ほぼ日刊イトイ新聞

しんぶんをよむ。

おとうさんは、しんぶんを読む。
犬は、しんぶんを読む手伝いをする。
ちょっとおしりをくっつけて、
しんぶんがんばれ、と。
おとうさんは、毎日、しんぶんを読む。
<『ブイヨンの気持ち(蜜柑)』より>
2009/08/04 09:34
darling

あの空き地に。

月が浮かんでいたんですよ。
空だけ写すと、
なんにも変わっちゃいないです。
考えてみれば、あらゆる場所は、
もともとは、みんな空き地だった、
とも言えますね。
<『新・東京物語』(未刊)より>
2009/08/03 19:40
postman

きになる。

テレビなんか見ているときでも、
散歩をしているときでも、
気になってしょうがないどうぶつと、
あんまり気にならないどうぶつが、
いるんですよねー。
今日は、この黒いどうぶつに、
文句を言いたくて近づきました。
<『ブイヨンの気持ち(蜜柑)』より>
2009/08/03 11:19
postman

やんだか。

ひとまず、雨がやんだみたいで、
おでかけできることになりました。
濡れている道を走ったりすると、
犬は、脚がみじかいので、
おなかにいっぱい泥ハネします。
これも、しょうがないですよね。
<『ブイヨンの気持ち(蜜柑)』より>
2009/08/02 17:46
postman

ごさんだった。

それなりに暑いくもりの日を、
想像していたんです。
まさか、雨が降ってくるとはねー。
「ごさんだったなぁ」と、
おとうさんが言っています。
なんだかごさんだったです。
<『ブイヨンの気持ち(蜜柑)』より>
2009/08/02 11:13
postman

おさきにね。

じゃ、おとうさん、おさきにね。
あした、雨じゃなかったら、
また公園かお墓か、並木か、
エビスのほうか、行こうね。
おしごと、がんばってください。
<『ブイヨンの気持ち(蜜柑)』より>
2009/08/02 01:08
darling

うったえる。

犬は、だまってうったえる。
わんともいわずに、うったえる。
くんともいわずに、うったえる。
おとうさん、わかってますね。
おとうさん、もう、わかってますね。
夕方のさんぽは、いつも、
こうしてスタートするわけです。
<『ブイヨンの気持ち(蜜柑)』より>
2009/08/01 21:08
darling

ねつをはかる。

散歩に出る前に、いつもおとうさんは、
道路に手をぺたぺたします。
「熱を計っている」んだそうです。
道が熱くなりすぎたら散歩は中止です。
まだ、中止になったことはありません。
犬は、食欲以外は、とても元気です。
<『ブイヨンの気持ち(蜜柑)』より>
2009/08/01 11:38
darling

犬と大蒜。

梅に鴬、夏に向日葵、
富士に月見草、庭に鶏、芋に蛸。
そして犬に大蒜。
何が何故にして、何処が郵便局。
盆暮れ忘れず火の用心。
じゃ、あしたね。
<『犬の考える脚』(未刊)より>
2009/07/31 23:35
darling

あしをふく。

散歩のあとは、足を洗ってもらいます。
泥のついた足で、家のなかにいると、
あちこちが汚れるからです。
足を洗ったあとは、ふいてもらいます。
びしょびしょのままだと、
家のなかがびしょびしょになるから。
犬は、ちゃんとわかってますって。
<『ブイヨンの気持ち(蜜柑)』より>
2009/07/31 11:31
darling

Hobonichi Time Macine あの日の「気まぐれカメら」「ドコノコカメら」

YEAR / 年
2
0
0
x
MONTH / 月
0
2
DAY / 日
0
8
HOURS / 時
0
2
MINUTES / 分
0
2