毎年毎年、お騒がせしております!
神田錦町につなひき大会のシーズンがやってきました。
ほぼ日のつなひき部、ヒッパレーズが参加するのは
4回めですが、今年はちょっと話が違います。
昨年3位に終わったヒッパレーズは、
チャンピオンの座を守ってきたこれまでと変わり、
トロフィー奪還を狙います。
原点に帰り、勝負より「楽しいつなひき」を大事にしつつ、
できるだけトロフィー奪還を狙います。
出場チームのみなさんにもがっつりインタビューして、
本番ではチーム同士の熱いドラマをお届けするつもりです!
レポートは、マネージャー松本が不定期更新。
最後まで、どうぞお見逃しなく!

 


〈日時〉
9月26日(金)18:30~
〈場所〉
ちよだプラットフォームスクウェア横の道路
現地での応援、お待ちしています!

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第1回 ヒッパレーズ再出発に向けて

全国のみなさま、お待たせしました!
神田錦町からこんにちは、
ほぼ日のつなひき部「ほぼ日ヒッパレーズ」
マネージャーの松本と申します。
毎年、この「つなひきレポート」を担当しています。

詳しい経緯はこれから書きますが、
ほぼ日が神田錦町のつなひき大会に出るようになって、
はや4年。
4年めといえばそろそろ、よく言えば慣れ、
悪く言えばマンネリ、が出てくるころかもしれません。
しかしみなさん、ほぼ日ヒッパレーズに限って、
「停滞」はありえません。
先に言ってしまいましょう、
今年のつなひきは、
ちょっとかなりおもしろいかもしれないぞ!
と。

そもそもの始まりは、2022年秋。
ほぼ日本社がある神田錦町の「ご縁日」で、
つなひき大会が開催される、というお知らせが
社内を駆け巡りました。
もともとお祭りに参加したくてウズウズしていた
ほぼ日乗組員たちは、
腕をまくり、体力測定をし、メンバーを選抜し、
あれよあれよという間に
つなひきチームを結成しました。
それが「ほぼ日ヒッパレーズ」、
英語表記はHobonichi Hit Paradesです。

ヒッパレーズ1年めの写真(image_2.jpg)★

日本綱引連盟の方にコツを教えていただいたり
屋上で特訓したり、
初心者なりに一所懸命練習した結果、
1年めでみごと優勝することができました!
拍手をお願いします! 拍手をね!

拍手ありがとうございました。
ですがみなさん、ヒッパレーズのストーリーは、
ここで終わらなかったのです。
2023年。
1回めの優勝を祝して、
自分たちで勝手につくったトロフィーを
勝手に死守し、なんと2年めも優勝を果たしました!

★2年めの優勝写真(image_4.jpg)★

すごいっ、2連覇! よくがんばった。
もう一回拍手をお願いいたします!

さて、勢いに乗って突入した3年め、2024年。
ああ、2024年。
ヒッパレーズは、大きな転機を迎えました。
それはメンバーと作戦の変更でした。

1、2年めまでのヒッパレーズは
「男性4人、女性4人」の構成でした。
しかし24年度、我々は、神田錦町つなひき大会の
「1チームの人数は6人まで。
女性は2人で1人とカウントされるので、
最大12人が参加できる」というルールを攻略し、
新たに女性メンバーを増やして
合計人数を多くする作戦に出たのです。

完璧な作戦のはずでした。

オリジナルメンバーも新規メンバーも
懸命に練習を重ね、

★練習風景の写真★

出場チームのみなさまと合同練習をおこない、

★合同練習のときの写真★

もう、やれることはすべてやった。
死角はない。
自信をみなぎらせて迎えた、大会当日。
順調に1回戦、2回戦を突破し、
このままいけば3連覇も夢じゃないと、
伝説誕生の予感に、みなが胸を高鳴らせました。

準決勝。
カードは、ほぼ日ヒッパレーズ対、
株式会社BlueMemeさんのチーム
めめたんの奇妙な冒険」さんでした。

じつは、ヒッパレーズとめめたんさんには
深い縁がありました。
めめたんさんは、
2023年の大会でヒッパレーズに敗退した直後、
「つなひきを教えてください!」
食らいついてきてくれた唯一のチームだったのです
(しかもオフィスはほぼ日の真向かい)。
合同練習にもいちばん最初から来てくださり、
ヒッパレーズの山下監督からの教えを
どんどんものにしていかれました。
ヒッパレーズも、めめたんさんとの練習で
ますます気が引き締まり、強くなり、
まさに切磋琢磨の関係で、
練習期間を駆け抜けてきました。

そんなめめたんさんとの対決。
ついにこの場所で会えましたね
と、熱い握手を交わして、

★山下さんとブルーミームさんの写真(テキ中19:21)★

始まりました。

★試合始まるときの写真(テキ中19:24)★

互いに教え、鍛えたフォームで引き合い、

★試合中の写真(テキ中19:27)★

最後は、

★試合中の写真(テキ中19:28)★

めめたんさんの圧倒的なパワーを前に、
ヒッパレーズは敗れました。
チャンピオンが一番弟子にトロフィーを渡す、
少年マンガに引けを取らないクライマックスでした。

★負けたあとの写真(テキ中19:43 モノクロで)★

‥‥というのが、
これまでのほぼ日つなひき部の歴史です。
つまり、今年、2025年のヒッパレーズは、
チャンピオンとして王座を死守してきたこれまでと違い、
這い上がりの勝負をするのです。
自分たちで言うのもなんですが、
常勝・不敗のつなひき部で知られてきた
ほぼ日ヒッパレーズです。
負けを知ったいまこそ、彼らの底力が
ためされるときです。

そのうえで、山下監督と話し合い、決めました。
今年のヒッパレーズのテーマは、

エンジョイ

にしようと。

監督は言いました。
「今年は原点に立ち返って
『楽しいつなひき』をテーマにしよう。
自分たちの勝ちばかりを狙うのではなく、
参加する人みんなの楽しさにもっと貢献しよう」。
ヒッパレーズが勝ちも負けも経験したからこそ、
出てきたテーマでした。
マネージャーの私は深くうなずきました。

では、「参加する人みんなの楽しさ」のためには、
なにが必要なのか‥‥?

格闘技ファンの山下監督は続けました。
「格闘技の番組でも、試合前に
それぞれの選手のバックストーリーや、
選手どうしの関係性を見せるでしょ。
それがあるから、試合がよりおもしろくなる。
僕たちも、対戦相手のみなさんのことを
もっと知って、伝えて、つなひき大会を
ドラマチックに盛り上げようじゃないの」

そうか、必要なのは「相手を知る」こと!

▲左が山下監督。右が、昨年からのヒッパレーズメンバーであり、裏方としてもつなひき部を支えてくれている木村さんです。真剣に話し合っています。 ▲左が山下監督。右が、昨年からのヒッパレーズメンバーであり、裏方としてもつなひき部を支えてくれている木村さんです。真剣に話し合っています。

実際、1年めの大会では各出場チームのことを
ほとんど知らず、会場も暗かったので、お互いに
「闇を相手につなをひいている」
状況でした(監督談)。
しかし2年め、3年め、
徐々に交流が深まっていくにつれて、
「毎日練習していた、株式会社◯◯さんが決勝に!」
「チーム◯◯さんが、因縁の相手を破った!!」と、
試合にどんどん血が通っていったのです。
昨年のめめたんさんとヒッパレーズの準決勝は、
まさに、お互いをよく知っていたからこそ
ドラマが生まれたといえるでしょう。
となれば、やることは決まりました。
各出場チームにインタビューです。
バックグラウンド、つなひきへの思い入れ、
練習のようす、地元の仲間からの期待、
はたまた経営理念など‥‥がっつりうかがってきます。

おそらく全チームにインタビューするのは難しいのですが、
できるだけがんばります。
というのもですね、これが「今年のつなひき大会が
ちょっとかなりおもしろいかもしれない」
ポイントのひとつなのですが、
今回、出場数が過去最多の34チームで、
会場がふたつになる
んです!

昨年大会に出場したのが25チームですから、
9チームも増えたことになります。
新たなるつなひき挑戦者が、
神田錦町にひしめいているわけです。
会社の近くですれ違う人、
みんなつなひきやってる人に見えてくる。
しれっと書いてしまいましたが、
会場もふたつになるんですよ。
ふたつって言ったらいままでの倍ですよ、倍!
単純に考えて、
いままでの倍盛り上がるということでしょうこれは!

▲ふたりが指でなにかを表現していて、「そのポーズ撮らせてください」とお願いしたのは覚えているのですが、なんのポーズだったか忘れました。「会場がふたつ」の「2」だったのか?  ▲ふたりが指でなにかを表現していて、「そのポーズ撮らせてください」とお願いしたのは覚えているのですが、なんのポーズだったか忘れました。「会場がふたつ」の「2」だったのか? 

もちろん他チームだけでなく、我が陣、
ヒッパレーズのこともしっかりレポートします。
エンジョイをテーマにしつつも、メンバー全員、
トロフィーを取り返す気は満々ですよ。

今年も応援、ご期待、アドバイスなどなど、
どうぞよろしくお願いいたします!
おそらく誰も覚えていないであろう、
昨年、山下監督が考案してくれた掛け声で
第1回を締めましょう。
いきますよーー、はい!

いくぞっ、おー!
引くぞ、おー!
勝つぞ、YES!
ほぼ日ーーー、ヒッパレーズ!!

(次回に続く)

2025-08-29-FRI

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