帰ってきた!
田島貴男の
オレのニュース(番外篇)
2004年の年末に
怒濤の勢いで5つのニュースを連載した
オリジナル・ラヴの田島貴男さん。
惜しまれつつ最終回を迎えたあの後、
田島さんはどんな日々を送っていたのでしょう。
後日談を伺うつもりでお会いしたら、そこには、
涙が出るくらいあいかわらずな田島番長がいました。
今回は、番外篇の短期集中連載です。

「ほぼ日」特典つきの、コンサートのおしらせも、あるよ!
※「ほぼ日」特典つきチケットは完売しました。

番外編
ニュースの、その後。

番外篇の最終回
ハッピーバースデー、番長。

半日ツアーの行程を終え、
田島貴男番長を乗せた
はとバスは、最終地・銀座に向かっています。

番長、終わりましたね、
5大ニュース番外篇が。
楽しかったですね。



「楽しかったね。
 39歳の、いい思い出になりました」

そう、番長はこの日の前日が
誕生日なのでした。
番長の39歳のスタートにふさわしい、
東京すなわち日本すなわち宇宙すなわち人生をめぐる
いい1日になりましたね。

「うん。くり返すようですが、
 もう30代もおしまいなので、
 受験生の、追い込みの気分になっています。
 自分内受験生。
 ッハハハハ!
 まずオレはいま、ピアノの練習に励んでいます。
 『楽典』まで、カバンに入れて
 持ち歩いています」



「それからこれな」


『トランペットが吹ける本』
参考演奏+カラオケCDつきですね。


「あとは、フランス語の辞書と
 ピアノの楽譜な 」





‥‥いったい、番長のカバンは
四次元ポケットでしょうか。
なにを番長は
そんなに必死になっているのでしょうか。
というか、なんでそんなものをたくさん、
この取材中に持ち歩いていたのでしょうか。
つくづく、田島貴男さんという人の、
すごみが伝わってきます。

「語学は、脳の筋トレっぽいよね」

そして、マラソンもはじめるんですね。

「うん。
 からだができてないと歌えないからね。
 ましてやもう、40歳近いんで、ウワハハハ。
 しっかし、7年前くらいのオレだったら、
 マラソンをやるなんて信じられなかったよ。

 ピアノを弾いていると、
 いままで経験したことのない
 筋肉の組み合わせを使ったりして、
 すごく刺激になるんです。
 トランペットもそうだしさ。
 なんだか、楽器っていいなと
 しみじみ思っちゃうんだよ。
 だから、意味なくペット吹いてんの。
 オレはなんだかだんだん
 からだを動かすのが好きになってきた」



オリジナル・ラヴの音楽も、
からだに通じていくものが
たくさんあるような気がします。

「20歳をすぎたころから
 肉感的な歌を歌いたいと、
 ずっと自分で意識しているんです。
 だから『マラソン』なんていう発想に、
 知らないうちになってきたのかもしれないね」
 
肉感的な歌、とは?

「観念的ではなくて、肉体に通じていく歌というか、
 まあ、そのなかに、
 セクシーな歌も含まれるだろうし。
 十代のころ、
 『自分はそういう歌は歌えないんだな』
 というコンプレックスがあったんです。
 だから、すごく惹かれた。
 いまだに、自分の中にその気持ちはあります。
 できないから、やりたい」

でも、オリジナル・ラヴといえば、
フィジカルなイメージがガツーンときますが。

「それは『接吻』のあとからだよね。
 あの時期でちょっと
 とっかかりができたかな、というくらいなんだよ。
 オレが、岡本太郎さんに共感を得るのも
 いつもいちばん前に実際に立っている、
 あの肉感的なところです。
 観念的な音楽も好きなんだけど、
 でも、もうオレは
 ボーカルをやることを選んじゃったから。
 
 最初は、自分がボーカリストになるなんて
 思っていなかったんだよ。
 どちらかというとギタリストで、脇にいて
 曲をつくっているほうが
 かっこいいかな、なんて思ってた。
 だけど、たまたま人がいなくて歌を歌ってたら
 こんなことになっちゃって、
 気がついたら、自分でつくった曲を自分で歌ってた。
 だから、憧れてるシンガーが
 当時はぜんぜんいなかったわけ。
 二十代になって、
 オリジナル・ラヴをはじめたくらいにようやく、
 『歌って、いいな』と思えるようになった」

なるほど。そうだったんですか。

「ロックってさ、気を抜いちゃうと
 観念的なほうに流れてしまうことがあるんだよ。
 からだありきの歌、ということは、
 オレの頭の中に、いつもあります。
 オリジナル・ラヴで
 ずっと自分に課しているのは、そこです」
 
番長のそういう力は
天性のものだと思っていました。

「ちがうよ、逆、逆!
 できなくてできなくて、
 やっとここまできた、というかんじ。
 少年時代はほんとに、
 パンク/ニューウェーブ・タイプだったので
 そういう音楽しか聴いていなかったし
 そういうボーカルスタイルがいいと思ってた。

 だから、いかにストレートになるか、
 『自分のこの屈折が
  どうやったらなくなっていくんだろう』
 ということがオレにとってのテーマだった。
 へんにひねくれない歌を
 どうやったらつくれんのかな、とね。
 複雑な曲をつくったり
 観念的な歌詞を書いたりするのは
 わりとイージーで、楽なの。
 
 たとえば、汗をかいてヘロヘロになって
 マラソンしたりするの、疲れるじゃん、嫌じゃん?
 そうじゃなくて、机の上でなんでもやりたいでしょ。
 そのほうが楽なの。
 でも、そうするとそんな歌になっちゃうんだよね」

はとバスに乗っていることもすっかり忘れ、
番長のお話を聞いているうちに
バスは解散場所の銀座に到着しました。
お世話になったはとバスと
ガイドさんにご挨拶し、
ここで番外篇の取材もおひらき、なんてことはなくて、
なんだかそのまま途切れることなく
番長は語り続け、
あてもなく銀座ど真ん中界隈を歩きます。
ビデオは回りつづけ、メモは取られつづけ
長身の番長が後ろをふりかえりふりかえり
一生懸命話し、
数寄屋橋スクランブル交差点をそのままの調子で渡る、
まったく妙な一行です。



「オリジナル・ラヴって何をやってるんですか、
 ソウルやってるんですか、
 おしゃれなことやってるんですか、
 って、よく訊かれるんだけど、
 基本的にはそういうところです」

岡本太郎と同じく、カテゴライズは難しいですね。
からだを使い、両足でいちばん前に立ち、甘えず、
逃げない、エンタテイナー。
ミュージシャンでいうと、お好きなのは?

「たくさんいるけど、
 チャック・ベリーは、オレは昔っから好き。
 シンガーソングライターであり、
 ロックンローラーであって、しかも
 いちばん最初にそれをポップにやった人なんです。
 ‥‥あ、あれ、太郎さんのオブジェだ」

ほんとですね。なにかの偶然みたいです。
いっしょに写真、撮っておきましょうか。


39歳ほやほやの番長、岡本太郎オブジェと。

じゃ、ここでお別れというのもなんですし、
番長のお誕生日のお祝いをしましょうか。

「まじ?」

ここは銀座。
そして我々「オレのニュース」乗組員は
番長以外、出で立ちがほぼパンク。
でも、年に一度のお祝いですんで、
びっくりするような高級喫茶店に行ってみましょう。
さ、好きなものをご注文ください。

「わわわわ何にしようかな。
 じゃ、クレープの
 生姜アイス添えってやつにしようかな」

グググ。
半端にうっとうしいものを注文しますね!


「わっ、うまそう」

では、番長、39歳おめでとうございます。

「ありがとうございます!」

じゃ、「HAPPY BIRTHDAY番長」を
みんなで歌いましょう。
せーの、
ハッピーバースデートゥーユー、

「ハーッピバースデー
 トゥミー♪」

 
ハッピーバースデー ディア バンチョー。

「タハハハハ!
 ハッピバースデー、トゥミー!
 いっただっきまーす 」

パチパチパチパチ!
番長の39歳がいい1年でありますように。
あっ! 自分のクレープを食べてください。


こらこら、前の人のケーキを食べないで!


隣の人のケーキも食べないで!

「うおあ。おもしろい味!
 みんな、食べてみる?」


人びとが甘味を分け合う姿はほほえましいですね。

「だめだよ、生姜アイスとクレープを
 セットで食べなくちゃ!」

むむむ‥‥これは番長の
39歳を象徴するような味ですね。

「『謎』ってこと?!」

いや、まあ、
そういうことにしておきましょうか?

「謎かあ!!
 そうか、オッケー。
 甘いものばんざーい!
 39歳ばんざーい! 」
 
さて、みなさん。
ここで、今回の番外篇は、終わりです。
これからの番長のニュースが
いったいどうなるのか、
番長ご本人にも「ほぼ日」にもわかりません。
田島番長へのメッセージや
このページへのご意見をどうぞ
postman@1101.comまでお送りくださいね。

では、またお会いできる日を夢見て。


(オレのニュース 番外篇 おしまい)
special thanks to はとバス


田島番長お気に入りの仲見世のお店で買った
「田島」「たかお」シールを
「オレのニュース」番外篇終了記念として
それぞれ1名様(合計2名様)にさしあげます。
1つにつき3シート入りなのですが、
田島番長が1シートずつ自分のものに
してしまわれましたので、
2シートずつが入っています。
※「田島」「たかお」のどちらのシールがあたるかは
 「ほぼ日」におまかせくださいね。




さっそく番長は超愛用の持ち物に
貼っていらっしゃいました。


ご希望の方は、件名を
「ニュースシールプレゼント」として
postman@1101.comまで
メールにてご応募くださいね。
締め切りは2005年5月25日20:00まで。
当選された方には、「ほぼ日」より
メールでご連絡を差し上げます。
(必ず連絡の取れるメールアドレスからご応募ください)
田島さんへのメッセージや感想などを
お書き添えいただければうれしいです。

シール プレゼント当選者発表
「田島」シール
けい さま
「たかお」シール
tsuma さま

以上のみなさんがご当選されました。
おめでとうございます!


オリジナル・ラヴ コンサート『POP』
「ほぼ日」特典つき限定先行販売のおしらせ。

※「ほぼ日」特典つきチケットは
 完売しました。

 たくさんのお申し込み、
 ありがとうございました。
  一般発売のおしらせはこちらをどうぞ。


7月27日(水)、28日(木)に
東京・渋谷のSHIBUYA-AXで 、
田島貴男番長の、
オリジナル・ラヴのコンサートが行なわれます。

このうち、7月28日(木)
行なわれるコンサートの1階立ち見について、
「ほぼ日」特典つきの
ディスクガレージ先行販売をいたします。
申し込みは先着100枚が対象です。

このページを通じてチケットを
お求めになったみなさんには、
コンサートのチケットと同送で
「ほぼ日」特製の
「田島番長のラッコちゃんメモリアルチケット」
もれなくさしあげます。


このチケットでは、コンサートに入場できません。
ほんもののチケットのほうを、
忘れずに会場に持ってきてくださいね。

※デザインは予告なく変更になる場合があります。

また、オリジナル・ラヴ初心者のみなさまのために
田島番長による、おすすめCDなどを掲載した
「オリジナル・ラヴのやさしい予習メモ」
の記事が読める、
未公開のインターネットのアドレスを
お申し込みいただいた方全員にお知らせします。
(お申し込み時にお書きいただいたメールアドレスに
 URLを書き添えたメールを6月下旬に送信します)
そしてさらに、
「シリアルナンバーつき田島おサル缶バッジ」
を抽選で10名の方にプレゼント!したいのですが、
シリアルナンバー001のバッジを
番長にさしあげてしまったので、
都合9名のみなさまにプレゼント!いたします 。


※当選された方には、
 シリアルナンバー002〜010のうちの
 いずれかひとつが届きます。
 (ナンバー001は、田島番長がお持ちです)
 どんな色で、どの番号があたるかは、おたのしみ。
 当選者の発表は、発送をもってかえさせていただきます。

※20日13:00の時点で申し込みが
 限定枚数の100枚を超えましたので
 番長の了解をとり
 ディスクガレージさんに
 枠を50枚増やしていただきました。
 バッジのプレゼントの当選比率が
 下がってしまいますが、 ごめんなさい。

【ご注意ください】
 GET TICKETサイト内で
 お申し込みの際にお書き込みいただきました個人情報を、
 「ほぼ日」の特典プレゼントを
 お送りするために使用します。
 また、お申し込みの際に登録されましたメールアドレスに
 特典
「オリジナル・ラヴのやさしい予習メモ」の
 URLが書かれたメールを
 GET TICKETから送信します。ご了承ください。


オリジナル・ラヴ 『POP』
追加公演
7月28日(木) 東京 SHIBUYA-AX
18:00 OPEN/19:00 START
1F立ち見 5,250円 / 2F指定 5,250円
※「ほぼ日」先行販売は、1F立ち見のみ
 お取り扱いとなります。


なお、このコンサートの一般発売は
5月28日(土)10:00から開始します。
お取り扱いのプレイガイドは、以下の通りです。
●ローソンチケット 
 TEL:0570-06-3003(Lコード 34907)
●チケットぴあ
 TEL:0570-02-9999(Pコード 199-598)
●イープラス http://eee.eplus.co.jp/
※0570から始まる電話番号は、一部の携帯電話と全社PHSからは
つながりません。ご注意ください。


※「ほぼ日」特典つきチケットは
 完売しました。

 たくさんのお申し込み、
 ありがとうございました。





感想メールはこちらへ! 件名を「オレのニュース」にして、
postman@1101.comまで、
感想をくださいね!
ディア・フレンド このページを
友だちに知らせる。

2005-05-24-TUE
POMPEII
戻る