「本で元気になろう」を合言葉にした
本と人をつなぐブックフェスが、
群馬県前橋市で10月末に開催されます!

「本はどこに送ればいいの?」
「ボランティアの募集はいつから?」などなど、
すでにたくさんの方々から、
前のめりなご質問をいただいております。

興味をもってくださり、ありがとうございます。

そしてお待たせしていて、すみません。
ようやく発表できるくらいに
決まってきました。
まずは公式サイトとも連携をとりつつ、
ほぼ日でも情報発信をしていこうと思います。

はじめてだらけの本のフェス、
いよいよ本格的に動きはじめましたよー!

前へ目次ページへ次へ

#01 「前橋に送る本」を大募集!

 
前橋ブックフェスは、新しい「本」のおまつり。
「本でみんなが元気になる」をコンセプトに、
みなさんの家に眠っている本を群馬県前橋市に集め、
その「本」の新しい読み手と縁をつなごうという、
これまでにまったく例のないイベントです。
企画そしてエグゼクティブ・プロデューサーを務めるのは
糸井重里。あ、前橋出身です。
そんなわけで、ほぼ日もこの冒険的なイベントを
全力でバックアップしていきます!
さて、本日、2022年9月16日(金)から、
前橋ブックフェスの主役といえる
「本」の受け付けがいよいよスタートしました。
これをお読みのみなさんにも
ぜひご協力いただきたい! のですが‥‥! 
ひとくちに「本」といっても、
どんな「本」を前橋に送ればいいのか、
よくわからないという方も多いはず。
ということで、
全国から「本」の募集をはじめるにあたり、
まずはこのイベントの発案者である
糸井重里に、実際に
「前橋に送る本」をつくってもらいました。
糸井重里はいったいどんな本を、
どういう気持で選んだのか?
本を箱に詰めながら
解説していく動画をつくりました。
全24分と長めですが、
「前橋に送る本」を語る糸井重里が、
なかなかおもしろいのでぜひご覧ください!

糸井重里からひとこと

家で冬眠している本を、だれかの手に渡るようにしよう。
そういう言い方でもわかるとも思うのだが、
実際にこういう「フェス」の例もないので、
みんな、本を選んだり送ったりしたことなどないと思う。
正直言って、ぼくもない。
どういう気持で、どういう本を選ぶのかさえも、
さぁやってみようと本気で思わなければ、わからなかった。

ぼくの考えの基本にあるのは、
本を「眠らせておく」のはもうやめたということだ。
みんなに利用される図書館ならまだしも、
ぼくの本棚にいくら本があっても、ぼく自身に
読まれなきゃしょうがないということだ。
「いい本だから、いつも持っていたい」と
強く思う本があるにしても、それはたくさんはいらない。
だとしたら、読んでよかった本は、だれかに読んでほしい。
いつか読むつもりでその機会がないままの本は、
ぼくでないだれかが読んでくれたら、役に立つだろう。

この先、ぼくはまだまだたくさんの本を買い、読む。
しかし「これは後回しになりそうだ」という本については、
おそらく読まれないままになって「処分」になるだろう。
だとしたら、ぼくが元気なうちにじぶんの手で荷造りして、
読んでくれるだれかのところに届いたほうがうれしい。
中年以降の人だったら、そういう気持ちはわかると思う。
本の「片付けの魔法」は、たぶん本の血の巡りをよくするよ。

糸井重里(9月6日の今日のダーリンより)

 

本の送り方について。

本を前橋に送るためには、
いくつか約束ごとがあります。
みなさんの大切な本が、
きちんと管理、保管されるために
とても大事な約束ごとですので、
送る前にもういちど確認してみてください。

受け付けている本の種類

ハードカバー、文庫本、絵本、
マンガ、辞典、雑誌など。
本の種類、ジャンルは問いません。
大きく破損しているもの、汚れが目立つもの、
公序良俗に反するものなどはご遠慮ください。

本の発送方法

ダンボールは各自ご用意いただき、
梱包から発送までをお願いしております。
ダンボールの推奨サイズは、
タテ36cm×ヨコ36cm×高さ25cm以内です。
数冊だけ送りたいという方は、
小包、ゆうパックなどもご利用いただけます。
(未成年の方は保護者同意の上、ご参加ください)

発送料

「前橋に送る本」の発送料は、
みなさまにご負担をお願いしております。
着払いのものは受け付けができませんので、
ご協力くださいますよう、よろしくお願いいたします。
送付先への直接のお持ち込みはお断りしております。

送り先住所

みなさまの「前橋に送る本」は、
以下の住所までお送りください。
ーーーーーーーーー
〒370-3602
群馬県北群馬郡吉岡町大久保 2143-2 2階
日本通信株式会社 YoshiokaOperationCenter
前橋BOOK FES 事務局 宛
ーーーーーーーーー
送り状の品名には
「前橋に送る本」と書いてください。
送付するご本人さまのメールアドレスも、
あわせてご記載をお願いします。

本の受付期間

2022年9月16日(金)から
2022年10月26日(水)到着分までとします。
※締切が延長になりました。
受付期間後に到着するものは、
着確認ができなくなりますので、
余裕をもって発送いただけますよう、
よろしくお願いいたします。

できたら、メッセージも!

これはルールではないのですが、
ぜひ積極的にやってほしいことがあります。
それは「前橋に送る本」の中に
小さな紙や付箋を挟み込んで、
そこにメッセージを書き込んでほしいのです。
「前橋BOOK FES」は、本と人、
人と人をつなげるブックフェスです。
会場で直接やりとりができない代わりに、
本そのものを介して、
新しい持ち主とのコミュニケーションを
ぜひ取ってほしいと思っております。
どんな人に読んでほしいのか。
どんな想いでその本を送ろうと思ったのか。
メッセージは短くてかまいません。
前橋でその本を手に取る方に向けて、
ぜひ一言添えていただけるとうれしいです!

出展スペースの申し込みは?

ブックフェス当日、
会場に出展スペースを借りて、
直接本のトレードに参加したいという方は、
事前に「出展者登録」が必要になります。
出展者の募集については、
9月中にスタートする予定ですので、
情報が公開されましたら、
あらためて「ほぼ日」でもお知らせいたします。
最新情報は公式サイト、
もしくは公式ツイッターをご覧ください。
はじめてだらけのブックフェス。
みなさんのご参加をお待ちしておりますー!

(つづきます)

2022-09-16-FRI

前へ目次ページへ次へ