
こんにちは。
喫茶店とマッチが好きな、ほぼ日の
です。
喫茶店マッチが好き! という気持ち一つで
連載した「喫茶店マッチが好きだから」では、
神保町の喫茶店やマッチ工場など
「喫茶店マッチ」にまつわるあれこれをめぐりました。
その後も、喫茶店めぐりは続けており、
どこかへ出かける時はSNSで近くの喫茶店を検索するのが、
習慣になっています。
いつものように喫茶店を探しているなかで
偶然タイムラインのおすすめに出てきた
1枚のイラストが目に止まり、
わあ! と、トキメキを感じたのが、
画家・塩谷歩波さんの「純喫茶図解」でした。
実際に建物を計測して描かれるだけでなく、
こだわりのインテリアや、テーブルに置かれたコーヒーカップ、
そこに訪れる人びとまで細かに描きこまれた喫茶店の魅力が
ぎゅぎゅっと詰まったイラスト。
みていると、実際に喫茶店で過ごしている時の気持ちを
思い出すような‥‥。
そんなイラストを描かれる塩谷歩波さんの
アトリエへおじゃましたあと、
図解を描くため、一緒に喫茶店へ行ってきました。
トキメキだらけの純喫茶図解の世界。
全5回です。
- 荒地さん
- こちら、おすすめの「スワンゼリー」です。
- 塩谷さん
- わああ!きれい!!
- むかえ
- かわいすぎる‥‥!!!
- 荒地さん
- 喫茶時間にときめきがあるといいなと思って。
「ときめくものってなんだろう?」って考えた時に
「キラキラしてるもの」と思って、
つくったメニューなんです。
- 塩谷さん
- すてき!
- 荒地さん
- サンドウィッチとお飲み物もどうぞ。
- むかえ
- これはもうパーティーですね。
トキメキだらけです‥‥。
- 塩谷さん・むかえ
- いただきます!
- 塩谷さん
- お、おいしい!!!
△かわいい! おいしい! と何度も言いながらいただきました。
- 塩谷さん・むかえ
- ごちそうさまでした!
- 荒地さん
- こんなに喜んでいただけて(笑)。
よかったです。
- むかえ
- 椅子も座り心地が良くて、
このままゆっくりしてしまいそう‥‥。
- 塩谷さん
- ゆっくりしたい気持ちはすごくわかりますが、
再開しますよ!(笑)
- 塩谷さん
- 次は、お店の写真を撮影をしたいと思います。
たくさん撮らせていただくと思うのですが、
良いでしょうか‥‥?
- 荒地さん
- もちろんです。
- 塩谷さん
- ありがとうございます。
じゃ、ここから‥‥。
- パシャ!(シャッター音)
- パシャパシャ!(シャッター音)
- パシャ!パシャ!パシャ!パシャ!(シャッター音)
- むかえ
- は、はやい!!!
- 塩谷さん
- 撮り忘れがないように、
細かいところもすべて撮影していきます。
- パシャ!パシャパシャ!(シャッター音)
- むかえ
- ほんとうにすごい数のシャッターを切っている‥‥。
- むかえ
- では、私も‥‥。
- パシャ!パシャパシャ!パシャ!パシャ!パシャ!
(塩谷さんのあとを追いかけながら連写)
- 塩谷さん
- これで最後の一枚‥‥。
- 塩谷さん
- これで撮影はばっちりです!
最後にお店のことについて
お話を聞かせてもらえないでしょうか。
- 荒地さん
- はい。よろしくお願いします。
- 塩谷さん
- まず、創業は何年でしょうか‥‥?
- 荒地さん
- 1966年です。
- 塩谷さん
- 建物はそれから変わっているんですか?
- 荒地さん
- お店自体はここの1階のままなんですけど、
1976年に一度、
今のこの内装にリフォームしまして。
- 塩谷さん
- あ、オープンして
10年後にリフォームされたんですか?
- 荒地さん
- そうなんです。
本当は水回りだけ工事をするはずが、
「どうせだったら内装もやりませんか」
っていうことでリフォームをしました。
昔は、レザーのベージュ張りで
天井にはシャンデリアが下がっていたそうです。
- むかえ
- ええー! シャンデリアまで!
今の木目調の内装からは
全然想像がつかないですね。
- 塩谷さん
- 荒地さんはいつから店長をされているんですか?
- 荒地さん
- 私はもともとこのお店のお客さんなんです。
- 塩谷さん
- ええ! そうなんですか!
- 荒地さん
- 仕事帰りにここに寄ってたんです。
「お店ずっと続けてね」という話をしたら、
「いや実はもう自分の代で終わるんですよ」
って聞いて。
「それはいけない! 自分にやらせてください」
ってお願いしたんですよ。
「残したい」と思って。
- 塩谷さん
- なるほど。
じゃあ誰よりもこのお店のよさが
わかっていらっしゃる。
荒地さんが、喫茶店を営業される時に
心がけていることはありますか?
- 荒地さん
- うーん。
心がけていることは、黒子になること(笑)。
- 塩谷さん・むかえ
- 黒子。
- 荒地さん
- 止まり木みたいになりたいんです。
みなさんがパタパタと飛んできて、
ここでお休みして、
その間われわれが静かに見ているという(笑)。
- むかえ
- わー、良いですね。
- 塩谷さん
- すてきな表現。
みなさん、ここではどう過ごされているんですか?
- 荒地さん
- 書きものをしている人、本を読んでる人、
静かに窓の外を見ている人、
お話ししている人、さまざまですね。
お人形を持ってくる人も多いです。
- 塩谷さん
- なるほど。
図解には、人も入れて描くので、
いろいろな過ごし方をしている
お客さんを描くといいですね。
- 塩谷さん
- お話をきかせていただき、
図解を描く時の参考になりました。
- 荒地さん
- ああ、よかった。
- むかえ
- 今日は、ほんとうにありがとうございました。
- 塩谷さん
- これからこのメモを持って帰って、
がんばって図解を描きます!
ありがとうございました!
- 荒地さん
- 完成をたのしみにしています。
(図解完成編につづきます)
2026-05-22-FRI
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画家・塩谷歩波さんの
純喫茶図解を中心とした展示
「トキメキの純喫茶図解展」を開催します。これまで描かれた数々の『純喫茶図解』、
そして、塩谷さんの原点ともいえる『銭湯図解』の
原画展示を行います。会場では『純喫茶図解』グッズの
販売もおこないます。東京建築祭開催中の「神田ポートビル」でも
『純喫茶図解』の展示をおこないます。
△神田ポートビルの2階「ほぼ日の學校」©️ゆかい神田ポートビルの2階「ほぼ日の學校」にて
「純喫茶図解」の原画17点の展示をおこないます。
東京建築祭の期間限定で一般公開中の
神田ポートビルは、
元印刷会社をリノベーションした
建物としてのおもしろさもたっぷりの会場。
ぜひ、東京建築祭とあわせて
「トキメキの純喫茶図解展」をおたのしみください。『純喫茶図解』
コンテンツ冒頭の図解「Coffee Shopギャラン」や、
ほぼ日の本社がある神保町の純喫茶「さぼうる」など、
塩谷歩波さんが2年間かけて描いた
18軒の「純喫茶図解」がまとまった
イラストエッセイ集です。お求めはこちらから。


