糸井重里がコピーライターの殿堂入り! 「今日いただいた賞は、 『ふつうの人』というあかしです。」

こんにちは、シノダです。
東京糸井重里事務所は、
このたび「ポーター賞」を受賞しました。
手前みそな話なのですが、
やっぱりうれしいのでご報告しますね。

ポーター賞は、
独自の考え方や仕組みをもって運営し、
成功している事業に贈られる賞です。
一橋大学大学院国際企業戦略研究科(略称ICS)が
主催しています。
2001年に創設され、今年が13回目。
有名な大企業も中小企業もあわせ、
毎年3~4社が受賞しています。

この、栄えあるポーター賞を
糸井事務所が受賞した理由は、
(じつはいろいろな分析とかがあったのですが)
簡単にまとめると、以下のようなものでした。
「『人(=じぶん)は何をうれしいと思うか』を軸に
 自ら価値を創造することに集中している。
 そこからはずれることは、
 仮に事業拡大に結びつきそうに見えても、やらない。
 結果として、収益性が高くなっている」

糸井重里も、
「じぶんたちが大切にしてやってきたことが
 遠くのほうにいるように感じていた
 ビジネスの中枢の人たちに通じた」
と喜んでいました。

授賞式は12月5日水曜日。
お祭り好きの乗組員も何人かついていって、
楽しくお祝いしてきました。

授賞式には、賞の名前の由来である
マイケル・ポーターさんもいらっしゃいました。

ポーターさんは、ハーバード大学の教授で、
現在の経営学の基礎を築いたひとりです。
経営学に興味をもった人なら、まずまちがいなく
ポーターさんの著書や理論にふれるのではないでしょうか。

ホールの外に出ますと、受賞企業の展示があります。
わが糸井事務所は‥‥。

「ほぼ日」のホーム画面をリアルに表現してみました。
壁には、ホームの画面を模したスクリーン。
「今日の新メニュー」が並んでいる部分は、
ひな壇のような段差のある台をつくって、
「ほぼ日」の代表的なコンテンツ、商品を並べました。
「今日のダーリン」が表示される場所には、
「ほぼ日」や糸井事務所を紹介する映像が流れます。

授賞式に来場したお客様に、
「ほぼ日」ってこういうものですよ、と
ひと目でわかるように工夫したディスプレイです。

つくったのはもちろん、山口工務店。
ぐっさんこと山口が率いる、弊社の工作チームです。

この、通常の企業の展示とは
明らかに異なるディスプレイに、
来場されたみなさんも興味津々。
たいへんな人だかりができました。

さて、肝心の授賞式の様子を。
広いホールに、授賞企業の名前が響きます。

「株式会社 東京糸井重里事務所」
うわー、ほんとうに呼ばれた!

ポーターさんから表彰状を受け取ります。

自分たちで言うのもへんですが、
ま、せっかくだから、
他人事みたいに言っておきましょう。
おめでとう!
「ほぼ日」、おめでとう!
「ほぼ日」を楽しんでくださっている
読者のみなさん、
お客さまもいっしょに、おめでとう!

さて、ポーター賞については、
もう少しあとで、しっかりとお伝えしますね。
というのも、私たちも、
この「ポーター賞」を通して
自分たちの会社のこととか、
そもそも会社というのはどういうもので、
いい会社とはどうあるべきなのかということを、
根っこのところからじっくりと
見直すことになったからです。

そちらも、どうぞ、お楽しみに。
ひとまず、ポーター賞授賞のお知らせでした。

 

2012-12-14 FRI