糸井重里の「おらがジャム」 大福にも、入れてみる?

こんにちは、「ほぼ日」の です。

糸井重里レシピの「おらがジャム」は、
8月17日(金)午前11時から
数量限定販売がはじまります。
いままで糸井は個人的に工夫を重ね、
自宅で少しずつジャムをつくっていたのですが、
食べた周囲の人たちから
「とてもおいしい」「次も」と好評でした。
そのレシピをもとに、
長野県のジャムの会社サンクゼールさんに
ご協力いただいて、400びんずつ、
いちごジャムとあんずジャムをつくりました。

ふだんサンクゼールさんの工場では行わない
果実のオーブンドライの工程があったり、
煮る時間や撹拌方法を調整して
実のこり感を出したりと、
「おらがジャム」ができあがるまでは
いろんな道のりがありました。
サンクゼールさんによると、
あんず、いちご共に、くだものの含有量は
ふつうのジャムにくらべてかなり多めなのだそうです。

わたしたち「ほぼ日 ジャムチーム」は
できあがったジャムの試食をしましたが、
たしかにとても濃厚です。
ここで、 の個人的な意見を言います。

まずは、あんず。

「もっとも好きなジャムはあんず」
というだけあって、
糸井重里があんずにかける意気込みはすごいです。

使ったあんずは長野産の信州大実という品種です。
果実じたいがもつ、ゆたかな香りと酸味が
ジャムに封じ込められ、
ドロッとした特徴的なジャムになっていると思います。

おすすめの食べ方はすばり、こちら。

バゲットに、クリームチーズと
あんずジャムを乗っけます。
この食べ方ですと、いちごより、私はだんぜん
あんずが好きです。
クリームチーズにあんずの酸味が加わって
かなり、かなり、いけます。
お酒にも合うと思います。

また、あんずジャムは、
チョコレートケーキに添えてもばっちりでした。
チョコレートに酸味が加わると
あんなに味がひろがるんだなぁ、と思いました。
(そういえば、ザッハトルテには
 あんずジャムがつきものですもんね)

そして、いちご。

いちごって、こんな味だったよなぁ、と思うような
「いちごらしい」味がします。
きちんとあまく、やさしい味なので、
「うん、おいしいジャムだ」
で通りすぎてしまいそうなのですが、
これがなんとも癖になる、濃い味なのです。

いちごジャムはずばり、

アイスクリームに添えるのがおいしかったです。
あますぎるかな? と思ったのですが、そんなことはない。
アイスのやさしさ+いちごのかわいさ、で
もう、だんぜんあんずよりいちごがいい。
あとは、炭酸水にポトリと落として
サイダーにするのも、おいしかったなぁ。

かき氷は、あんず、いちごとも
おいしかったのですが、
私はいちご派です。
(おなじジャムチームのぐっさんは、あんず派でした)

そして、もう、王道といもいえる、
あんず、いちごともに
ぜったいにハズさない食べ方は、もちろんこちら。

こんがり焼いたバタートーストに
たっぷり「おらがジャム」を塗ります。
溶けたバターのしょっぱさと
ジャムのフルーティーなあまさが合わさって
たまりません。
むしゃむしゃ、むしゃむしゃ、
撮影中、おなかいっぱいになるまで食べてしまいました。
もう、上でご紹介した「食べ方」は無視して、
ひとびん全部バタートーストで食べても
なんら後悔なし!
はぁあー、いまも食べたいです。

いちごもあんずも、きっと、
パンケーキに乗せたらおいしいでしょうねぇ。
(パンケーキにバター、ジャム、
 クリームチーズ、あんこ‥‥乗せすぎでしょうか。
 やりたいなぁ)

なぜここで「あんこ」が
とつぜん出てきたかと言えば、それは
糸井からこんなにおいしそうな
組み合わせのアイデアを聞いてしまったからです。

そう、あれは、
ジャムの食べ方について話をしているとき‥‥
糸井はこう言いました。

「あんことジャムっていうのは
 とても相性がいいんだよ。
 あのね、大福を買ってきて、半分に割るでしょ?
 あんこ部分にすきまをつくって、
 いちごでもあんずでもいい、
 そこにジャムを詰めるんだ。そして、パクッ!」

ひゃあああああ。

「あんことジャム、というより、
 まめとくだものが合うんですよ。
 じゃあさ、納豆とジャムはどう思う?
 合うか、合わないか」

えええええええ?

「きっと相性がいいと思うんだ。
 納豆に、ジャムをほんの一滴、
 隠し味に入れてみる」

みなさま、どうでしょう、
今夜の夕ごはんの納豆に、ジャムを一滴。

そのほか、カレーのチャツネにしてもいいな、とか、
肉の料理にも使えるな、とか
いろんな話で糸井と盛り上がり、
ぐぅぅぅーと、おなかがすいてしまった
わたくしでございました。

糸井は、ジャムを煮込むときに
「ジャムを煮る」というより
「くだものを食べる」という意識で
つくるそうです。
そのとおり、いちごとあんずの
果実味を濃厚に感じることができ、
パンに塗ったり氷に添えたりしておいしい
あまみがある(あんずの場合は酸味もある)のが
「おらがジャム」の特徴だと私も思います。

また、明日8月16日には、
糸井の「おらがジャム」レシピも発表されます。
よろしければみなさんもつくってみてくださいね!

2012-08-15 WED