「名前は知っている。
でも作品は読んだことがない。」
そんな作家の代表格のひとりが
ドストエフスキーではないでしょうか?
なんだかむずかしそうだし、
本を開いてみたらみたで、
長くて同じような名前が並んでいる‥‥
だとしたら、いきなり作品を読みはじめるのではなく
まずはドストエフスキーというひとについて、
そして彼が生きた時代について
知ってみるのもいいかもしれない。
最初の一歩、まずはそこからいっしょに踏み出してみませんか?
夏のドストエフスキー大予習会がはじまります!

  • ほぼ日の学校では、たくさんの新講座を企画しています。
    そのなかのひとつが、来年2021年に生誕200年をむかえる
    ロシアの文豪ドストエフスキーについて。
    『カラマーゾフの兄弟』や『罪と罰』といったタイトルは
    きっとたくさんの人が耳にしたことがあるはず。
    でも実際に作品を読んだことのあるひとは
    あまり多くはないのでは。
    読みはじめてみても、
    そこには挫折しそうになるたくさんのハードルが
    次から次にあらわれます。
    だって登場人物の名前を覚えることすら
    すごーくむずかしい。
    だったら、いきなりひとりで読みはじめるのではなく
    まずはドストエフスキーというひとについて
    知ってみたらいいかもしれない。
    作品が生まれる背景にあった激動の時代。
    家族との関係や恋愛のこと。
    作品を読むまえに
    ドストエフスキーというひとりの人間を
    まるごと予習しましょう。

    200年前に生きたドストエフスキーも
    いまのわたしたちの世界と
    地続きのなかで生きていたのです。

    まるかじりの案内役は、
    ドストエフスキー研究者として最前線を走り続ける
    亀山郁夫さん。
    そんな贅沢な導きのもと
    「ドストエフスキーとその時代」と題し、
    3回に分けてドストエフスキーを
    「まるかじり」しちゃいましょう!

    ***************

    【トーク概要】

    2020年7月16日(木)
    第1回:「人間は謎です」――ドストエフスキーとその時代(1)

    世界文学を代表するロシアの作家フョードル・ドストエフスキーの誕生から、作家デビュー、死刑判決、シベリア流刑、中央アジアでの兵役を経てサンクトペテルブルクに帰還するまでの前半生を紹介します。多感な幼少時代に経験した数々のエピソード(ヒステリー、失声症)、理想社会に憧れる「夢想家」と破滅的な日常との断絶ぶり、とりわけ謎とされる父親の死の真相、死刑判決と恩赦の舞台裏、最初の妻マリアとの結婚の真実、癲癇をめぐる証言等、最新の資料を用いて、個々の事実を明らかにしていきたいです。また、今日ではなかなか読まれることのない初期の小説のもつ魅力についても詳しく紹介します。

     

    2020年7月23日(木・祝)
    第2回:「わたしは病的な人間だ」――ドストエフスキーとその時代(2)

    首都への帰還を許されたドストエフスキーは、ただちに作家活動を開始しますが、当時のロシア社会は、クリミア戦争から農奴解放へとつらなる激動の時代にあたり、革命家たちの活動も活発化しつつありました。そうした流れに対し、彼は「大地主義」「地下室」の思想でもって対抗します。私生活面では、妻マリアの死、莫大な借金、若い愛人アポリナーリヤとの逃避行、賭博への熱中など、目を覆うほどの混沌を呈しており‥‥本講義では、若い愛人との性愛の真実、ルーレット熱の実態、新たにはびこりだした宗教セクトの実態、伝記上の隠された事実、さらには彼の哲学に息づくマゾヒズムの意味を明らかにしていきます。

     

    2020年7月30日(木)
    第3回:「神がなければ、すべては許されている」――ドストエフスキーとその時代(3)

    4年間にわたるヨーロッパ遍歴から帰ったドストエフスキーが目にしたのは、ロシア社会の混迷であり、テロリズムの予兆でした。そうした状況を背景に、彼は、ニヒリストたちの堕落を批判する『悪霊』、父と子の対立を和解を描く『未成年』を書き、ついに、最高傑作『カラマーゾフの兄弟』の執筆に立ち向かいます。最晩年にいたって経済的安定を得たものの、持病は悪化の一途をたどります。皇帝権力との関係も深まり、ロシア正教への帰依を深める一方、革命家たちへの共感も捨てきれずにいました。本講義では、1870年代のテロリズムの動向、謎に包まれた死因をめぐって最新資料に基づき明らかにします。

    亀山郁夫(かめやまいくお)さん

    1949年、栃木県宇都宮市生まれ。名古屋外国語大学学長。
    ロシア文学者。
    2002年に「磔のロシア―スターリンと芸
    術家たち」で
    大佛次郎賞、2007年に翻訳「カラマーゾフ
    の兄弟」で
    毎日出版文化賞特別賞、プーシキン賞を受賞。
    2012年には「謎解き『悪霊』」で読売文学賞受賞。
    ドストエフスキーの新訳では、他に「罪と罰」、「悪霊」、
    「白痴」、「賭博者」がある。
    2015年11月に、自身初と
    なる小説「新カラマーゾフの兄弟」を刊行。
    2019年12月より日本芸術院会員。

    【開催概要と入場チケット申し込みについて】


    ※当日券の情報などは「ほぼ日」のツイッターで
    お知らせをする予定です。

    ■開催日時:

    第1回:2020年7月16日(木)

    第2回:2020年7月23日(木/祝)

    第3回:2020年7月30日(木)

    19:30開演(開場19:00/終了予定21:00)

    ■出演:
    亀山郁夫

    ■場所:
    東京都渋谷区宇田川町15-1
    渋谷PARCO8階「ほぼ日曜日」

    ■入場料:
    3,850円(税込)/回

    ■チケット申し込み受付:
    2020年6月26日(金)午前11時受付開始
    (売切れ次第終了)
    販売時間は10分ほど前後する場合がございます。
    あらかじめご了承ください。

    ・チケットは、Peatixにて販売いたします。
    ・ご購入には、Peatixのアカウントが必要となります。
    ・チケットご購入の際、コロナウイルス感染症対策のため
    「アンケート」の欄にて、
    お名前とメールアドレスをおききしています。
    ・各講座お一人様1枚のみご購入いただけます。

    ・連続で受講をご希望の方は、
    各講座のチケットをお買い求めください。
    ・当日の受付に関しましては、Peatixの説明をお読みください。
    ・募集人数が少ない講座ですので、
    確実に来ることができる場合のみご購入ください。
    ・キャンセルは、
    gakkou@1101.comまでメールにてご連絡ください。
    ・当日券を出す場合は、
    ほぼ日のツイッターにてお知らせいたします。

    ■販売席数:
    30席

    ※新型コロナウイルス対策として三密を避けるため、
    席数を制限させていただきます。ご了承ください。
    ※全席自由
    ※チケットの転売はご遠慮ください。
    ※トークの内容を読みものにまとめ、
    「ほぼ日」に後日連載することがあります。

    【当日の入場について】
    当日19:00に開場し受付を開始いたします。
    それ以前の時間にはご入場いただけません。

    【座席について】
    全席自由

    【場内撮影について】
    当日は映像、写真や音声が収録され、
    編集したものがほぼ日刊イトイ新聞WEBサイト、
    TwitterやFacebookなどのSNSで
    公開されることがあります。
    映り込みがNGな方はチケット購入をご遠慮ください。
    許可以外の開演後の撮影ならびに録音は禁止です。

    【公演のお申込みについてのお問い合わせ】
    gakkou@1101.com宛に
    「ドストエフスキー予習会について」という件名で
    お送りください。
    なるべく早くお返事いたしますが、
    お待たせすることもございますこと、
    ご了承ください。


    ※当日券の情報などは「ほぼ日」のツイッターで
    お知らせをする予定です。