1912年、世紀の奇書とよばれる1冊の古文書が発見された。
ヴォイニッチ氏が発見したことから、
『ヴォイニッチ手稿』と呼ばれるその本には、
いまだかつて確認されていない言語で、
植物とみられるもののことが詳細に書かれていた。
数多くの研究者が解読に挑むも、あまりの複雑さに難航。
現在に至るまで、解読は成し遂げられていない。

それと時を同じくして、
ホヴォニッチ氏により発見された『ホヴォニッチ手稿』が存在すると、
ギャグ漫画家であり、
ホヴォニッチ手稿研究の第一人者である田中光氏は言う。

2024年、某日。
田中氏から、
ホヴォニッチ手稿解読に成功したという一報が入った。
そこに書かれていたものとは―?

この連載は月に一度、
田中氏から送られてくるマンガ形式のレポートを
田中氏に代わり発表するものである。

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第9回 Fー1カーに似てる植物

【Fー1カーに似てる植物】
Fー1カーと形状がそっくりで
Fー1レーサーがそれを見つけると
つい、乗り込んでしまう。
ピットクルーが見つけると、
つい、ピット作業をしてしまう。

そういったレーサーやピットクルーの心理を
巧みに利用し捕食する、恐ろしい植物である。

我々の世界にもウツボカズラなどの食虫植物があるが、
こちらの世界ではFー1レーサーや
ピットクルーが食べられてしまうのだ。


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(つづきます)

2025-04-30-WED

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    田中光さんとおほしんたろうさんの謎対談が
    「ほぼ日の學校」公式YouTubeで見られます!

    なにが謎って、ふたりとも「隣の宇宙の人」という設定で
    「架空のオリンピック」について語っているんです。
    「え?なにそれ?」って思われたら、ぜひ!