長岡花火2011  打ち上げ 開始でございます! 8/1〜3 三夜連続で生中継 FROM 長岡&石巻!

─── 花火大会の本番に向けて、
練習のようなことは毎年されるのでしょうか。
小林 それがですね、
ぎりぎりにならないと、台本がこないので(笑)。
─── あ、そうなんですか。
それはちょっと心配になりますね。
小林 でも2日くらい前にはいただけるので、
ちゃんと目は通せるんです。
声を出して練習をしすぎて
当日に声が枯れていてもいけませんし、
ちょうどいいのかもしれませんね(笑)。
─── なるほど。
小林 ですから本気で取り組むのは、
当日、現場に入ってからですね。
パーッと目を通して、
まずは誤字・脱字をチェックします。
スポンサーのお名前などは
まちがえるわけにはいかないので。
─── そうですよね。
小林 諸注意事項の案内ですとか
迷子放送の案内とかもしながら、
チェックをしていく感じですね。
─── そうか、迷子放送。
そういうことも同時に。
小林 そうなんです。
─── わぁ、それはたいへんですねぇ。

10年間、そういうふうに続けていますと、
へんな話ですが、
「やっちゃった!」みたいな、
ミスのようなこともありましたでしょうか?
小林 やらかしてしまったこと‥‥
何かあったかな? どうだったかな?
うーん、
たぶん大失敗はないと思うんですけど、
でも、ああ、あれが‥‥。
─── なんでしょう。
小林 メッセージ花火というのがあるんですね。
─── はい、メッセージ花火。
お祝いの言葉とかを
小林さんが読み上げてくれて
それで花火を打ち上げるんですよね。
あれ、とってもよかったです。
小林 はい。
それで去年、
メッセージを読みながら
本当に泣きそうになってしまって‥‥。
─── ああ‥‥。
小林 お祝いも多いですけど、
亡くなった方への慰霊の花火というのも
少なくはないんですね。
─── はい。
小林 それはたぶん、お子さんに向けての
メッセージだったんです。
私も母親の立場ですので、
読みながら、これはまずいって‥‥。
もしかしたら泣いていたのかもしれないです。
─── そのメッセージは、その台本の中に?
小林 ええ、あります。
─── そうですか。
もし‥‥もしも、小林さんがよろしければ、
それを読んではいただけないでしょうか。
小林 ‥‥わかりました。
では。



─── (拍手)‥‥ありがとうございました。
小林 はい‥‥。
─── ‥‥‥‥‥‥。
小林 ‥‥‥‥‥‥。
─── ‥‥‥‥‥これは‥‥ほんと‥‥
ほんとにまっすぐなメッセージで‥‥‥
‥‥‥‥‥‥ごめんなさい。
小林 ‥‥大丈夫ですよ。
─── 明るい前向きなきもちも込められ‥‥‥‥だめだ。
すみません、すみません。
小林 わかります(笑)、
私も読みながらぐっときてしまって‥‥。

そうだ! あのですね、
メッセージ花火では、こんなこともありました。
私のアナウンスで、
プロポーズをした人がいるんですよ。
─── え‥‥プロポーズですか。
メッセージ花火で?
小林 そう。
「結婚しよう!」みたいな。
─── えー!
それを小林さんが読んだんですか?
小林 はい(笑)。
それはちょっと、恥ずかしかったです。
「好きだー!」って。
─── そんなに情熱的なんですね。
小林 「○○ちゃん、結婚しよう! 幸せになろう!」
みたいな感じで。
─── それで、花火がドーンと。
小林 ドーンと。
─── いいなぁー、最高ですね。
小林 読んでてちょっと恥ずかしいんですけど、
私が照れててもしょうがないので、
もう、思いきって読みました。
─── ちなみにそのプロポーズは、
おいくらでできるんですか?
小林 メッセージ花火は、
たしか5万6000円からですね。
ただ、毎年たくさんの応募があって、
その中からの抽選なんですよ。
─── そうですか、倍率がすごそうですね。
小林 ええ、そうみたいですね。
─── 小林さんに読んでもらえたら、
うれしいだろうなぁ。
小林 ことしはもう募集が締め切りになったので、
よろしかったら来年
応募してみてください(笑)。
─── はい。
伝えたいメッセージがそのときにあったら、
応募するかもしれません(笑)。
小林 ぜひ。

あ、そうだ、ちなみに、
さっきお話しした花火でのプロポーズは、
めでたく受理されたと、うかがっています。
─── OKの返事をもらったんですね。
小林 のようです。
─── いいなぁー、おめでたい。
花火の威力ですね。
それと、小林さんのアナウンスのちから。
小林 いやそんな(笑)、
でも、そういうお話を聞くと、
やっぱりとてもうれしいです。

(つづきます)


2011-07-27-WED