ゼロから立ち上がる会社に学ぶ 東北の仕事論。 気仙沼&大船渡をひとめぐり 篇

2012/12/07 16:44
おつ研のたこ焼き
なにしろ
「漁師のおつまみ研究所」
人呼んで「おつ研」が研究を重ねる
たこ焼きです。

何が違うかというと‥‥
タコがどデカい。そして、うまい。

ただ、それだけ。

シンプルに、それだけなんですが
たこ焼きを食すにあたり
それ以上の「うれしいこと」が
ありましょうか。

2012/12/07 16:36
そして大船渡
車で走ること1時間半弱で、
大船渡の
三陸とれたて市場さんへ着きました。

以前「東北の仕事論」に出てくださった
代表の八木健一郎さんが
敷地内に
「漁師のおつまみ研究所」という
なんとも魅惑的な研究所を
開設されたとの噂を聞きつけまして、
取材に来ました。

さっそく
研究所の中へ足を踏み入れいると‥‥
いきなり、
たこ焼きが「研究」されているぞ!

2012/12/07 16:29
とりそば
ちなみに、おひるごはんは
河野社長といっしょに、お蕎麦を。

今日の東北は
太陽は見えるのに雪がちらついて
とっても、さむいです。。

太めの麺の、おいしい「とりそば」で
あったまりました。

さーて、大船渡へ向かおう。

2012/12/07 14:34
いよいよ本格始動
これらの工場は
まだ認可の関係で稼働していませんが
今年中にはつゆたれ工場が動きはじめ、
来年早々には
つゆたれの製品ができあがり、
最終的に
八木澤商店のオリジナルの「お醤油」が
出荷されはじめるのは
来年の9月くらいになるのではとのこと。

やはり、醸造は「生きもの」なんですね。
一定の時間が、かならずかかります。

でも、震災直後に
自動車学校の隅のプレハブの仮事務所で
お会いしてから、1年8ヶ月。

こんなにも素晴らしい工場が建ちました。

河野さん、この工場が動きはじめたら
ぜひ、また訪問させてくださいね。

さて、バタバタで押し押しのツアーも
次が最後の目的地。

ここから50キロくらい離れた
大船渡の
三陸とれたて市場さんへ向かいます!

2012/12/07 14:26
でっかいオトヤも
ごらんのように、おこさま扱い。

2012/12/07 14:25
工場のなかは
ここは、小麦や大豆などの原料を
細かく砕いたりなど、
材料として、ととのえる工場の内部です。

思った以上に、
ひとつひとつの機械が大きくてびっくり。

わたくし、仏領ギアナというところで
ロケット工場に入ったことあるんですが
もちろん、それよりは小さいですけど
ひとつひとつの機械が、ものすごく大きい。

その「てっぺん」にたどりつくまでに
階段を2回登ったので
3階建ての建物くらいはありそうです。

2012/12/07 14:07
そして新工場へ
陸前高田の店舗を兼ねた事務所から
車で30分くらい、
旧小学校の広大な跡地に建設された
八木澤商店の新工場。

まっしろい壁に、八木澤商店の屋号。
そして「なまこ壁」も見えます。

河野さん、超かっこいいッス!

2012/12/07 14:01
なぜ「八木澤」さん?
河野さん河野さん、
非常に今さらでたいへん恐縮ですが、
なぜ「八木澤」さんなんですか?

河野さんは「河野さん」なのに。

「わたしどもの先祖、
 もともと、米沢から来たんです。
 でも、陸前高田には
 すでに米沢屋というお店がありました。
 そこで米という字を
 八と木に分解して八木澤、と」

はー‥‥そうだったんですか。

ちなみに、二枚目は
震災前の、八木澤商店のお店の模型です。

2012/12/07 13:48
完成模型図
こちらは、八木澤商店さんの
あたらしい工場の模型図。

もう、これと同じ「本物」が
旧小学校の跡地に、完成しています。

のちほど、
見につれて行ってもらいう予定です。

2012/12/07 13:41
あたらしい建物は
全体的に、
木のやさしく、きれいで、まあるい感じを
活かしたつくりなのですが、
大きな窓のサッシも、木製でした。

見えますでしょうか、
あの「黒いギザギザの部分」で、
別の木材どうしが
ガチっと、噛み合わされているんです。

なんて細かい精度の要る仕事!

開け閉めをするのにも
ふつうの窓より、ちょっと力が要ります。
河野さんは、
木製のサッシが閉まるときの
「ボフッ」という感触が好きなんだそう。
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