幸いです

(提供者:11rei19)

■他者に何かやってほしいことがあるとき、
 「やれ」と言えば二文字ですむが、
 オトナとしてはそういうわけにもいかないため、
 「やってください」と柔らかく表現し、
 さらには「してください」
 「していただきたい」となり、
 ついには「していただくと幸いです」となる。
 上流の角張った石が、川底を流れるうち
 しだいに丸くなり、下流ではまん丸になるように
 「やれ」は「幸いです」へと変化するのである。

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