ほぼ日刊イトイ新聞

あー、あー、あー。

あー、あー、こほんっ、あーあー。
ただいまマイクのテスト中です。
本日は、お暑いなか、
散歩においでくださいまして、
まことにありがとうございましたっ。
それでは、失礼いたします。
<『ブイヨンの気持ち(蜜柑)』より>
2009/07/06 22:38
darling

田に刺さるもの。

まだ早苗といっていいくらいの
青々とした田のまんなかに、
天から刺しこまれたなにやら‥‥。
犬が吠えても、我関せずとばかりに
そのまま突き刺さっている。
そのまま、明日まで刺さってろ!
<『ブイヨンの気持ち(蜜柑)』より>
2009/07/06 18:12
darling

金の斧銀の斧。

水のなかから女神さまがでてきて、
こう言ったのでした。
「犬よ。おまえが落としたのは、
 この金の斧か、それとも
 この銀の斧か?」
犬は、言いました。
「犬は、なんにも落としません」。
「正直な犬よ。このボールをあげよう」
犬は、ボールをもらいました。
<『犬のつく嘘(未刊)』より>
2009/07/06 11:07
darling

知られざる発明史。

「いわゆる野菜無人販売所の、
 集金システムである。
 右上にある筒の切れ込みから、
 投入された100円硬貨は、
 空洞のパイプを転がり落ち、
 シャッター内に着地する。
 集金された代金は安全に保管される」
‥‥びっくりしたね、おとうさん。
<『ブイヨンの気持ち(蜜柑)』より>
2009/07/05 18:45
darling

お昼を食べて。つづき。

食休みをしていたおとうさんは、
うとうとしているうちに、
夢の世界に旅立ちました。
犬も、おなじようなかっこうで、
夢の世界に旅立つのでした。
おしまい。
‥‥さぁ、野球がはじまるぞ。
<『ブイヨンの気持ち(蜜柑)』より>
2009/07/05 14:09
postman

お昼を食べて。はじまり。

犬とおとうさんは、ちょっと食休み。
知らず知らず、おとうさんは、
目を閉じるのでした。
犬も、おなじようなかっこうで、
目を閉じるのでした。
つづく。
<『ブイヨンの気持ち(蜜柑)』より>
2009/07/05 14:09
postman

いってきまーす。

じゃ、おとうさんげんきで
るすばんしててね。
犬と、人間のおかあさんは、
野菜を買ったり、畑を歩いたり、
いろいろしてくるからね。
よろしくおねがいしまーす。
<『ブイヨンの気持ち(蜜柑)』より>
2009/07/05 10:26
darling

コロッケのおかげで。

おとうさんとコロッケを買いに出て、
コロッケをそのままお店に預けて、
川までやってきたのでした。
川を背景に記念写真を撮って、
コロッケをひきとって帰ります。
コロッケはたのしいです。
<『ブイヨンの気持ち(蜜柑)』より>
2009/07/04 18:53
postman

あれもしようこれもしよう。

おとうさんは、京都で、
あれもしようこれもしようと
思っていたのだそうですが、
実際にはあれもしないこれもしないで
過ごしています。
「いやいや、めんぼくない」と。
犬も、それに倣うしかありません。
<『ブイヨンの気持ち(蜜柑)』より>
2009/07/04 14:15
darling

しょうが。

去年、土のなかにうめておいた
しょうがが、気持ちよく育っていた
‥‥と思って、掘ってみたら、
育っていたのは葉っぱばかりだった。
なんかいろいろまちがってたらしい。
<『いやしんぼ(未刊)』より>
2009/07/04 13:00
postman

Hobonichi Time Macine あの日の「気まぐれカメら」「ドコノコカメら」

YEAR / 年
2
0
0
x
MONTH / 月
0
2
DAY / 日
0
8
HOURS / 時
0
2
MINUTES / 分
0
2