真っ昼間でも、こ・ん・ば・ん・は。
ああ、ついに、ついにはじまってしまった‥‥。
もう引き返せません。
2025年もほぼ日は、
「ほぼ日の怪談」の募集をはじめます。
「今年、ほぼ日の怪談ってどうなるの?」
そんなメールを、たくさんいただきました。
そうですよね。だってほぼ日にはもう、
「りかさん」はいないのだから。
え? いやいや、「りかさん」ですよ。
ほぼ日の怪談をかれこれ20年以上(!)
担当してきた、あの「りかさん」です。
こわいものが大の苦手で、
そのくせ人を怖がらせることにはゾワゾワして、
毎年なぜか大量の「♡」をおりまぜながら
みなさまを震え上がらせてきた、
あの、「りかさん」です。
そんな「りかさん」が
今年5月に定年退職をされて、
ほぼ日の怪談の担当者が、
わたくし、サノになりました。
この、歴史ある、大切なバトンを渡された瞬間の
サノのきもちを、正直にお伝えします。
「あああっ、本当にイヤかも!」
いや、あの、だって、聞いてください。
小学生だったころのサノは、
夕方、お留守番をしていて怖くなってきたとき、
「いや、なんか幽霊ってみんなから怖がれてますけど、
少なくともこの部屋の幽霊さんは
ぼくになにも悪さをしたことがないのに
勝手に悪者と決めつけられてすごくかわいそうというか、
むしろ仲良くなりたいと思ってるんです、ぼくは」
と、部屋にいるかもしれない幽霊に
本気で媚を売っているような子だったんです。
高校生になるとさすがにもう媚は売りませんでしたが、
真夜中のどが渇いてリビングのドアを開けるときには、
万が一ドアの向こうに幽霊がいた場合に備えて、
(3‥‥2‥‥1‥‥ワ、ワーーーッ!)
と思いきりドアを開いて
必死に先手を打っていたりしたんです。
ダメなんです。怖いのが。
そんな、ずっと心の奥底で
「この世の不思議」に怯えつづけてきたサノが、
選ばれた理由もよくわからないまま、
この場所を引き継ぐことになってしまったのです。
ああ、りかさん、お願い、そばにいて‥‥。
ああーー、もうずっと募集ページを書いていたい。
2万字、3万字と永遠に書き続けていたい。
書き終わらないかぎり、
この夏がはじまることもないんだし。
ああでもダメだ、ずっとこんな真っ暗なページでひとり
終わらない文章を書きつづけるなんて、
それはそれで普通に怖い。
ということで‥‥今年も。
あなたが経験した怪談、
または
経験した人から直接聞いた怪談
のみ、募集しております。
毎年のことながら、このコンテンツ、
みなさまの投稿だけが頼りです。
みなさま、ぜひお気軽に、
ああでもやっぱりくれぐれも、
お・手・柔・ら・か・に、
ご応募くださいませ‥‥。
‥‥ませ♡
(怪談の掲載開始は、
8月上旬を予定しております)
怪・その34
「小さな足」
私が小学生のときの話です。
普段は入らない祖父の部屋は、
畳敷きの五畳ほどの小さな部屋でした。
何となく玄関横のその部屋で、
ごろごろとしていたときのことです。
部屋の入口から見える玄関の板張りや、
窓から見える空を眺めながらぼんやりしていると、
キュッと軽く締めつけるような感覚がして、
体が急に動かなくなりました。
なんだろうと思いながら、
目だけをキョロキョロと動かすと、
水の反射みたく、玄関のほうがキラキラと眩しいのです。
驚きながらも目をこらすと、
半透明な小さな足がパタパタと通っていきました。
怖くはなくて、ただ眩しいなと感じながら、
少しドキドキしたのを覚えています。
体も動かせないのでぼんやりしたまま、
気がつくと寝ていました。
幽霊にしてはキラキラしていたし、
いったい何だったのか、今でも不思議です。
(猫屋)
2025-09-03-WED
-
書籍版「ほぼ日の怪談」
この連載から、2冊の本がうまれました。
ほぼ日の怪談の膨大なアーカイブから、
よりすぐりの怪談を、それぞれ120作以上掲載。カバー画:ヒグチユウコ
Kindle版もあります。
『ほぼ日の怪談』
『ほぼ日の怪談 おかえり』これまでの怪談を読む
投稿や感想はこちらまで。
ひとりでこわいのは嫌なので、
真っ昼間でも、こ・ん・ば・ん・は。
ほぼ日の怪談を担当しております、
サノトモキです。募集をはじめてから2週間、
みなさま、大変、大変お待たせしました。怪談が、なかなか集まらなかった?
いえいえみなさん、
憎いくらいに身の毛のよだつ怪談を、
次々と送ってくださいました。あまりに怖くて、はじめたくなかった?
いえいえ、もう、みなさんの怪談で
自分だけ怖がってるのが悔しくなってきて、
はやくみなさんを怖がらせたい気持ち、
大爆発しておりました。では、何に時間がかかっていたか。
じつは、ほぼ日の怪談の初代担当、
「りかさん」がつくってきたページを再現するのに、
若輩サノ、少々お時間をいただいておりました。「りかさん」、じつはただの「こわがりさん」ではなく、
ディジタルな技術も兼ね備えた編集者。
ほぼ日の怪談のサイトを、
普通のほぼ日の読みものとは少し違う、
独自の仕組みで更新していたのでした。
(なんか、かっこいいですよね)しかーーし!!
なんだかんだで、準備万端。お待たせしました。
ほぼ日の怪談2025、本日よりはじめます。ひとりでこわいのが嫌すぎて、
少しだけにぎやかな気持ちになれそうな
ランキングページも、ただいま準備中です‥‥。
(8月中旬から開放予定)さて、それではみなさま、
暑い暑い夏が続きますが、
(8月中と言わず、9月まで続くかもしれない)
ほぼ日の夏を、今年もよろしくお願いいたします。
まずは、最初の3篇を、
おたのしみください‥‥。真っ昼間でも、こ・ん・ば・ん・は。
ほぼ日の怪談は、時折妙なことが起こります。
今年も、募集をはじめたとき、
「読んでいるとページが途中で止まってしまう」
という報告を、何件かいただきました。本当に心当たりがなくて、
ずっとほぼ日の怪談を担当されてきた
デザイナーの岡村さんに相談したところ、
「やれることをやってみます」
とあれこれ試みてくださって、
やがてそうした報告はなくなりました。なお、もともといち読者として
ほぼ日の怪談を読んでいたときに、
急に文字がおかしくなったりすることが
たびたびあって、ぼくももともとは、
「こ、こわいよ‥‥」と思いつつ、
「いい仕掛け、考えるなあ」と思っていたんです。だから今回、担当者になったとき、
「ぼくもちょっと、仕掛け、考えてみたいです」
と言ってみたんですね。そしたら岡村さん。「えっ?」
って言ったんですよ。
「仕掛けって‥‥なんですか?」って。
真顔で、最後まで、本当になんにも、
はっきり答えてくれなかったんです。ああ、書いてたらまたこわくなってきた〜〜〜‥‥。
ひとりでこわいのは嫌なので、
みなさまもぜひ、本日の3篇、
おたのしみください‥‥。真っ昼間でも、こ・ん・ば・ん・は。
ほぼ日の怪談2025は、
「土」「月」「水」でお届けしています。
怪談をお届けしはじめて、数日。
なんと言えばいいのかわからないのですが、
「不可思議なこと」に
目が行きやすくなっている気がします。これまでは素通りしていたはずの違和感、
光、音、視界の端‥‥‥‥‥‥。毎日毎日、みなさんから届く怪談を
(できるだけ目を細めながら、
なるべく顔をそむけがら)読むうちに、
なんか、自分のなかに、
いままでにはなかった新しいセンサーが
生まれ始めている気がするんです。
‥‥いや、これは、いつか、幼いころの自分が
持っていたセンサーのような気もする。大丈夫でしょうか、この企画。
人ひとり、変わりはじめてますよ‥‥。
ということで、本日も3篇、
おたのしみください。真っ昼間でも、こ・ん・ば・ん・は。
「こわいゼ‥‥ミ」ってなんぞや?
みなさま、ずっと思ってらっしゃったと思います。
なんぞや? と思いながらも、
「こわいゼ‥‥ミ」を
「こわかったゼ‥‥ミ」に
変えつづけてくださったみなさま、
ありがとうございます。このたび、みなさまのこわいゼ‥‥ミが集まる
ほぼ日の怪談2025のランキングページ、
「こわいゼ‥‥ミの森」に
入れるようになったようです‥‥。他のみなさんがどの怪談に震えているのか知りたい方、
また、ひとりでこわいのに耐えかねた方は、
ぜひ、各怪談の下にございますボタンから、
「こわいゼ‥‥ミの森」にお立ち寄りください。ひとりでこわいのに耐えかねた担当者が
ひとりじゃない気持ちになりたくてつくった、
ほぼ日の夏のオアシスでございます‥‥。
それでは、本日も3篇、どうぞ‥‥。真っ昼間でも、こ・ん・ば・ん・は。
月曜日の朝から、本日も怪談をお届けします‥‥。
お盆はいかがだったでしょうか。みなさまが送ってくださる怪談には、
お盆が絡むものも多くあるため、
ぼくは背中を丸め毛を逆立てる猫のように
警戒しながら日々過ごしておりました。雨が降ったり、止んだり、暑い日がつづきますが、
どっちのお天気にも怪談が似合ってしまうのが、
日本の夏の憎いところですよね‥‥。
それでは、本日も3篇、
おたのしみください‥‥。真っ昼間でも、こ・ん・ば・ん・は。
みなさんが送ってくださる怪談をまとめていて、
怖がりながらも、ひとつ気づいたことがあります。怪談の一つひとつが、
ちょっと、愛おしく思えてくる‥‥。なにこれ‥‥
怖くて、近寄りたくなくて、嫌なのに、
なんか、ちょっと、
「いってらっしゃい」みたいな気持ちがある‥‥。自慢の我が子を試合に送り出すみたいな
(娘はまだ2ちゃいなので送りだしたこともない)
(送り出したことはないが当然自慢の子である)、
そんな気持ちで怪談をセットしている自分が、いる‥‥。
なにこれ‥‥やだこれ‥‥///もし怪談を送ることをためらっている方がいらしたら、
ぜひお気軽に、
ただしくれぐれもお手柔らかに、お手元の
「愛怪談(まなかいだん)」をお送りくださいませ。
それでは、本日も3篇、
おたのしみください‥‥。真っ昼間でも、こ・ん・ば・ん・は。
早いことで今年の怪談も、
本日で早20本を超えました。で、そうだ、そうです、そうでした。
みなさんが飛ばしてくださっている、こわいゼ‥‥ミ。
しぃーーっかり集まってきております!
本当にありがとうございます。増えていく、セミの数。
大きくなっていく、セミの声。
サノはもう、心強くて、心強くて、
このページがとても好きですよ。
地味なページですけどね。心のオアシスです。ひとりでこわいのがいやな方、日本のどこかに
(もしかしたら、世界のどこかにも?)、
同じように怖がって
セミを飛ばしている仲間がいることを、
どうぞこのページで感じてみてください。
こわがりなセミたちは、
じわじわ、ゆっくりと姿を表すので、
ぜひ、ごゆっくり。「音声をオン」にしてたのしんでくださっている、
こわがりで、マメで、好奇心旺盛な方は
お気づきかもしれませんが、
セミの声も、最初に比べて少し元気になってきました。最初は、もう、
「カナカナカナカナカナ‥‥」
とひぐらし1匹の鳴き声が真っ暗な森に響き、
心細いにもほどがあったのですが、
いまはもう少し、
夏らしい騒がしさを感じられる‥‥気もする。でも、まだまだ足りません。
これは本当の話なのですが、
怪談を選んで、入稿するとき、
サノはこのページの鳴き声を流して作業しています。
(想像以上に集中できるんですよ、これが)でもまだ、まだまだ、
まだまだまだまだ、怖いです。
もっと大合唱になってほしいです。
本日更新の3篇のなかにも、
読んでいるとき本当にイヤになった(褒め言葉です)
恐ろしい怪談がございます。ということでみなさん、
どうぞ引き続きセミのほど、
よろしくお願いいたします。
それでは、本日も3篇、
おたのしみください‥‥。真っ昼間でも、こ・ん・ば・ん・は。
甲子園、終わりましたねえーー。
ぼくにとって夏の風物詩のひとつが、
甲子園です。若き日には
「プロより未熟な子どもたちの野球を見て、
なにが面白いのだ?」
と思っていたのですが、
いまでは妻の教育によりすっかりその魅力の虜です。20代のころまでは、
「風物詩」というと、なんとなく、
子どものころからそばにあった、
ノスタルジックで、普遍的な出来事や光景を
思い浮かべることばだったのですが、
30代になり、年齢を重ね、季節を重ねるうちに、
「風物詩」ということばを、
「自分に、その季節が好きだと思わせてくれる景色」
を指すことばとして使っていることに気がつきました。
つまり、サノの辞書によると、
「風物詩」は普遍的なものでなく、
自由気ままに、足していけるものである。この、みなさんと一緒にすごす
「ほぼ日の怪談」という場所も、
なんとなくですけど、
ぼくにとってやがて「夏の風物詩」になっていく、
そんな予感がしています。なんか最終回みたいなこと書いちゃった。
ご安心ください、ほぼ日の怪談2025はまだまだ続きます。
ということで、本日も3篇、どうぞ‥‥。真っ昼間でも、こ・ん・ば・ん・は。
2歳の娘が最近、
「◯◯(自分の名前)、おばけさんとともだちだから!」
と言います。夜、暗くなって、
「おそとくらいの、こわいー‥‥」
と言ったあとに、あわてて言ったりします。ほぼ日の怪談の最初のコラムにも書いた、
自分ひとりでお留守番をしているときに
部屋にいるかもしれない幽霊に
「おばけをみんながみんな悪者だって
決めつけるの、ほんとよくないと思う」
と全力で媚びを売っていた、
小学生のころの自分を思い出しました。娘よ、きみはやっぱり、父さんの娘だな。
でも父さんな、それでいいと思うぞ。
友好的にいこうぜ。
なんか、ほぼ日の怪談読んでると、
どうも世の中には、わるくない幽霊さんたち、
けっこういそうだぜ。
でもな、見極めは慎重にいこうぜ。
なんか、ほぼ日の怪談読んでると、
どうも世の中、とんでもない幽霊さんたちも、
けっこういそうだぜ。ということで、
本日も3篇、お届けします‥‥どうぞ。真っ昼間でも、こ・ん・ば・ん・は。
いやあ、つよい。
「よしこ」が、あまりにもつよい。あ、ランキングの話です。
他の怪談は、けっこう順位が
変わったりもしているのですけど、
「よしこ」はもうずっと先頭を走っています。
それも納得。怖いんですよ、「よしこ」。
サノも読んだとき最後の最後で、
「え‥‥違うの‥‥‥‥」
と声を出した記憶があります。ただ、ラインキング外の怪談も
当たり前ですけど名作ぞろいでして、
(サノはもはや、全ての怪談が愛くるしい)
たとえば怪・その21「最短ルート」も
大変大変怖かったです。
もし自分がその道を下ることになったら、
もう成すすべもなく、
そのまま竹林に引きずり込まれていた気がします。ああ、そうだ、
ちょっとまた違う方向性でいくと、
怪・その16「早く帰ってきて」。
この怪談も、なんだか好きなんです。
このお話の幽霊さん、かわくないですか。
もしかしたら、本当にもしかしたら、
まあ、相手の出方次第ですけど、
もしかしたら‥‥‥‥友達になれるかも。みなさんも、もし推し怪談や推し幽霊さんがいたら、
ぜひぜひメールでくださいませ。
べつに何がどうなるわけでもありませんが、
担当者が、我が子を褒められたような
うれしい気持ちになります。ということで、
ついに30話まで来ましたほぼ日の怪談2025、
まだ読んでいない怪談がある方は、
ぜひ週末にたのしんでみてくださいね。
それでは本日も3篇、どうぞ‥‥。真っ昼間でも、こ・ん・ば・ん・は。
9月になっても、暑さにまるで陰りがありません。
陰りがないどころか、むしろますます、
照り照りな毎日でございます。
まったく困っちゃうくらいに元気いっぱいな、
昨今の日本の夏でございます。本日のほぼ日はほぼ日手帳2026の発売で
ワクワク、ドキドキの1日ですが、
ほぼ日の怪談2025はそんななかでも、
これまた困っちゃうくらいに変わることない静けさで、
ヒンヤリ涼しいほぼ日の夏を
お届けしてまいります。うれしくて大盛りあがりの夏、
おそろしくってヒンヤリ涼しい夏。
正反対の夏が同じサイトのなかに入っちゃってるのが、
なんともほぼ日らしいなあ。ということで、
困っちゃうくらいに元気いっぱいな
日本の夏に恨めしい気持ちのみなさん、
‥‥もしかしたら、南半球で絶賛冬のみなさんも?
今日もぜひ、ほぼ日の怪談2025で、
ゆっくり過ごしていってください‥‥。
それでは本日も3篇、どうぞ‥‥。真っ昼間でも、こ・ん・ば・ん・は。
9月になりましたが、
まだお届けしたい怪談がございますので、
あと少しだけ、
ほぼ日の怪談2025を続けたいと思います。そういえば、ほぼ日の怪談2025が終わったら、
「こわいゼ‥‥ミの森」ってどうなるんでしょう。
セミだし、セミだから、夏が終わるのとともに、
みんなパタッ‥‥‥‥といなくなってしまうのかな。
はたまたほぼ日の怪談2026まで、
「「「こここわわわいいいゼゼゼ‥‥」」」
とみんなで終わることのない大合唱を続けるのか‥‥。ま、少なくとも今年の怪談が終わるその日までは
きっとこの森にいてくれるはずなので、
ぼくは引き続きみなさんが送ってくださる
こわいゼ‥‥ミの合唱を流しながら、
残る怪談を、ゾワッとお届けしたいと思います。ということで本日も、
こわいゼ‥‥ミが飛び上がりそうな
3篇を、どうぞ‥‥。真っ昼間でも、こ・ん・ば・ん・は。
さて、土曜日がやってまいりました。
今年最初の更新が8月9日の土曜日でしたが、
本日でちょうど、1か月になりました。ここまで、まったくお手柔らかでない、
夏の暑さをすーーー‥‥っと遠ざける、
たくさんの怪談を掲載してきました。みなさまからお送りいただいた、
飾らない、イヤーなほどすぐそばにありそうな、
恐ろしい怪談がまだございますので、
本日を含めてあと「3回」、
更新を続けさせていただきたいと思います。つまり、
次回9月8日(月)に更新したら、
その次の9月10日(水)が、
「ほぼ日の怪談2025」の最後の!
3篇となります。ありがたいことに、
みなさまから本当にたくさんの
ご応募をいただいているため、
今年掲載しきれなかった怪談もございますが、
もしかすると来年ふっと
掲載させていただくこともあるかもしれませんし、
もしそうでなかったとしても、
担当者のサノはお送りいただいた全ての怪談を、
大いに「ヒヤリ‥‥ブルブル」としながら
たのしませていただいておりますので、
やっぱり改めて、感謝申し上げます。ということで、
本日も、いざ、ゾワゾワと。
3篇、どうぞ‥‥。真っ昼間でも、こ・ん・ば・ん・は。
いよいよ次回、9月10日水曜日が、
ほぼ日の怪談2025、最後の更新となります。はあー、最初はあんなに怖いだけだったのに、
いまではどこか、寂しい気持ちにもなっています。
いや、まあ怪談はいまでも正直ただただ怖くて、
「勘弁してくれ」と思いながら
拝受しているわけですが、
なんといいますか、みなさんと盛り上がれることが
とてもたのしくて、それが終わってしまうのが、
少し寂しい気持ちです。あっ! とはいえ!
不可思議な話って、
夏だけに起きるものではないと思うんです。
実際、この「ほぼ日の怪談」宛のメールは、
もちろん夏に比べて数こそ落ち着くものの、
案外、年中、届きます。つまり、ほぼ日の怪談は、
年中募集をしております。今年掲載させていただいた怪談も、
早いものですと、
「ほぼ日の怪談2024」が終わって、
その夏のうちに届いたものも、
掲載をしております。ですのでみなさま。
春、夏、秋、冬、
朝、昼、夜、夢。
いついかなるときでも、
どんなときに体験された怪談でも、
「ほぼ日の怪談」はずっとみなさんの怪談を、
この場所でお待ちしております‥‥♡ということで、
本日も3篇、どうぞ‥‥。真っ昼間でも、こ・ん・ば・ん・は。
ほぼ日の怪談2025、最後の更新日になりました。
みなさま、今年のほぼ日の夏はいかがでしたか?担当がりかさんから変わり、
募集ページが読み込めなくなる
不可思議なエラーが起きたり
(これは本当に謎でございました)、
同じ怪談が二度掲載される日があったり
(これは本当にサノの落ち度でございました)、
いろいろドタバタと至らぬ点もありましたが、
サノは担当として、本当にたのしい夏になりました。
これはひとえに、明確に、そして完全に、
みなさまのおかげでした。みなさまが送ってくださる、
飾らないからこそ恐ろしい怪談。
「ここ間違ってない!? 大丈夫!?」
というご心配のメールに、
「大変でしょうけど、がんばって!」
というにぎやかな応援メール。
「新しいほぼ日の怪談も、とてもたのしんでます!」
そうわざわざことばにして送ってくださるみなさまの、
本当にあたたかく、愛情深いメールの一つひとつを、
みなさんとのつながりを感じながら、
大変うれしく読んでおりました。ということで。
今年、最後の3篇は、
「つながり」というテーマでもって、
怪談を選んでみました。怪・その43では、
思わず信じてみたくなるような、
不思議でやさしいつながりを。
そして怪・その44、怪・その45では、
まさかの、「過去の怪談」からのつながりを‥‥。「ほぼ日の怪談2025」でうまれたつながりが、
また来年に、願わくば再来年に‥‥
欲張ってさらにその先の先まで、
つながっていくことを願いつつ!最後の3篇をお届けします。
今年もたくさんのご応募にあたたかいご愛読、
ありがとうございました!
担当はサノトモキでした。それでは、今年の最後の怪談を、どうぞ‥‥。

