ほぼ日刊イトイ新聞

犬句はしぶとく。

幽霊が 落ち葉踏んでる どうだろう  

犬に似たゆうれいが、
冬の総決算のようにカサコソと
落ち葉を踏みしめ音を立てている。
もう、春が忍び寄っているのに。
<「犬句百選(未刊)」より>
2008/02/10 23:46
postman

赤ちゃんだっこ。

おとうさんは、こういうかたちの
だっこは、あんまりしないのですが、
雪が降ったせいか、やりました。
めずらしいので、人間のおかあさんが
写真を撮ったのでした。
<『ブイヨンの気持ち(未刊)』より>
2008/02/10 12:59
darling

雪だね。

ときどき登場する小さい大仏です。
湿り気のおおい雪が、
頭に、肩に膝に、降りかかります。
印度に雪は降らなかったでしょうに。
わたくしたちのことを
祈っておられるのでありましょうか。
恐縮でございます、お寒うございます。
<『新・東京物語』(未刊)より>
2008/02/09 22:44
postman

幻の自転車。

写真を拡大してよくよく見て戴こう。
鉄柱にかけられたワイヤーロック!
繋がれていた自転車は、一体全体、
何処に消えたのであろうか??
そして、怪しげな犬の尻は何を?
では、一句。

犬の尻 これが頭なら 後ずさり
2008/02/09 13:29
darling

犬の見た梅。

梅は咲いたかねぇ、と、
人間のおかあさんが言ったら、
おとうさんが、
近所で咲いてた写真も撮ったと、
すかさず言いました。
まだつぼみなんですけどね。
犬も見ましたよ。
<『ブイヨンの気持ち(未刊)』より>
2008/02/08 23:24
darling

犬句の行方。

青い空 よく走る犬 それはいい

なんとかどうしても
俳句のかたちにしたかったのか?
「それはいい」の五文字が、
あまりに新鮮な秀句である、のよ。
<「犬句百選(未刊)」より>
2008/02/08 12:41
darling

白と黒。

白と黒 白が黒なら 黒が白

あまりにあたりまえに思えるが、
ここまで単純に言われると、
それはそれでエレガントにさえ思える。
犬とおとうさんの、爽快な合作俳句だ。
<「犬句百選(未刊)」より>
2008/02/08 05:03
darling

きりたんぽ鍋

うちには秋田の関係者はいないのに、
けっこうきりたんぽ鍋をしたがります。
ごはんを練って、ちゃんとつくります。
ほんとうは、ここに、
根っこのついたワイルドなセリを、
山ほど入れたいんですけどねー。
<『いやしんぼ(未刊)』より>
2008/02/08 01:19
postman

ん? ジャム?

おとうさんのブルーベリージャムは、
結局、まだできてないようです。
犬は、そういうものと関係ないので、
いつものお食事を、
元気にいただきました。
げーーっふ。
<『ブイヨンの気持ち(未刊)』より>
2008/02/07 13:05
darling

次はブルーベリーだ。

いちご、りんごに続いて、
こんどはブルーベリージャムだ。
これは、最初の一歩の写真です。
明日の朝には、できあがっている予定。
おれはジャム屋さんか?
<『いやしんぼ(未刊)』より>
2008/02/06 23:53
darling

Hobonichi Time Macine あの日の「気まぐれカメら」「ドコノコカメら」

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