こういうこと考えるのは自分だけ? 
こんなとき、みんなはどっちを選ぶ? 
日頃、常々気になっていることや、
ひとりで考えても答えが出せないようなこと。
あ、そんな深刻な話じゃなくて、
もっとくだらないことなんですけどね。
そんな質問をインターネットの海に投げ入れ、
そのアンケート結果をリアルタイムに見ながら、
あれやこれやと雑談しようという企画です。
話し手は、ほぼ日の永田と稲崎。
X(旧ツイッター)のスペースを使った、
ほぼ日でいちばん気楽な生配信です。
スマホ片手に、のんびりお付き合いくださいね。

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アンケートと雑談。(2025年02月05日配信回)

こんにちは、ほぼ日の稲崎です。
このページを開いてくださりありがとうございます。
あなたがきっと開くだろうと思い、
ここからずっと念をお送りしておりました。

まず、このページが何か、ですよね? 
ここは「アンケートと雑談。」という
コンテンツの予告ページです。

名は体を表すとはよく言ったもので、
まさにタイトルそのままの内容です。
「部屋とYシャツと私」のように
女心のメタファーなどは含んでいません。
「ジョゼと虎と魚たち」のように
ジョゼにとっての虎と魚たちは
かくかくしかじかである的な
哲学的な内容もまったくございません。
アンケートをとりながら雑談をする。
それ以上でも、それ以下でもありません。
ここまではようござんすね?

もうすこし内容に踏み込みましょう。
「アンケートと雑談。」は、
生配信を聞いてくださる方と
リアルタイムでやりとりをおこないます。
ほぼ日の永田と稲崎が進行役となり、
Xのスペースとアンケート機能を使いながら、
生のコミュニケーションをたのしむコンテンツです。

これまで6回ほど配信してまいりました。
ちょこちょこやっているのですが、
まだまだ知らない方がほとんどだと思います。
というのも、このコンテンツはアーカイブが残りません。
アンケート結果は見られるのですが、
おしゃべり部分は2、3日でスッと消えます。
更新頻度も1ヶ月半に一度という、
習慣になりそうでならないペースなので、
ほぼ日を注意深く見てないと遭遇できないという、
非常にはぐれメタルコンテンツとなっております。

さて、次回配信は2月5日(水)です。
本番でのアンケート内容は
事前にお伝えしていないのですが、
次回についてはここで発表しちゃいます。
なぜなら、やることが決まっているからです。
勘のいい常連さんたちは、
もう気づいているかもしれませんね。

半年ぶりにやります。
第2回「四季トーナメント」冬大会です。

春夏秋冬がゲシュタルト崩壊する
あのクレイジーな遊びが帰ってきました。
懲りずにやります、やらせていただきます。

どういう遊びなのかご説明しましょう。
「四季トーナメント」とは、
ズバリ、一番人気のある季節を
アンケートで決めちゃおうという、
いたって単純明快な企画‥‥と思いきや、
ここからが非常にややこしい!

まず、選択肢は
「春・夏・秋・冬」の4つではありません。
どういうことか? 
ここからちょっと長いですよ。

この遊びのおおもとになったは、
「1年365日を4つの季節にわけるのは、
ちょっと無理がないか」
という素朴な疑問からでした。
季節はグラデーションに変わっていくわけで、
その変わり目が好きだったり、
変化のなかに情緒を感じる人は
けっこうたくさんいると思います。

例えば、春でもなく夏でもなく、
その中間の「梅雨」が好きという人もいるでしょう。
ひと昔前は9月といえば「秋」のイメージでしたが、
いまや「夏の終わり」と考える人のほうが
多いかもしれません。

つまり、季節のグラデーションを無視して、
1年365日を4つの季節にわけるのは、
ちょっと無理がないか、と思ったわけです。
季節を4つに限定するのは
ちょっと人間の都合に合わせすぎてないか、
と思ったわけです。

そこで四季トーナメントをするにあたり、
エントリーする季節を細分化することにしました。
春を例にするとこうなります。

「冬よりの春(冬春)」
「春中の春(春春)」
「夏よりの春(夏春)」

この3つで春だけの予選アンケートをおこない、
一番票数が多かった季節を「春の代表」とします。

同じ方法で他の季節(夏・秋・冬)も選び、
それぞれ4代表で決勝戦をおこない、
そこで一番人気だった季節こそ、
真のチャンピオンとしようじゃないか、と、
われわれは考えたわけです。

ええと、大丈夫でしょうか?
わたくしの説明、大丈夫でしょうか?
眠たくなってきた方は、
そのまま目を閉じておやすみください。

さかのぼること半年前。
2024年8月21日のことです。
アンケートと雑談の配信内で、
はじめての「四季トーナメント」が開催されました。

前例のないアンケートに戸惑いながらも、
予定の配信時間をオーバーするほどの
妙な盛り上がりをみせた四季トーナメント。
全12季節のなかの頂点、
みんなの投票によって一番に選ばれたのは、
「秋よりの冬(秋冬)」でした。

おぉーー、パチパチパチパチ! 
そうかそうか、よかったよかった。
みんなが好きな季節は「秋よりの冬」なんですねー。
というか、秋よりの冬っていつ? 
11月下旬? 12月上旬? 
まあ、いいか、そんなことは。
とにかく、いやぁ、おもしろい試みでした。

みたいなことを言いながら、
その日の配信を締めようとしていたところ、
ぼくの隣にいた男(その名は永田)が、
なんだか釈然としない表情で、
急にこんなことを言い出しよったわけです。

「‥‥あのさ、この四季トーナメント、
別の季節にやったら結果変わんじゃね?」

収録をしたのは、昨年の8月21日。
連日の記録的な猛暑にみんなが辟易しはじめ、
仕事でのミス、うまくいかないダイエット、
お酒の飲み過ぎがやめられないことから、
あの娘がいつも不機嫌な理由まで、
あることないことすべて「太陽のせい」にしていた
常夏の楽園ベイビーよろしくばりの
真夏の日におこなわれた大会だったのです。

ぼくの隣の男(またの名を泰大)の言い分はこうです。

「連日、夜も寝苦しいい熱帯夜がつづく、
暑い暑い真夏に『どの季節がいいか?』と問えば、
そりゃあふつうの人間は、
涼しくなった季節に投票するんじゃね?」

事実、このときのアンケートでは、
あらゆる季節のなかでも
なぜだか妙に「秋」の人気が高かったのです。
男の仮説を信じるなら、
「秋」に人気が集中したのは、
早く涼しくなってほしいという心の叫びが
「秋」に下駄を履かせていた?

その仮説、ものすごくわかるんですけど、
それを言っちゃあおしめぇよ。
そしたらこの結果はノーカウントってこと?

目の前の男(彼はよくキャスケットをかぶる)は、
そんなぼくの動揺を見抜くように、こうつづけます。

「ちゃうで、ちゃうがな。
きょうの結果が意味ないとかやないで。
夏にこの結果が出たっちゅうことは、
真反対の季節でもう一回やって、
それでも『秋冬』が勝つんやったら、
それはもう文句なしの優勝ってことや」

ここまでが、ここまでのストーリーです。
それから約半年が経ち、
あの日の約束のときがやってきたのです。

前回の配信を聞いていない人には、
いったいこの大人たちは
何をそんなに本気でやっているだと
不思議に思うかもしれません。
ぼくも同じことを子どもに聞かれたら、
「それがパパの仕事なんだ」という以外に、
なんて答えられましょうか。

ここまできたらやるっきゃない。
しょうもないからこそ本気でやりたくなる。
あっしら、そういう性分なんす。

ということで、やります、やらせてください。
2月5日(水)20時から、
第2回「四季トーナメント」冬大会を開催します。

ディフェンディングチャンピオンの
「秋冬」が初防衛に成功して殿堂入りを果たすか。
はたまた新チャンピオンが誕生して、
この企画そのものを根本から覆してしまうのか。

時間になったらほぼ日の公式Xから
順次アンケートを投げかけますので、
お時間ある方はどうぞ参加してみてください。
その結果をリアルタイムにチェックしながら、
永田と稲崎がわーわーいいますので、
よかったらスペースもあわせておたのしみください。

配信アーカイブは2、3日残ります。
リアルタイムで聞けないという方は、
通勤通学、家事のおともにどうぞ。
ちょっとしたひまつぶしにはなると思いますよ。

今回の予告ページも長くなりました。
いつもお付き合いありがとうございます。
今年も「アンケートと雑談」はつづきますので、
なにとぞ、なにとぞ、よろしくお願いいたします。

それでは、水曜夜、配信でお会いしましょうー!

2025-02-03-MON

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    宛先:postman@1101.com
    件名:アンケートと雑談
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