「カレーの恩返し」で「恩返し」！
東京・南青山の鶏料理店に、
８月いっぱいの「恩返しコース」が登場です。
2018-07-27
こんにちは、
です。
きょうは食いしん坊なニュースです。
あっつい夏にぴったりの、
汗をかく食いしん坊でスパイシーなニュースです。
大丈夫、きょう紹介するものは、
食べてもけっして太らないと思う。
（倍、食べたりしなければね。）
そして、東京限定でごめんなさい、
しかも期間限定のおはなしです。
南青山で、ぼくのふるい友人たちがやっている
「鶏長 天乃じゃく」という鶏料理屋さんがあります。
ここは、ちょっとユニークな料理店で、
スタッフの本業や出身は、みんな、アスリート。
支配人の野々垣武志さんはＰＬ学園出身の野球選手で、
西武ライオンズ、広島カープ、福岡ダイエーホークス、
台湾の真泰太陽など14年をプロとして活躍。
料理長の園田洋平さんは鹿児島実業サッカー部のＦＷで
大学卒業後に飲食業の道にすすんだという経歴の持ち主。
そしてぼくの友人というのはここの経営者で、
「デポルターレクラブ」という
紹介制のパーソナルトレーニングジムを運営しています。
社長の竹下雄真さんは、ぼくが本格的に
ジムに通いはじめたときの、
担当パーソナル・トレーナーでもありました。
下の写真を見てもらえればわかりますが、
みんな「本気（マジ）」のアスリートです。
ここはもともとは大阪・北新地で
25年の歴史があったお店でしたが、
縁あって東京に暖簾分けする形で、
竹下さんがプロデュースしました。
▲左から竹下雄真さん、三浦香織さん、支配人の野々垣武志さん、
管理栄養士の岡清華さん、料理長の園田洋平さん。
全員がアスリート、すばらしくフィットな体型！
ジムが母体なので、栄養バランスのとれた
おいしくてヘルシーな料理を、というのが
「鶏長 天乃じゃく」のコンセプト。
客層にもアスリートがおおぜいいらっしゃるそうです。
ぼくも何度か食べに行きましたが、ちゃーんとおいしくて、
たくさん食べても罪悪感がないのが気に入っておりました。
それで一度、「カレーの恩返し」を
おみやげに持っていったところ、
「鶏長 天乃じゃく」のみなさんがすごく気に入ってくれて、
「これを使ったコースができないかな？」という話に。
そしてなんどか試食をかさねて（そこにも参加しました）、
すっごく、いいのができました。
コース料理のいろいろなところに
「カレーの恩返し」を使った「恩返しコース」が！
‥‥となったとき、もうひとつのニュースが入りました。
それは「鶏長 天乃じゃく」を
この８月いっぱいで解散する、という彼らの決断でした。
でもそれはけっして後ろ向きな話ではなく、
2020年の東京オリンピック開催にむけ、
メンバーがそれぞれの本業に集中するために、
フードビジネスはいったんひと区切り、
ということなのでした。
この「恩返しコース」は、
「カレーの恩返し」を使っているということと、
「鶏長 天乃じゃく」が、長い歴史の幕を閉じるにあたり
お客さまに恩返しの気持ちを伝えたい、ということで、
ダブルミーニングの「恩返しコース」となりました。
ほかのコースよりも価格も低めに設定されています。
名前は「天乃じゃくの恩返し」です。
●試食してきました！
「天乃じゃくの恩返し」、
メニューはこうなっています。
・ジンジャーショット
・恩返しポテトサラダ
・前菜三種（トーレン、アチャール、ホットサラダ）
・炭火焼二色のタンドーリサテ カシューマサラ添え
・天乃じゃく×恩返し鍋
・雑炊 or 梅うどん
・おかえりマンゴー
これで価格は5000円（＋税）です。
このメニューづくりにあたって、
料理長の園田さんとタッグを組んだのが、
管理栄養士でヨガトレーナーの
岡清華（おか・さやか）さん。
高タンパク質で食物繊維もしっかり摂取できる食材に、
「カレーの恩返し」を組み合わせ、
豊富な栄養素が摂取できるコースをつくってくれました。
「夏の消化力の低下からくる
夏バテ防止にもいいんですよ。
『カレーの恩返し』に入っている
さまざまなスパイスは、味をよくするだけでなく、
内臓機能を活発にし、消化吸収を助け、
健康で美味しい食事を更に引き立たせてくれます。
疲労回復や整腸作用も期待できますよ！」
そう、ジンジャーショットとおかえりマンゴー以外は、
ぜんぶに「カレーの恩返し」が使われています。
食べてみてびっくりしたのは、
ぜんぶがちゃーんと違う味、ということ。
単調になっちゃうんじゃない？ というのは杞憂で、
さっすが園田さん、「スパイスを使った割烹料理」が
しっかりできあがっていました。
もとの料理がおいしいから、なおさら引き立つんです。
では順番に解説をいたしましょう！
試食モデルは、カロリーメイツの
です。
●ジンジャーショット
食前ドリンクです。
ちっちゃなグラスで提供されるつめたい飲み物。
消化機能を活性化させるしょうががたっぷり。
▲おおおっ、最初にこのドリンクは、うれしい！ 胃がスッキリします。
●恩返しポテトサラダ
淡路のたまねぎが入ったポテトサラダです。
具材の食感が楽しい
「鶏長 天乃じゃく」でもずっと人気の
ポテトサラダに、カレーの恩返しをふりかけました。
▲どっちかというと淡泊なポテサラに、カレーの恩返しをかけたら、
味がカレーになっちゃう‥‥かと思うでしょう。ならないんです。ほ
んのりとカレーの風味がつくけど、ポテサラの味はしっかり。
じゃがいもを２種類、使っているらしいですよ。
●前菜三種（トーレン、アチャール、ホットサラダ）
アチャールというのは、
インドの、ザワークラフトのような漬物。
紫キャベツを使っています。
トーレンは「炒め物」の意味。
ブロッコリーをココナッツ風味で炒め煮しています。
今回のホットサラダは、オクラとエリンギでした。
いずれも、そもそもスパイスを使う料理ですが、
ここに「カレーの恩返し」がぴったり合いました。
▲左がアチャール、奥がホットサラダ、手前がトーレンです。
▲ん！ んんんんん！ ３つの味、それぞれたのしい！
●炭火焼 二色のタンドーリサテ カシューマサラ添え
もともと「焼き」の得意な園田さん。
ヨーグルトとスパイスで漬け込み、
消化に良い状態でタンパク質補給ができる
タンドーリ風の鶏の炭火焼を、
絶妙な火加減で仕上げてくれます。
鶏肉は、大山鶏のもも肉と胸肉。
串に刺して炭火焼きした淡路のたまねぎと、
カシューナッツにギーと恩返しをまぶした
おつまみ「カシューマサラ」が添えられています。
▲さすがの焼き加減。
脂っこくない部位なので、とてもさっぱりしています。
そして意外な名作が、カシューマサラ。
とまらない〜。持って帰りたい〜。
●天乃じゃく×恩返し鍋
「鶏長 天乃じゃく」で人気の、
酒粕入りの味噌仕立ての鍋です。
大山鶏の、稀少部位であるはらみや、
京都の生麩、いろんな季節の野菜が具材。
１杯目はそのまま、２杯目は
「カレーの恩返し」を好きなだけふりかけてどうぞ。
▲ぐつぐつぐつ‥‥、夏なのに！
▲最初の１杯はそのまま。
▲次に「カレーの恩返し」をかけて‥‥。
▲できた！
▲いっただきまーす！ いやぁ、こりゃすごい。
そもそもの鍋の味がいいんですね。
だから「カレーの恩返し」は余計かも‥‥とちょっと思ったんですが、
そんなことはないのでした。完全にカレー味にならない加減でもいいし、
たっぷり入れてカレーっぽくしても、また、おいしかった！
●雑炊
鍋の残り汁でつくる雑炊です。
ごはんの量はとても少なく（炭水化物は少なめに）、
けれども満足感があるのは、
すりおろした山芋と玉子が入っているから。
ここにも「カレーの恩返し」をかけて
食べるのがおすすめです。
山芋のおかげでとろりとしていて、あつあつのとろろかけごはんのようでもあります。
▲じつは〆には「梅うどん」も選べるんですが、ここは雑炊でしょう！
と、われわれは雑炊をチョイス。大正解。
でも「梅うどん」もおいしいですよ。お好みでどうぞ。
●おかえりマンゴー
ヨーグルトにドライマンゴーをつけ、
ひと晩おいてふっくらさせた具がたっぷり。
お砂糖を使っていないというのにびっくり。
▲デザートはこれ。さすがに「カレーの恩返し」はかけません。
これだけは「かけなくてよかった」と思いました。おいしかった。
‥‥ああおなかいっぱい
（一緒に食べてきました）。
そして、きもちのいい汗が出ます。
さらりとした、運動後のような汗です。
そっか、夏でもあっつあつの鍋、
いいもんなんですねえ。
ということで、ぜひ、みなさん、
食べに行ってくださいね。
コース提供はすでにスタートしており、
終りは2018年８月いっぱいです。
「鶏長 天乃じゃく」は
ランチも営業をしていますが、
このセットメニューはディナー限定。
そんなに大きなお店ではないので、
事前に予約をしてください。
そのさい「恩返しコース希望」を伝えてくださいね。
また、所在地は南青山ですが、
表参道や外苑前からはちょっと歩く「７丁目」です。
六本木通りから日赤病院に向かう
「日赤通り」ぞいにありますよ。
■鶏長 天乃じゃく
東京都港区南青山七丁目 13-13 1F
ディナー 18時〜23時
（フードLO 22時、ドリンクLO 22時半）
日曜、祝日定休
