ほぼ日ニュース

「日本オリンピックミュージアム」
ひと足先に遊んできました。

\オリンピックは好きですかー!/

こんにちは、ほぼ日のひらのです。
東京オリンピック・パラリンピックまで
あと1年を切りましたね。
ほぼ日のオフィスがある外苑前駅のそばに
新国立競技場が完成したこともあって、
「オリンピックがやってくるぞー!」
というムードが高まっています。

地下鉄の駅がきれいになるんだって、とか、
オリンピック期間中に出勤できるのかな、とか、
パラリンピックのチケット申し込んだよ、とか、
ぼくらの暮らしのなかにも
東京オリンピック・パラリンピックの
話題が混ざってくることが多くなりました。

東京オリンピックの開会式3年前に
各会場に行ってみてテキスト中継をしましたが、
もう1年を切っているだなんて、あっという間です。

もうじきぼくらの住んでいる東京に、
世界中からアスリートや
スポーツファンがやってくるという
実感がすこしずつ湧いてきた今日このごろ、
「日本オリンピックミュージアム」なる施設が
今週末9月14日(土)にオープンするそうです。

2020東京大会の組織委員会のみなさんから
「よかったら見学にきませんか?」
と、うれしいお誘いをいただいたので、
報道の人として、ひと足先におじゃましてきました。

日本オリンピックミュージアムは、
ほぼ日のオフィスから歩いて5分、
新国立競技場の目の前にあります。
ほぼ日のスポーツファン
ナガタ トミタ ヒラノの3人が
プロ野球の話をしながら歩いていたら
すぐに到着してしまいました。
ぼくたちにとっては、コンビニ感覚の距離です。

目印になるのは五輪のシンボル。
かぶりものや顔ハメ看板が
ことごとく苦手なナガタは、
「俺は無理だから、撮ってあげるよ」
とカメラマン役を買って出てくれました。
永田さんはたぶん、
平昌大会で配られていたような
オリンピックのサングラス
つけられないと思います。

さっそく館内に入ると
1階は「WELCOME AREA」として
時期によって変わる企画展や
オリンピック・パラリンピックの書籍、
カフェスペースがあります。

このミュージアムがどういう施設かというと、
えっと、資料を読みますね。

ーーーーーーーーーーーーー

スポーツを通じて
友情、連帯、フェアプレーの精神を培い、
相互に理解し合うことにより、
平和でより良い世界の構築に貢献すること、
それがJOCが推進する
「オリンピック・ムーブメント」です。
神宮外苑に誕生する
「日本オリンピックミュージアム」は、その発信拠点。
スポーツを文化や教育と融合させ、
アスリートとともに魅力あふれる活動を展開します。

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という施設です。
短い言葉で言い換えますと、
「オリンピックの魅力を伝える」ミュージアム。

オープン時の企画展で
飾られることになっている、東京大会のメダル。
金メダルと銀メダルは、夏季大会史上最重量です。
ぼくたちにわかなスポーツファンは、
「競泳のマイケル・フェルプスみたいに
メダルを何枚も獲得する選手がいたら、
ずいぶん重くて大変だろうね。
平昌の高木美帆選手、重そうだったもん」
という感想を話しながら見学しました。

聖火ランナーが持つトーチも飾られています。
スパーンと切った断面を見てみると、
桜のかたちをしているんですね。
「東京オリンピックの聖火ランナーは、
誰がアンカーになるんだろうね」
とことあるごとに話していますが、
最終的にはいつも長野大会でアンカーを務めた
伊藤みどりさんの演出の話になります。

ほぼ日でも取材させていただいた
「スポーツピクトグラム」も展示されていました。
デザインをした廣村正彰さんのお話、
まだ記事を読んでいないかた、
おもしろい取材だったのでよかったらどうぞ。
「東京オリンピック・パラリンピックをつくる、
いろんな仕事。vol.5 スポーツピクトグラム編」

じぶんでは写真に映ろうとしない永田さんも、
ここぞとばかりにシャッターを切ります。
2004年のアテネ大会から
「観たぞ、オリンピック!」シリーズ
続けているオリンピックファンとして
ここでしか見られない展示品を、
たくさん写真におさめていました。

階段を上った先にあるのは、
近代オリンピックの父・クーベルタンの像。
ドラマ『いだてん』を毎週たのしみにしている
トミタとのツーショットです。

2階が有料スペースの「EXHIBITION AREA」
(一般500円、シニア400円、高校生以下無料)。
オリンピック・パラリンピックを
「知る、学ぶ、感じる、挑戦する、考える」
をテーマに設計されています。
この展示のために集められた
貴重なものが並んでいるそうです。

壁一面にずらりと並んでいるのは、
過去大会の聖火リレートーチ。
細長く、高さのあるトーチは
1964年東京大会のデザイン。
「アテネ大会のトーチは
発祥の地らしいシンプルさがいい」
「ロンドン大会のトーチはギラギラ。
開会式も規格外なことが多かった」
「冬季大会のほうが色づかいが派手」
という話をしながら眺めていました。

リオデジャネイロオリンピック閉会式で
披露された東京大会のプレゼンテーション。
日の丸を囲んでいた女性たちの着ていた衣装も
間近で見ることができました。
ロボットのように動いていたのですが、
乗り物に乗っていたんですね。

これまで日本で開催された
オリンピック・パラリンピックの
展示スペースでは、
個人が保管していた資料が展示されています。
そこで見つけたのが、
1964年東京オリンピックでの
国立競技場の競技観戦チケット。

こちら、よーく見てください。
番号が「1101(イトイ)」なんですよ。
こんな、こじつけたような情報で喜ぶのが
我々、にわかスポーツファンです。

開会式で着ていた選手団のユニフォームを見て、
「ずいぶん保管状況のいい人がいたんだなー」
と言いながら間近でじっくり見ました。
たしかに、テレビでしか見たことないです。

こちらが、1964年の東京大会で
聖火ランナーが着ていた
ランニングシャツなんですけど、
近くに寄ってみると‥‥。

タグの注意書きが気になりました。
「アイロンは必ずあて布をして下さい」
と書かれているんですけど、
この表記方法、なんかかわいくないですか?

そして、グランドオープンになったら
このスペースがものすごく
人気になるんだろうなと思うのが、
「オリンピックゲームス」のコーナー。
まず重さを体験できる場所として、
砲丸、やり、円盤、ハンマーなど
投てき種目の道具を持ち上げてみます。

そして、壁の前に立って
ジャンプをするコーナー。
3、2、1でジャンプします。

ヒラノジャーーンプ!!!
えいやーーーっ!

跳んだ姿がシルエットになって
画面に映し出されます。
めいっぱい手を伸ばした位置が
2m50cmぐらいでした。

羽生結弦選手、内村航平選手、
レブロンジェームズ選手の
ジャンプと比べられます。
世界一跳ぶ人たちと比べると、
なんて低いジャンプだったんだろう、ぼくは。

この日は報道の人向けに開放されたのですが、
スーツ姿の報道陣も、
ワイワイ遊んでいた姿が印象的でした。

展示のすみずみまで見きれなかったぐらい、
たくさんの展示が充実しています。
グランドオープンしたら、
プライベートでまた来ようかと
誓い合って帰りました。
なにせ、会社から歩いて5分だし。
展示だけでも、ずいぶんはしゃいだし。

「日本オリンピックミュージアム」、
グランドオープンは9月14日(土)です。
アクセス方法や企画展の概要など、
くわしくはオフィシャルサイトをご覧ください。

日本オリンピックミュージアム

開館時間:10:00〜17:00(最終受付16:30)
休館日:月曜日
※月曜が祝日または休日の場合は、翌平日休館。
他に年末年始、展示替 期間など。

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