね」
横尾さん
「うん。理性と取引きすることで
いちばん大事なのは、
自信が持てることなんですよ。
自信がないと、絵は描けないから」
糸井
「ははぁ、なるほど」