2011年2月08日解体完了、本文入稿。

さて、巻いていかないと。巻いていかないと。
といいつつ、もう4月1日の販売日までに
この復刻記が大団円を迎えないということがわかった。
ちょっと格好が悪い。しかし、しょうがない。
事件は次々とおこり、私の筆は毎度遅々として進まない。

さて、そんな言い訳をしながら、まだ先に進まない。
4月1日のことだ。
4月1日に、「さよならペンギン」ならびに、
マグカップ、Tシャツ、カードを販売することは前に述べた。
そして、さらにニュースだ。
4月1日から、紀伊国屋新宿本店では、
「さよならペンギン」の絵本とマグカップを
先行発売することになった。
それにあわせて、同日の12時ごろから、
店頭に、「ほぼ日」乗組員が立つのである。いわゆる、売り子である。
足を延ばすことが可能ならば、ぜひ。

さて、本題に戻ろう。
今日は、「解体」をした日のことである。
持ち主の高木さんからは、
あらためて解体を快諾していただいてある。
そして、「安全第一、面白第二」をモットーとした我社、
「解体」するところを中継しないでか!

なぜかお昼の12時頃から、
ただただ「さよならペンギン」の表紙を映し続けるという
シュールなUstreame中継を始めた。
途中で、糸井が「取材を公開にしよう!」と提案して、
急遽「糸井重里のはだかの禁煙日記。 」に関する取材を
中継するという乱暴ですてきなことも起きた。

そして、凸版の藤井さんが登場したのは、20時すぎ。
司会は、その直前にUstreamに映りにきた
乗組員の山下が引き受けてくれる。
「面白いことには目がないもので。」
ありがとう、ありがとう。


▲「ほぼ日」中継史上もっともゆるい中継であるといわれた
 この解体ショー中継。
 司会者(左)は3分前にきまるわ、アシスタント(右)はただのせっかちだわ、
 出演者は、真面目な会社の営業マン(真ん中)だわ。
 スタッフのだれもが「大丈夫なのか?」と思っていたはずだ。

冒頭は、まあつまり、この連載の初回から、前回までのことを
「ザ・かいつまんだ話」にして、視聴している方々にご説明。


▲そして、解体する。このときは、藤井さんアローンで。
そして、いよいよ。
解体だ。
解体する、ということはつまり本の作り方を
逆回しにするということで、本の構造がとてもよくわかる。
まずは表紙と表紙にはりついている紙(見返しという)をはがす。
つまり、表紙と本体とをくっつけているのは、
この「見返し」という紙なのである。

そして、ここがあっさりクライマックスである。
つまり、これさえうまく行けば終わったも同然だそうである。
めりめりっとはがしていく。
この手のうごきはつまり‥‥。
前回の、この手をひらひらさせていた動きに
ほかならないのではないだろうか!
手刀、向こう岸に貫通。
これで、表紙と本体が背のところで
くっついているだけなので、背を慎重にはがす。
本体と表紙が分離が完了。
次に、本体から、「見返し」をはがす。
じゃーん。はがれた! 
これが本体と表紙をくっつけていたものの正体である。
見返しという。
リピートアフターミー! み・か・え・し!
あとは、1枚1枚ページをはがしていけば良いのだ
慎重にはがしていくにはいくが、
さきほどのような緊張感は、無い。
最後の1枚を分離して、完了である。
ほっと胸をなでおろしたであろう、藤井さんである。
曰く、
「これで、つまりは本文(本体部分)の
 入稿が完了したということになります!」
入稿、つまり印刷するための原稿を
印刷会社に渡すということが完了したのだ!
レイアウトをどうするかはまずはおいておいて、
とにかく、色味を調整するための入稿完了だ!

「ありがとうございました。」
と、藤井さんはおっしゃるのだが、
「それは、こちらのセリフだ!」といいたくなった。
藤井さん、自分で解体して、自分で入稿して、
自分でそれを持って帰られた。
これを、「ありがとうございました。」といわずして、
我々は何と言おうか。

(つづく。次回、「復刻の定義」についてモメる。)

2011-03-30-WED
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