HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN

木彫りのジャンピング・クマ

なぜ人はクマの姿を木で彫ってしまうのでしょうか。
木材が毛並みを表すのにうってつけだというならば、
ネコとかタヌキとかの木彫りも
もっとあっても良さそうなものなのに。

それにしても堂々としたハンサムなクマです。
顔も体躯もキマっていて、
職人さんの「クマというもののイデア」を
余すことなく現しているのが伝わります。
紐を引っ張ると、予想を上回る唐突さで
四肢がぴょーーんと持ち上がって
びっくりするんですよ。
そして、何回やってもびっくりするんです。
コレクタブルなものらしく
お値段は少々張るのですが、
笑わせたい誰かがいる人、
(これのジャンプを見て笑わなかった人はまだいません)
いかがでしょう?
Age
1890年代
Country
おそらくドイツ
前期 (2020/1/4 - 8)展示・販売