ほぼ日刊イトイ新聞

じみなおはなみ。

いつも行く公園の、
いつも座るベンチのあたりも、
もう桜が咲いてるんですよ。
見てる人は、誰もいないけれどね。
でも、犬とおとうさんは、
ちょっとだけお花見しました。
これからも、来ますよ。
<『ブイヨンの気持ち(若干)』より>
2011/04/03 19:07
darling

あたらしい空き地。

前の空き地についても、
もう憶えている人は
少なくなったかもしれませんが、
あれよりは小さいけど、
かわいい空き地がありました。
地面のふんわりぐあいが、
なかなか好みなんです。
<『新・東京物語』(未刊)より>
2011/04/03 10:58
darling

なのはな。

わぁ、いっぱい。
菜の花がいっぱい。
‥‥と思ったら、
なんと根は一本でした。

なのはなの
おどろくほどの
タフさかな。

<『ブイヨン閑話(未刊)』より>

2011/04/02 14:23
darling

制作開始の瞬間。

これまでに、何度となく
ご要望をいただいていたのですが、
ついにご紹介できることになりました。
ブイヨン先生が、梱包芸術作品を
制作しようとする瞬間です。
ひとつのドキュメンタリーとして、
ご覧いただければと存じます。
<『ブイ先生と共に(未刊)』より>
2011/04/02 04:16
darling

しんけん。

今日も犬は真剣です。
ボールを追いかける。
ボールをとってくる。
ボールを置く。
せがむ。
このくりかえしについては、
もう、誰にも負けないくらい
真剣です。
顔だって、怖いでしょ?
<『ブイヨンの気持ち(実感)』より>
2011/04/01 10:38
darling

はやめのさくら。

え〜、そろそろ東京もなんてことを
お思いのお客さまも、けっこう
おられるんでございましょうけども。
気の早いやつは、もうね、
咲いちゃってるんですね。
みんながやってきたころまで、
そのまま咲いてられるといいんですが、
だいじょぶでしょうかねぇ。
<『犬落語百選』(不詳)より>
2011/03/31 16:05
darling

小さき犬の肖像。

おとうさんは、たまに、
なんだかわからない写真を撮って、
「おお、これは好きかも」
と言ったりします。
これも、そういう一枚です。
犬からも、
よろしくおねがいします。
<『ブイヨンの気持ち(傍観)』より>
2011/03/31 10:46
darling

なにがあるの?

おとうさんに訊かれます。
なにがあるのかは、
実は、犬にもわからないんです。
なにか、です。
犬がくんくんしなくてはならない、
なにやらあやしいものが、
そこにあるのです。
<『ブイヨンの気持ち(実感)』より>
2011/03/30 13:20
darling

動きました。

誰も知らない夜中の夜中。
はっ、先生がおられない!
と、あわてて探したのですが、
ブイヨン先生は作品になっておられた。
しかし、ここまで作家の気配を消すと、
ただの息づく毛布、というふうにも
とられかねないので、これは、
参考作品とさせていただきます。
<『ブイ先生と共に(未刊)』より>
2011/03/30 04:26
darling

あねもね。

人間のおかあさんがもらってきた
ガーベラは、いまも咲いてますよ。
花ことばは「希望」だそうです。
それはそうと、
アネモネの花だじゃれは、
「あそこんちの妹はかわいいね」
「姉もね」
‥‥だそうです。
<『ブイヨン豆知識(未刊)』より>
2011/03/29 11:26
darling

Hobonichi Time Macine あの日の「気まぐれカメら」「ドコノコカメら」

YEAR / 年
2
0
0
x
MONTH / 月
0
2
DAY / 日
0
8
HOURS / 時
0
2
MINUTES / 分
0
2