
- 終戦時に学生だった父は千葉寄りの東京在住で、
疎開もしていなかったとのことです。
ずっと飛行機マニアで、
本当は航空技術者になりたかったようです。 - その父が、もっとも好きな飛行機は、なんとB-29。
日本の高射砲、迎撃機を寄せ付けず
東京を空襲していくのをその目で見て、
妖しい美しさと技術力の差に憧れたのかもしれません。
父は米国出調の際に、
博物館のB-29の前で写真を撮ってきたのですが、
ニコニコしてピースサインをして写っていました。
そして、それを見た母が激怒したのです。 - 両親とは戦争の話はほとんどできず
二人とも亡くなりましたが、
このときのやりとりは深く焼き付いています。
父の影響で飛行機マニアのわたしも、
B-29を見ると、とても複雑な思いになります。 - (Tack)
2025-10-01-WED

