さあ、もうすぐ「生活のたのしみ展」!
飯島奈美さんのショップ
「SUPER LIFE MARKET」には、
おなじみの食品やグッズに加え、
新商品がずらりとならびます。
まずはなんといっても、
6年ぶりの新刊『LIFE 12か月』の発売です。
重松清さん書き下ろしの物語を、
飯島さんが料理で表現するという
スペシャルコラボレーションで、
46のレシピを収録しています。
さらに、梅のふりかけ「うめももち」、
飯島さんが選んだおいしいものを
詰め合わせた「めしぶくろ」、
希少な魚「えそ」を使った限定「おだし」を先行販売!
まだまだ、それだけではありません。
LIFEのアパレルまわりからは、
かわいくて機能的な新アイテム「からあげボレロ」と、
人気のエコバッグの新色も登場しますよ。
それぞれについて、詳しくお伝えしていきますね。

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世界のどこにもない料理本をつくりました。
飯島奈美さんの『LIFE』シリーズ、
6年ぶりの新刊です。

2009年、第1巻の発売以来、
シリーズ6巻、通算34万部のロングセラーとなっている
フードスタイリスト・飯島奈美さんの料理本『LIFE』。
その6年ぶりの新刊となる7冊目の書籍を、
2023年6月に刊行します。

タイトルは『LIFE 12か月』。

『LIFE』シリーズのコンセプトは、
「テーマのある食卓」そして
「みんなが大好きな家庭料理」です。
ですからこれまでの『LIFE』のレシピには、
「おとうさんのナポリタン。」や
「ふたりぶんの朝ごはん。」、
「小さなお祝いの日のちらしずし。」
「お夜食グラタン。」など、
料理名ひとつずつに
ちいさなテーマをもたせてきました。

けれども『LIFE 12か月』では、そのテーマを、
もっと、大きな「ストーリー」に。
国民的作家・重松清さんが書き下ろした
12か月の「食卓が登場する物語」をもとに、
飯島奈美さんが、オリジナルの料理・レシピを考えました。
重松さんの物語が「前菜」だとしたら、
飯島さんの料理はこの本の「主菜」です。

重松清さんの12の物語に、
具体的な料理名は登場しません。
それぞれの物語の主人公たちには、
ちょっと悲しいことだったり、
ちょっとうれしいことだったり、
思い通りにならないことだったりと、
いろいろな思いがあります。
そのなかに登場する料理は、
とくべつな「この日」のためだったり、
だいじな「あのひと」のためだったり、
ひさしぶりに会う仲間のためだったり、
自分自身の元気のためだったり、
これからの人生をともに歩むふたりのためだったり。

12の物語に登場する食卓に、
彼らはいったい、どんな料理を並べるのか──。

それに応えるように、
CMやドラマ、映画などの
ストーリーやシチュエーションに合わせて
料理を考え、つくり、提供する仕事である飯島さんが、
重松さんの物語に寄り添う料理、レシピを考えました。
2020年にスタートしたこの本づくり、
コロナ禍のなかですこしずつ制作をつづけ、
完成までに3年の歳月をかけています。
写真は、『LIFE』シリーズでおなじみの
写真家・大江弘之さんです。

子どもはおなかがぺっこぺこのときに、

ごはんをおいしく食べられる。

でも、おとなになると、ちょっと違う。

おとなは「ココロのおなか」が減っているときに、

ごはんの味がひときわ深く染みるのだ。

──重松 清

12か月の物語と、
料理の名前をご紹介します。

1月 定年オヤジ、百獣の王になりきれず?
かす汁うどん

2月 ウチの弟、いいヤツなんだから……
チョコ風味のポークシチュー

きのこバターごはん

モッツァレラチーズとフルーツのサラダ

にんじんラペ

3月 お弁当の交換日記
メンチカツ

梅干し卵焼き

アスパラ胡麻和え

さつまいもの甘煮

にんじんとじゃこの塩炒め

ひじき煮

お花のシュウマイ

赤しそふりかけごはん

赤パプリカ炒め

お花のズッキーニ

ちょうちょの卵焼き

にんじん煮

魚肉ソーセージのお花

4月 シンデレラの自由も、たまには延長戦
貝のココナッツ蒸し

スパニッシュオムレツ

ピクルスっぽいサラダ

スナップえんどうの塩茹で

梅酒ジャスミン

アイスクリームのあんことココナッツミルクがけ

5月 ワンパク兄弟の親孝行
チキンライスグラタン

クレソンときゅうりとセロリのサラダ

6月 雨の日には「元気」の傘を
豚バラ肉の塩茹で

スタミナにらソース

セロリとみょうがの塩昆布あえ

だいこん餅

にんじんしりしり

かじきまぐろのかつ丼

だいこんおろし

梅肉甘酢しょうがしらすのせ

7月 オトナの調理実習
麻姿あんかけ焼そば

揚げパン

白ワインゼリー

8月 雨降ってアジフライ
あじフライ
あさりの卵焼き

れんこんのきんぴら

9月 あの町の大切な郷土料理を、ご存じですか?
フルーツポンチ

10月 ヘコんでしまったイバりんぼのパパのために
お豆腐餃子

なすのヘルシーみそ炒め

きゅうりもみ からしじょうゆとおかかがけ

11月 僕たちの初めての鍋もの
鶏じゃが鍋

白菜とりんごと茹で卵のサラダ

12月 のんちゃんサンタは、バスに乗って
めんたいカルボナーラ

梅にんじん和え(ラペ)

プロフィール

飯島 奈美(いいじま なみ)

東京都生まれ。フードスタイリスト。
フードスタイリングのチーム、
セブンデイズキッチン(7days kitchen)を立ち上げ、
テレビコマーシャルなど、広告を中心に映画、
ドラマなどでフードスタイリングを手がけている。
映画「かもめ食堂」「めがね」「南極料理人」「おらおらでひとりいぐも」
「海街diary」「真実」「すばらしき世界」「ちひろさん」
ドラマ「深夜食堂」「ごちそうさん」
「きょうの猫村さん」「大豆田とわ子と三人の元夫」
「舞妓さんちのまかないさん」などを担当。
著書に『LIFE なんでもない日、おめでとう! のごはん。』
(1、2、3巻/ほぼ日)
『LIFE あつまる。』『LIFE 副菜 おかず、おかわり!』
『LIFE 副菜2 もうひと皿!』(ほぼ日)
『沢村貞子の献立 料理・飯島奈美』(1、2巻/リトルモア)
エッセイ『ご飯の島の美味しい話』(幻冬舎)などがある。
本書では「前菜」(各月のものがたり)を受けて、
「主菜」として、料理の考案とレシピを担当。

プロフィール

重松 清(しげまつ きよし)

岡山県生まれ。小説家。
出版社勤務ののち独立、フリーランスのライターを経て
1991年『ビフォア・ラン』(ベストセラーズ/幻冬舎)で作家デビュー。
1999年『ナイフ』(新潮社)で坪田譲治文学賞、
同年『エイジ』(朝日新聞出版/新潮社)で山本周五郎賞、
2000年『ビタミンF』(新潮社)で直木三十五賞、
2010年『十字架』(講談社)で吉川英治文学賞、
2014年『ゼツメツ少年』(新潮社)で毎日出版文化賞を受賞。
ほかの著作に『世紀末の隣人』『流星ワゴン』
『カシオペアの丘で』『どんまい』(講談社)、
『きよしこ』『きみの友だち』(新潮社)、
『トワイライト』『その日のまえに』『きみ去りしのち』(文藝春秋)、
『疾走』『とんび』『かぞえきれない星の、その次の星』
『木曜日の子ども』(KADOKAWA)、
『めだか、太平洋を往け』(幻冬舎)、
『ひこばえ』(上、下/朝日新聞出版)など多数。
テレビ・ラジオドラマ化、映画化、舞台化された作品も多い。
本書では「前菜」(各月のレシピにつながるものがたり)を執筆。

LIFE
12か月

飯島奈美 重松清 著

大江弘之 写真

2023年6月6日(火)発売

242ページ A5判 上製本 オールカラー

価格 2,640円(税込・配送手数料別)

発行 株式会社ほぼ日

ISBN 978-4-86501-774-8 C0077

 一般発売

一般書店・ネット書店・「ほぼ日ストア」での発売は
2023年6月6日(火)です。
取り扱いの有無は、お近くの書店または
ふだんお使いのネット書店でご確認ください。
「ほぼ日ストア」でお申し込みの方には、
特典のコースターを一緒にお届けします。
また、「ほぼ日ストア」の他の商品との同梱が可能です。
●「ほぼ日ストア」(一般発売)に申し込む

(つづきます)

2023-04-24-MON

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