昨年暮れに福岡大濠公園能楽堂で
初めての出張授業を行ったほぼ日の学校は、
「春に帰ってきます」とお約束しました。
そのお約束の通り、春の授業は
「令和のふるさと」太宰府天満宮で行います。
今回は、細胞生物学者であり、歌人でもある
永田和宏さんをお招きし
特別講義を行っていただきます。

>永田和宏さんのプロフィール

永田和宏(ながたかずひろ)

歌人。細胞生物学者。ほぼ日の学校「誰でもが歌にときめく 万葉集講座」講師。「朝日歌壇」選者。宮中歌会始詠進歌選者。京都大学名誉教授、京都産業大学総合生命科学部教授。短歌結社「塔」を2015年まで主宰。『歌に私は泣くだらう 妻・河野裕子 闘病の十年』『生命の内と外』『近代秀歌』『現代秀歌』『人生の節目で読んでほしい短歌』『知の体力』など数多くの著書と、『メビウスの地平』『荒神』『後の日々』『永田和宏作品集』など多数の歌集がある。最新刊は『象徴のうた』。

  • ほぼ日の学校 太宰府特別講義
    「万葉から現代までの酒の歌」

     

    講師:永田和宏さん
    2020年3月7日(土)16時開演
    太宰府天満宮社務所 余香殿ホール

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    令和という言葉が採られた「梅花の宴」は、
    天平2(730)年、大宰府(だざいのそち)
    大伴旅人の邸宅で開かれた
    梅の花を題材とした歌会でした。
    天満宮の境内には200種、
    6000本の白梅・紅梅があり、

    いまも日本有数の梅の名所です。
    御神木「飛梅」はすでに開花し、
    梅の見頃は3月中旬までつづくそうです。

    この「梅花の宴」を、
    ほぼ日の学校で紹介してくださったのが、
    今回の講師の永田和宏さんでした。

    歌人で細胞生物学者の永田さんといえば、
    奥様でやはり歌人の河野裕子さんとの間の
    生と死の狭間での歌のやりとりが広く知られます。
    乳癌の再発で死の床にあった河野さんに、
    永田さんはこんな歌をうたいました。

    歌は遺り歌に私は泣くだらう
    いつか来る日のいつかを怖る

    そして、その「いつか」が来る直前に
    河野さんが遺した辞世の歌は、

    手をのべてあなたとあなたに触れたきに
    息が足りないこの世の息が

    詳しくは、永田和宏さんの著書
    『歌に私は泣くだらう 妻・河野裕子 闘病の十年』
    を読んでいただきたいところです。
    授業で永田さんが取り上げるのは「酒の歌」ですが、
    永田さんがなぜ酒の歌に心を寄せられるのか、
    お二人の物語抜きに考えることはできません。

    さて、梅の香り漂うなか、
    永田和宏さんはどんな「酒の歌」を
    紹介してくださるのでしょうか。
    以下、永田さんの言葉で講義の概略をお伝えします。

    「万葉集で酒の歌といって
    まっさきに思い浮かぶのは大伴旅人。
    近代では若山牧水でしょう。この二人を筆頭に、
    和歌、短歌の歴史のなかで、
    酒は繰り返し詠われてきました。
    現代でも、楽しい酒、悲しい酒、貧しい酒、
    おおらかな酒など、数限りない酒の歌が詠われ、
    『歌壇酒徒番付』まであるほどです。
    なぜそんなに酒の歌があるのか、
    できるだけ多くの酒の歌を紹介しながら、
    酒と歌の関係を考えてみたいと思います」

    永田さんご自身は
    「歌壇酒徒番付」でどこに位置するのか?
    そんなお話も聞けるかもしれません。
    「梅花の宴」に因んで行う特別講義への

    ご参加お待ちしています

    ほぼ日の学校 太宰府特別講義
    「万葉から現代までの酒の歌」

    日時:2020年3月7日(土)
    15:30開場、16:00開演 
    (17:30終演予定)

    会場:太宰府天満宮社務所2階
    余香殿ホール

    福岡県太宰府市宰府4丁目7番1号

    講師:永田和宏さん
    (歌人、細胞生物学者)

    チケット:全席自由 2,000円(税込)

    ※ご参加の方みなさまに、会場にて
    ほぼ日の学校オンライン・クラス
    一ヶ月体験クーポンをプレゼントします。

    *チケット販売はe+のサイトに移ります。

    合わせてこちらもお読みください。
    ほぼ日の学校出張授業報告「ほぼ日は動く森だ!」