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身につける 「生地の可能性」。

ふつうの服づくりって、
「つくりたいアイテム」が
先にあることがほとんどなのです。
けれども「kijinokanosei」は逆。
先に「生地づくりの挑戦」があり、
理想の生地ができあがったところから、
「どんなアイテムに展開しようか?」を考えました。
その結果、今回「ほぼ日」で紹介するのは、
これらの6アイテム──、
ジャケット、ポケットスカート、ストール、
フリンジバッグ、クッションカバー、マルチクロスです。


ジャケット

まあるいシルエットが女性らしく、
かわいらしい雰囲気のジャケットです。
全面に芯を貼り、
きれいにかたちが出るようにつくりました。
とはいってもバリバリにはなりすぎないような工夫をし、
この特徴的なシルエットが生まれています。

あわせるアイテム次第で、
きちんとした場所にも、
カジュアルにも着ることができます。
脇にはスマホや小物を入れられる
ポケットがついているのもうれしいところです。

パターンは立体的で、横から見た姿も美しく。
いちばん上を残した比翼ボタン。
ショート丈なので、下はワンピースでも、
ワイドパンツなどでも着こなしが楽しめます。


ポケットスカート

「kijinokanosei」の撮影では、
スタイリスト、ヘアメイク、モデルのみなさんが
口を揃えて「かわいい!」「着てみたい!」と
おっしゃってくださったアイテムが、スカート。
冬のツイードスカートは定番的なアイテムではありますが、
「kijinokanosei」ならではの
ヴィンテージぽくも現代的に見える深みのある生地感が、
独特の雰囲気を演出しています。

シンプルなタートルネックなどの
トップスをあわせるだけで、
ぐっとおしゃれな着こなしに。
コーディネートの主役になれるアイテムです。

タイトスカートのかたちですが、
後ろをゴムにして、いろいろな体型の方に
着ていただけるサイズ感にしています。
じっさい、やわらかく、とても穿きやすい一枚です。

そしてポケットは、生地の端に出るフリンジ、
ベロアのテープをポイントにデザインを仕上げています。

裏地には綿キュプラをつけており、
芯地を貼っていないので、より柔らかさが出ています。
後ろはスリットが入っており、足さばきも問題ありません。


ストール

生地を無駄にしないよう、
「生地幅÷4」のサイズでつくりました。
柄によってばらつきがあるため、
できあがったマフラーにも
微妙な長さの差がうまれています。

マフラーとしては比較的長めですから、
いろんな巻き方をたのしんでくださいね。
マルチクロスとおなじく、
裏表で模様がちがうので、
その日の気分で出す面を替えるたのしさがありますよ。


フリンジバッグ(大)(小)

生地をつくるにあたって、
「裁断くずを出さない」ことをテーマに、
このバッグをつくりました。
大きいほうが、ちょうど生地の半分。
小さいほうが、4分の1のサイズになっています。

大きいほうは、片側の肩にかけても、
斜めがけにしてもよしと、
2WAYで使えるバッグです。
大きめのサイズ感でたくさん入るのに、
バッグ自体が軽いのもうれしい。

小さいほうは、平置きしたときには長方形。
でも手に持つと立体的なひし形のようになる、
かたちの変化がたのしいバッグです。

たたむこともできてかさばらないので、
持ち運びにも便利。
旅行先で使うミニバッグとしても活躍しそうです。
どちらも内側にポケットが1つ、
そしてキーフックがついています。

尾州で織った生地を、
大阪のバッグ工場で縫製しました。
特徴のあるフリンジは、
すべて職人さんが手でほどいています。
裏地には「第一織物」という
化繊系の有名なところの生地を使い、
生活防水レベルの加工を施しています。


クッションカバー

まず生地をつくり、
そこからアイテムを考えた「kijinokanosei」ですが、
洋服だけでなく、インテリアの一部としても
使いたいという気持ちは、
最初から、チームのなかにありました。
それがかたちになったのが、このクッションカバー。
柄ものを生活にじょうずに取り入れる
北欧のライフスタイルを意識して、
ソファやベッドまわりにぽん、と置くだけで
部屋のアクセントになりますし、
どの生地も毛織物ゆえの触り心地のよさがありますから、
とくに寒い時期は手放せない存在になりそうです。

クッションの中身はついていませんので、
別途「42×42」のヌードクッションを、
お好みの中材で、ご用意くださいね。


マルチクロス

ざっくり首に巻いてストールとして。
あるいは肩にかけてポンチョのように。
膝にかければ、ブランケットとしても使える、
「マルチ」な布です。
もともとの生地幅をいかし、
生地を無駄にしないサイズ感でつくりました。

裏表で模様がちがうので、
その日の気分で出す面を替えるおもしろさも。
インテリアクロスとしてソファやベッドにかければ、
部屋の雰囲気がぐっと変わります。
クッションカバーと揃えて使うのもおすすめです。


ITEMS
ジャケット

  • -昼夜-(白)

    60,500円


  • -十五夜-(紺)

    66,000円

ポケットスカート

  • -ひすい-(緑)

    38,500円


  • -昼夜-(濃紺)

    38,500円

ストール

  • -うねり-(黄)

    14,300円


  • -ひすい-(緑)

    15,400円


  • -花格子-(青)

    13,200円


  • -きんとと-(赤)

    14,300円

フリンジバッグ(大)

  • -きんとと-(赤)

    12,100円


  • -昼夜-(濃紺)

    12,100円

フリンジバッグ(小)

  • -きんとと-(赤)

    11,000円

  • -昼夜-(濃紺)
    11,000円
クッションカバー

  • -十五夜-(生成り)

    12,100円


  • -ひすい-(緑)

    12,100円


  • -花格子-(青)

    9,900円


  • -きんとと-(赤)

    11,000円


  • -昼夜-(濃紺)

    11,000円

マルチクロス

  • -うねり-(黄)

    16,500円


  • -十五夜-(生成り)

    18,700円


  • -花格子-(青)

    14,300円


  • -きんとと-(赤)

    16,500円


  • -昼夜-(濃紺)

    16,500円

2022-12-14-WED

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