TOBICHI東京で轟木節子さんセレクトの
POP UPショップ
「夏の小さな装いのたのしみ展
サマー ユートピアン
Summer Utopian」を開催致します。

7月24日(金)~8月11日(火)の期間
POP UPショップには
BIWACOTTON 2026SummerのLOOK BOOKでも
素敵にスタイリングいただいたジュエリーブランド
タマスも並びます。

今回は、タマスデザイナー下森さんに
ブランドを始めるまでのお話しや
ジュエリー制作をされるときの想いなどを
轟木さんと共に伺いました。

TOBICHI東京で実際お手に取っていただけますので
ぜひお近くにいらしたらお越しになってくださいね。

>轟木さんプロフィール

轟木節子(とどろき・せつこ)

熊本生まれ。スタイリスト。
自然で凛とした美しさのあるスタイリングを得意とし、
着心地のよい素材を用いた天然素材の
ものづくりの監修、ディレクションも。
ファッション誌や広告等のスタイリングなど、
幅広く活躍。

>タマスプロフィール

tamas(タマス)

「『形』から静かに響く音を拾うように、
少しずつ採集していくこと」をコンセプトに、
2009年4月に誕生したアクセサリーブランドです。

素材は主に、
デザイナー自らが探し出し、選び抜いた
希少なフランスヴィンテージのスパンコールや
ビーズを用い、一点ずつ細やかな手作業で
制作されています。
素材・生産工程はもちろん、
つけ心地に至るまで細部に心を配って仕上げられています。

  • 日本画と、針仕事と、ビーズという素材
    ほぼ日
    タマスというブランドができた背景って、
    どんなことだったんでしょうか。
    下森
    ブランドの立ち上げそのものには、
    ドラマチックな感じのこともあったんですけど、
    それより前にずっと遡ると、そもそも私の祖母が、
    ニットと和裁の先生をしてたんです。
    ほぼ日
    おばあさまが。


    京都のアトリエからインタビューに答えるデザイナー下森さん

    下森
    近所の人が2、3人入れ替わり家に来るような。
    そういう生徒さんたちに教えてたんですね。
    子どもの頃、私病弱で、学校をよく休んでたんですよ。
    それでおばあちゃんが仕事してる横にいて、
    余り布で洋服作るのを教えてもらったり。
    そういうので針仕事には、馴染みがあったんです。
    それはそれとして、ちっちゃい時から画家になるのが夢で。
    その夢を叶えるべく、京都の美大で日本画を専攻して、
    大学院まで行って、本気で画家になろうと思って。
    轟木
    絵は、どんな感じのものを描かれてたんですか。抽象とか?
    下森
    抽象です。
    もちろん最初に具象の段階は経たんですけど。
    結局、具象書いてたらうまくいかなくて、消して書いて、
    ってしてたら抽象になっちゃって、みたいな感じ。
    ほぼ日
    うんうん。
    下森
    真面目に頑張って、割とうまいこといってたんですけど、
    卒業して1年か2年くらいで、疲れがピークに達したとき、
    作品がね、燃えちゃったんです。
    ほぼ日
    えっ!それは大変。
    下森
    そのころ、和紙にハンダゴテで穴を開けて、
    絵の具を塗って、みたいなことをしてたんです。
    ハンダゴテって熱で金属を溶かす道具で、
    それで紙に穴を開けてたんですけど、
    その作業中に温度が上がっちゃって。
    紙なので、簡単に燃えちゃうんですよね。
    ほぼ日
    ああー。
    下森
    作品が全部燃えて、なくなってしまって、
    そこで糸が切れてしまったというか。
    人生をかけてやるものを見失ってしまって。
    それで、数か月かな、私の感覚としてはそのくらい、
    もう何もできなかったんです。
    20代後半でしたね。
    ほぼ日
    はあー、そうですか。
    下森
    その時に友達が、大学生の時にアクセサリー作ってたよね、
    すごい可愛かったし、あれ売ってみたらって言ってくれて。
    じゃあ売ってみようかなって思ったのがきっかけです。
    それで、友人が主催する合同展に出展したのが最初で、
    そこから今に至る感じで、もう17年。17年目ですね。
    なんというか、ありがたい話です。
    轟木
    お友達のたった一言から。
    たしかにドラマチックですね。
    下森
    まさかこんなふうに今に至れると思ってなかったので、
    たのしみ展とかでタマスのブースを見て、
    スタッフの子が普通に働いてたりすると、
    不思議で、夢のよう、っていう気持ちです。
    ほぼ日
    ジュエリーの作品を作るのと、絵を描くときと、
    気持ちっていうか、思考っていうのは違うものですか。
    下森
    全然違うんです。
    絵を描いてるつもりでアクセサリーは作れるんですけど、
    アクセサリーを作る気持ちで絵は描けないっていうか。
    ほぼ日
    ああ、なるほど。
    下森
    絵は思ったようにいかないんですよね。
    アクセサリーはね、すごく思ったようにいくんです。
    轟木
    パーツがあるからですかね、
    絵はゼロからですものね。
    下森
    それはあると思います。パーツありきでね。
    轟木
    スタイリストも服ありきで。
    デザインをするときはゼロからですが
    ビワコットンっていう素材がパーツのみたいな感じ
    っていうのはあって。
    無限にある生地からつくるのではなくて、
    この素材!っていう制約がある中でつくっている。
    下森
    その通りな感じがします。なんかこう、
    決められたものから選ぶ方ができるっていうか。
    絵画は、何を描くかから自分で決めないといけないんで。

    ほぼ日
    大学のときのアクセサリーというのは?
    下森
    学園祭で、友達3、4人でゲリラ的にね、
    アクセサリーの販売したんですよ。
    私、フランスのヴィンテージのパーツを集めてたんです。
    京都にパーツの専門のお店があって、初めて行った時に、
    こんなに可愛い素敵なものが世の中にあるのかって知って、
    ちっちゃいパックが500円、みたいなのがいっぱいあって、
    それをコツコツ集めてたんですよ。
    でも材料を集めるだけで、それを何かにすることはしてなくて。
    引き出しに入れといて、時々見て可愛いなと思ってるぐらいです。
    見てるだけですよ。
    ほぼ日
    わかります、わかります。
    下森
    材料だけがどんどん溜まっちゃってたんで、
    それをアクセサリーにして売ってみるかってなって。
    そしたらすっごい売れたんです。
    ひとつ何百円とかですよ、もちろん。
    その時は今のタマスみたいじゃなくて、もっと普通の、
    ただパーツに糸を通しただけみたいな、イヤリングとか。
    ほぼ日
    うんうん。
    下森
    でも学生なんで、やったーって飲みに行っておしまい。
    それを2年ぐらいやって、その時だけでしたね。
    趣味でしてたようなものだから、
    生計を立てるほどではないだろうけど、
    もしかしたら仕事になるのかなと思って始めました。
    それがなぜか、今に至っているんですよ。
    めちゃくちゃ運がいいとは思います。
    なんか、人と出会う運がすごいいいんですよね。
    轟木
    そして 唯一無二のものがあったからですよ。
    ほぼ日
    轟木さんもそこに惹かれて。
    轟木
    はい。見ると ときめきます。
    ビーズっていうパーツは使っている方はたくさんいて、
    形もね、穴があいていて糸を通すっていう。
    その中でも、なんだか惹かれる
    独自の魅力があって、作りもとても綺麗。
    裏の革も綺麗なんですよねー。
    ふわっとしてて、まつってある。
    下森
    ありがたいです。
    轟木
    タマスっていうブランド名はどういった由来なんですか。
    下森
    学園祭で販売した時に、ブランド名がいるよね、って。
    その時に考えたのが、すでにタマスだったんですね。
    みんなで案を出し合って、私の「タマス」が採用されて。
    私、カバが好きで、動物のカバです。
    ヒポポタマス。そのタマスを取っただけです。
    ほぼ日
    ああー、その「タマス」。
    下森
    カバって可愛らしい見た目ですけどむちゃくちゃ獰猛で
    ジャングルでカバに勝てる動物はいないってくらい。
    走ってもすごい速いらしいし、泳げるし。
    口の力もすごくて。皮膚も硬くて。
    だから草食動物なのに肉食獣に襲われないっていう。
    見た目とは裏腹にものすごい強い。
    ほぼ日
    へえー。おもしろい。
    下森
    ブランド名って覚えやすい方がいいなと思って。
    タマスって短いし、キャッチーな感じもする。
    で、実はもうひとつ答えを用意してあるんです。
    ヨガの概念をあらわす言葉に「タマス」があって、
    暗いとか鈍いとか怠慢とか、よくない意味。
    一見すごい美しくて可愛らしく見えるけど、
    その裏側にはストーリーがいっぱいあるんだよって、
    そういう意味合いでつけました、って。
    ほぼ日
    それもまた深いですね。
    下森
    ブランドはtamasで、ヒポポタマスはtumasで、
    綴りがちょっと違うんですけどね。
    tamasだと、ロゴが顔文字みたいに見えるんです。
    aが目で、mが鼻で。
    それがずっと気に入ってて、
    この名前にしてよかったなって思ってます。
    これ以上のブランド名が思い浮かばなくて。
    轟木
    かわいい。で、かっこいい。
    下森さんは、アクセサリーって呼んでますか?
    ジュエリーって呼んでますか?
    下森
    いや、それがすごい悩みどころで。
    ジュエリーと呼ぼうっ!って1回言ってたんですけど、
    結局アクセサリーって、言い慣れちゃってて。
    でもジュエリーでありたい。
    ジュエリーって言っていただけるとうれしいと思う。
    轟木
    ジュエリーでいきましょう。

     
    コレクションは、生活の中のできごとをテーマに
    ほぼ日
    下森さんと轟木さん、最初の出会いはいつだったんでしょう。
    轟木
    コンジェペイエさんのショップでセレクトされていた
    のを見たのがはじめてだったような。コンジェペイエさんと
    私で香りのコラボレーションをした時にはそのイメージで
    イヤリングをつくっていただきましたよね。
    いつ頃でしたっけね。
    下森
    青山にまだ店がないときから、
    京都にリースのご連絡はいただいて。
    最初のコレクションの時に、
    取引させていただくことになった気がします。
    2009年とか10年からですね。
    ほぼ日
    16年くらい前。じゃあもうほぼずっとですね。
    轟木
    そうですね。うれしいな長くお付き合いができていて。
    それから青山にお店ができて、
    しかもTOBICHI※の跡っていうね。
    ※TOBICHI(東京)…ほぼ日が運営する実店舗
    ほぼ日
    まさに以前のTOBICHIのところに。
    素敵なお店。
    下森
    そこが今5年めですね。
    轟木
    ほぼ日でのビワコットンの撮影でも、
    もうずいぶん長いこと使わせていただいて。
    下森
    本当にいつもありがとうございます。
    轟木
    こちらこそです。初期のビワコットンは
    Tシャツとかカジュアルなもの多くて。
    そういう時にもタマスさんのジュエリーとビワコットンの服を
    同系色で合わせると一瞬ですてきになって!
    ほぼ日
    今シーズンの撮影で轟木さんがスタイリングされた
    このネックレスもすごく素敵です。
    下森
    ありがとうございます。
    これはジュエリーラインですね。

    轟木
    こちらにも名前がついてるんですか。
    下森
    ついてます。パーティー。
    貴金属のジュエリーのデザインをやりたくて。
    なんか、繊細であってほしいっていうのがあって。
    材料はいつも使ってるビーズとかではなくて、
    いわゆる宝石的なもの、18金をメインにして。
    何を作れるのかなってすごい試行錯誤して。
    ほぼ日
    うんうん。あたらしい感じですね。
    下森
    糸をね、編んでみようと思って。
    やっぱり針仕事が基本、日常に染み付いてるんで。
    このチェーンを生地だと思って、
    刺繍してみようと思ってやってみたのがこれなんです。
    チェーンって輪っかが連なってますよね。
    そのちっちゃい輪に糸を通して。
    結局ヴィンテージのビーズを使っちゃってるんですけど。
    可愛いと思うものがそれだから。
    さらに天然石とかパールとかを
    一緒にチェーンに縫い付けるっていう工程が生まれて。
    これは全然見たことないなと思って。
    こんなめんどくさいこと誰もしないだろうし、
    これはいけそうだってなって生まれました。
    轟木
    手に持った感触が、不思議なんです。
    鎖でもないし糸でもない。
    チェーンっぽさはちょっと弱まってますかね。
    下森
    はい。どっちかっていうと紐なのかなっていう雰囲気で、
    それもでも糸と糸の間から18金があるのはわかる。
    轟木
    チェーンがちょっとキラッとしてますよね。
    本当に繊細で可愛いすぎます。
    ほぼ日
    一見すると本当に紐に見えるのに。
    面白いですよね。
    下森
    気に入ってるんですけど、すっごい大変で、作るの。
    いくつも穴をくぐらせていくんですよ。
    しかもね、途中で糸が切れちゃうとダメなんですよ。
    ほぼ日
    それは気を遣う作業ですねー。
    下森
    すっごい絡まりやすくて、途中で絡まっちゃうとダメで。
    なんか修行みたいなんですよ。
    もうちょっと太くしたら、とも言われたんですけど、
    そこは違うんです。この細さだから、この可愛さが出てる。
    太くはできないです。それはちょっとこだわりが。
    太くても可愛いのかもしれないですけど。
    ちょっと今はこの細いのに魅力を感じてて。
    今回のTOBICHIには出させていただきます。
    ほぼ日
    わー、楽しみです。
    ありがとうございます。

    轟木
    いつもアイテムの名前がとっても可愛らしくて、
    なんか背景を想像してにこにこしてしまう感じなんですけど、
    どうやって名前つけてるんですか。
    下森
    普段のコレクションはテーマを先に決めるんです。
    その時々で興味がある事柄、感じていることを
    日常生活でストックしておいて、
    今回はこのテーマ、みたいなのを最初に決めるんです。
    で、そこから派生したワードを書き出して
    そのワードに向かってアクセサリーを作るんです。
    轟木
    言葉が先にあるんですね。
    下森
    そうなんです。 言葉が先にあるんです。
    テーマとしてはそこに向かって作ってるんですけど、
    でも作っていくと若干ずれてくるんですよね。
    たとえばリンゴをイメージして作っていったけど、
    できてみたらリンゴよりリンゴの酸味の方が強かったね、
    みたいなことがあるので、そこで本当にタイトルを決める。
    轟木
    面白い。素敵ですね。
    下森
    一番このアクセサリーにぴったりきて、
    素敵な響きのワードをタイトルにします。
    日本語だったり、どこの言葉かわからない言葉だったり、
    いろいろですね、結構音楽とか聞いてて、
    その歌詞いいねみたいなので、それをタイトルにしたり。
    人の名前もときどきつけます。
    轟木
    ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの曲とかありましたね。
    日本画にもタイトル、つけてましたか。
    下森
    それも日本画やってきた癖ですかね。
    作品にはタイトルをつけなければっていう。
    生み出したものには絶対タイトルをつけなければいけない。
    無題には無題っていう理由が必要なんです。
    めんどくさい美大卒業生ですけど、そう思っちゃってるんです。
    そのまま、今に至っています。
    轟木
    絵を描いているときも、先に言葉があって、
    それから描き始めることもあったんですか。
    下森
    それができたらよかったんだと思うんですよ。
    大学生の時の先生からよく言われてたのが、
    終着点を見極められる力が
    画家になれるかなれないかの差だって。
    書きたいものが完全に固まってて描き出したら
    出来上がりって決めやすいと思うんですけど、
    それを決めずにずっと描いてたんです。
    見たことのないものが描きたいっていうだけで描いてた。
    それですごい苦悩してたんですよ。
    轟木
    降りてくる系だったんですか。
    芸術家の方で
    天から降りてくるって言う人いますよね。
    下森
    降りてきてたと思います。すごい興奮して作ってた気が。
    絵画作品作ってた時はめちゃくちゃ大きいの作ってて、
    その大きなものをやるのがすごい楽しかったんですよ。
    でもそれも本当はしんどかったんじゃないですかね。
    タマスになってからはめちゃくちゃ楽で、
    今はどこででも、テーブルの上ででも、
    お弁当箱置けるぐらいのスペースがあったら作れる。
    作ったものも、手のひらにのせられる大きさで。
    そうやって作れるのがめちゃくちゃ良くて。
    今は本当に苦悩してなくて、
    気持ちよく暮らせすぎてる感じなんです。
    ほぼ日
    まったく別のことをやってる感じですか。
    下森
    ただ、他のアクセサリーとちょっと違う感じがするよね、
    って言っていただくのは、絵とジュエリーが、
    やっぱり私の中では繋がってるのかな、とは思います。
    ジュエリーを作ってるっていう意識もちょっと少ないのかも。
    轟木
    私は、身につけられるアートピースだと思ってます。
    下森
    うれしいです。
    自分ではそこまで言えないですけど。
    あと材料がね、絶対的に可愛いんで。
    それを私のデザインで、 台無しにするのは、失礼だって。
    パーツをダサくしちゃダメ。
    そこが一番なんじゃないですかね。
    轟木
    リスペクトがあるんですね。

    下森
    材料オタクなんで。材料に対するリスペクトがすごいあって。
    すごく素敵にしてもらった。ありがとうね、って
    材料さんから言ってもらいたいのが一番大きいかも。
    ほぼ日
    本当、愛とリクスペクトなんですよね。
    下森
    それは見てもらう方にも通じるというか、
    お客様にもすごいときめいてもらえているようで、
    よかったなぁと思っている感じです。
     
    絵画とジュエリー、やっぱりつながってる
    ほぼ日
    今度は最新作のコレクションも出していただくんですよね。
    これはどんなテーマなんですか。
    下森
    最新作はバウンダリー。
    バウンダリーって英語で境界線っていう意味なんです。
    このコレクションも個人的な日常のことから。
    私、8歳の娘がいるんですけど、
    小学校のお友達のことを相談されることが多くて。
    それで、人と人って難しいなっていうのをね、
    考えなくちゃいけなくなったんです。
    私だったら気にしないことでも、
    彼女にしたら今初めて、他者との悩みがある。
    一口では言えない複雑なものがあるなっていうことを
    日々考えてた時にできたコレクションなんです。
    轟木
    そうだったんですね。言葉の中に何層もの広がりが!
    そこから作品ができているんですね。
    下森
    そしたら、すごくたくさんできたんですよ。
    できすぎちゃって、減らしたくらいなんです。
    ほぼ日
    わぁ、並ぶのが楽しみです。
    下森
    このコレクションは今回のTOBICHIで、
    どこよりも早く出ると思います。
    ほぼ日
    ありがとうございます。
    轟木
    日本画、描きたくなったりしませんか。
    下森
    去年ミナペルホネンさんとタマスのコラボがありまして。
    その時に「日本画を描いてほしい」って言われて。
    「いや、無理です」って言ったんです。
    だって本当に書いてないし。完全にやめたと思ってたんで。
    そしたらミナのデザイナーの田中景子さんに
    「いや、できる」「絶対大丈夫」ってすごい言われて。
    画材はまだあったんで、なんとか描いて、展示して。
    でもすごい楽しかったです。楽しく描けました。
    また今後なんかやるかなって思いました。
    画家とはもうおこがましくて言えないですけど。
    ほぼ日
    私たちも見たいです。
    下森
    最近友人のギャラリーにね、作品を見に行って、
    やっぱり絵画はいいなって思ったんですね。
    とても素敵だったんです。
    その時、絵、また描けばいいのにって言われたんです。
    いやもう絵はいいよ、って言ってたんですけど、
    でも、まんざらでもなかったんですよね。
    ほぼ日
    やっぱりね、お好きなんですね。
    下森
    そう、そうなんですよ。
    ちっちゃい時から好きだったことではあるので、
    やっぱり絵のね、グラデーションとかが
    アクセサリーにつながってるのとかもあるんで、
    日本画が好きだったことが
    デザインに影響はすごいしてると思います。
    ほぼ日
    うんうんうん。

    下森
    素材が好きで日本画にしたんです。
    受験で、日本画か油絵かどっちってなったとき、
    日本画の画材が好きだった。
    轟木
    画材って、ときめきますよね。鉱石からの色もあったり。
    下森
    グラデーションで色が並んでるのがもうたまらなくて。
    結局そこです。材料好きなんです。
    ほぼ日
    ああ、やっぱり材料が好き。
    下森
    うん、結局一緒でしたね。
    轟木
    好きなものって、つながってますよね。
    楽しいお話、ありがとうございました。

    (おわりです)

     


     

    TOBICHI東京で轟木節子さんセレクトの
    POP UPを開催致します。
    7月24日(金)~8月11日(火)の期間
    ビワコットンほか、多彩なブランドが並びます。
    ぜひお近くにいらしたらお越しになってくださいね。