MONOPOLY
天使と悪魔が徹夜する!
「日本モノポリー協会」のページ
◆協会とかいうとお役所っぽいですが、
独自にホームページを作ってメンテナンスできるほどの
大きな団体ではないわけです。
芥川・直木賞の事務局が
文藝春秋社のビルに間借りしているように、
というとちょっと違うんですが、
「日本モノポリー協会」のホームページも、
「ほぼ日刊イトイ新聞」に間借りすることになりました。

<日本モノポリー協会会長 糸井重里>

◆このたび、「日本モノポリー協会」の妖精を、
いや、要請を受けまして、
「ほぼ日」に、「日本モノポリー協会」のページを
掲載することになりました。
おもしろいゲームだし、協会の皆さんも張り切っているし、
全国のモノポリーファンにはとても便利だし、
いいことばかりだと思うので、快諾しました。

<ほぼ日刊イトイ新聞だーりん 糸井重里>


2008年度モノポリー日本選手権
全国大会結果報告(その1)



こんにちは。
国内モノポリー界最大級のイベント、
モノポリー日本一決定戦である
「モノポリー日本選手権全国大会」は
7月18、19日に大阪・関西国際空港にて開催されます。
東京を離れて開催するのは初めてのこととなります。
一般の方も多くのイベントが見学できますので、
(イベントの予定はここで参照できます!)
特に近畿地方の方、この機会にぜひ
日本一を目指す戦いを一度みてくださいね。

さて昨年の日本一決定戦
「2008年度モノポリー日本選手権全国大会」
の様子を報告したいと思います。
このイベント終了後すぐに、
日本モノポリー協会プロデュースの
大阪版モノポリーが発売され、
さらにその後は様々なイベントが続き、
皆さんへのご報告が遅くなりましたことを
お詫び申し上げます。

2008年度モノポリー日本選手権全国大会は
去る2008年11月15日、16日に
東京・中野サンプラザで開催されました。
今年の大会で使用されたボードは、
全世界で発売開始直後の「ワールドエディション版」です。
このボードについての詳細は、
既にこのページでも再三にわたり皆さんにお願いし、
そしてご協力をいただきましたとおりです。
世界同時「投票」により、
ボード上の主要な土地を配置しようという試みが行われた、
あのワールド版です。

ご報告のとおり、日本の「東京」は当選いたしました。
その節には読者の皆さんのご協力、
ありがとうございました。
重ねて御礼申し上げます。


▲ワールド版のウェブ投票を呼びかけるNYでのイベントにて。
2008年ミスユニバースの森さんも
Mr. Monopolyとイベントを盛り上げていました。



▲東京のマスには「富士山」と「東京タワー」が遠景に、
手前には疾走する最新型の「新幹線」が描かれており、
世界の人々にわかりやすい日本のイメージとして、
なかなか綺麗で秀逸なデザインじゃないかと感心します。




▲駒も世界各国から多種多彩なものが選ばれました。
日本からは「力士」のトークン!
トークンは全部で24種類あるうちの
6個がランダムに封入されています。
また建物も同様に、世界各地の特徴ある建物が選ばれました。
なお赤い建物でプレーヤーに一番人気はピラミッド。
安定しているので倒れないという理由でした。
建物を崩すという行為は、モノポリーでは不吉なことなので。



東京以外の土地も、実にバラエティーに富んでいます。
ニューヨークやロンドン、パリなどの
「誰もが知っている大都会」から、
ちょっと見ただけでは
いったいどの国の地名なのかもすぐに思いつかないような、
失礼ながら「意外な場所」までが、
それぞれをイメージさせるイラストとともに
盤上ところ狭しと描かれており、
ただ眺めていてもなかなかに飽きません。

ちなみにもっとも投票数を得た、
アトランティック版でのボードウォークに相当する土地は、
カナダの「モントリオール」となっています。
そして同じくパークプレースに相当する土地は
ラトビア共和国の「リガ」となっています。
どちらも美しい町並みが有名な観光地ですね。

これらの「当選」した土地1つ1つには、
それぞれ何百万という膨大な票が投じられています。
どこもその土地を推す大勢の人々の
「思い」がこめられており、
国や地域の分散具合などを見ても、
またわれわれ日本の「東京」が
なんとかランクインしたことからみても、
いかにこの世界はモノポリーに熱狂し、
今回の「選挙戦」にも力を注いでいたかが、
容易にうかがい知れます。
「東京」はその中でよく当選いたしました。

そのような意味では、
現代世界の「勢力図」といってもいいかもしれません
この「ワールドエディション版」、
ぜひお手に取って、じっくり見ていただくことを
お勧めいたします。
昨年のモノポリー日本選手権時は
英語表記のワールド版でしたが、
今年2月には日本語版も出ていて、
英語が苦手な方も大丈夫です。

そんな記念すべきボードを使用して開催された
昨年のモノポリー日本選手権全国大会。
「東京」で一花咲かせ、
「パリ」や「ロンドン」を股にかけ、
「モントリオール」に金字塔を打ち立てる
日本チャンピオンは、いったい誰でしょうか。

次回より、大会のレポートをお送りしたいと思います。
お楽しみに。

(原文:1999年モノポリー日本チャンピオン 宮野徹
 監修:日本モノポリー協会専務理事・
 2000年モノポリー世界チャンピオン 岡田豊)

2009-06-30-TUE


サンデーとマガジンの歴代の著名漫画が並ぶ、
モノポリー界の空前絶後の話題作を
楽しんでみませんか?
サンデー&マガジン版モノポリー大会
 7/12(日)開催!〜



皆さん、こんにちは。
このたび、漫画の聖地ともいえる東京ビッグサイトにて、
サンデー&マガジン版モノポリー大会を
7月12日(日)に開催いたします。

このサンデー&マガジン版モノポリー、
サンデーとマガジンの発刊50周年の
記念コラボプロジェクトで誕生したものです。
登場する漫画は以下のとおり。

*週刊少年サンデー
 うしおととら、うる星やつら、おそ松くん、
 がんばれ元気、機動警察パトレイバー、結界師、
 絶対可憐チルドレン、タッチ、D-LIVE!!、
 ハヤテのごとく!、ふたり鷹、プロゴルファー猿、
 まことちゃん、名探偵コナン、MAJOR

*週刊少年マガジン
 あいつとララバイ、あした天気になあれ、
 あしたのジョー、8マン、 巨人の星、
 金田一少年の事件簿、ゲゲゲの鬼太郎、
 サイボーグ009、 魁!!クロマティ高校、釣りキチ三平、
 天才バカボン、翔んだカップル、 はじめの一歩、
 バリバリ伝説、魔法先生ネギま!


「名探偵コナン」のような現在進行形の人気漫画に加えて、
なんといっても目立つのは懐かしさ!
「天才バカボン」に「まことちゃん」とは、
このプロジェクトでしかありえないコラボです。
さらに秀逸なのは、モノポリーワールドに合わせて
ラインナップされていることです。
同じカラーグループには同じジャンルの漫画となっていて、
「あしたのジョー」「がんばれ元気」「はじめの一歩」の
ボクシング漫画で、
「巨人の星」「タッチ」「MAJOR」の野球漫画で、
それぞれ一つのカラーグループが構成されています。
また多くのモノポリーで交通機関が
配置されているマスには、
交通関係ということでバイク・車漫画が勢揃い。
モノポリーをすごくわかっている方に
作っていただいたことに
モノポリー関係者一同感謝しております。

一連のサンデー&マガジン50周年記念
コラボプロジェクトの中でも、
ここまで著名漫画が一同に会したものは
そんなにありません。
このタイミングでしか誕生しえなかった、
まさに空前絶後のモノポリーです。

大会の賞品には、
大会で使用したサンデー&マガジン版モノポリーを
抽選にてプレゼント!

日本モノポリー協会の賞品プレゼントは、
基本的に成績とは一切関係ない「抽選」ですので、
多くの方には等しくチャンスがあります!
また今回はサンデー&マガジン版に登場する漫画に
ちなんだ様々な賞品をプレゼントしたいと思います。
もちろん優勝者は7/18、19開催の
モノポリー日本一決定戦に招待されます!

お楽しみに!

使用モノポリー、会場、
賞品と豪華さ満載のイベントですが、
参加費はいつもと変わらない
一般3000円、大学生1000円、高校生以下無料!
さらにモノポリー協会の大会に初めて参加される方は
参加費無料!
また上記の漫画のコスプレで参加される方は全員、
参加費無料!


協会的には赤字必至ですが、
この春の一連のイベントへの皆さんの多数のご参加に
感謝して、
日本モノポリー協会からのプレゼントと思ってください。

このサンデー&マガジン版モノポリー、
さすがに一度は遊んでみたいですよね。
でも「モノポリーの大会なんてはじめてなので不安」
という方もいらっしゃると思います。そんな方には朗報!
今回のイベントではビギナー卓をもうけます。
岡田@2000年世界チャンピオンなどが
ゲームマスターとして、
戦略などをアドバイスしますので、
ルールを知らなくてもすぐに楽しめます。

初めての方は参加費無料のイベントですし、
このチャンスをお見逃しなく!
お申し込みなどはここから

**********

○イベント名:サンデー&マガジン版モノポリー大会

〇日時:7月12日(日)10:00〜10:30受付、
    16:30終了予定

〇場所:東京ビッグサイト 会議棟1階 102会議室
    〜「ゆりかもめ」の「国際展示場正門駅」下車 徒歩約3分
    「りんかい線」の「国際展示場駅」下車 徒歩約7分
    その他、都営バス、空港バス、水上バスもあります。
    詳しくは、 東京ビッグサイトのサイトをご確認ください。

〇参加費:一般3000円、大学生1000円、高校生以下無料
     日本モノポリー協会主催のモノポリー大会に
     初めて参加される方は無料
     サンデー&マガジン版モノポリーに登場する漫画の
     コスプレで参加される場合は無料
     (なお独自の着替えのスペースは会場にありませんので、
      各自で準備してください)
     *当日、会場にてお支払いください

○その他注意事項など:
   *優勝者はモノポリー日本一決定戦
    「2009年度モノポリー日本選手権全国大会」
    (7/18,19 大阪・関西国際空港)に招待されます。
    なお近年のモノポリー日本選手権全国大会に
    出場されたことのない方が、
    少し有利になる優勝者決定方式となっております。
   *大会で使用したサンデー&マガジン版モノポリーなど、
    各種賞品を抽選にてプレゼントいたします。
   *ビギナー卓希望者は当日受付にておっしゃってください
   *当日会場でも参加受付を行いますが、定員を超えた場合は
    事前登録された方を優先させていただきますので
    ご了承下さい。
    ウェブ申し込み済で参加されなくても
    何らのペナルティもありませんので、
    少しでもご都合がつきそうでしたら、
    ここからお申し込みいただければ幸いです。


○問い合わせ先:
    日本モノポリー協会(monopoly_japan@yahoo.co.jp


(文章:日本モノポリー協会専務理事・
 2000年モノポリー世界チャンピオン 岡田豊)

2009-06-16-TUE


モノポリー米国チャンピオン決定戦に
行ってきました(12)
「米国チャンピオン決定編」



このたび、
私こと岡田豊@2000年モノポリー世界チャンピオンは、
モノポリー米国チャンピオン決定戦
「2009年モノポリー米国選手権」を見るため、
米国時間4月13〜16日、ワシントンDCにいってきました!
長らくお付き合いいただきましたこの連載、
今回はその12回目、最後のご報告になります。

二日にわたって開催されました
モノポリー米国チャンピオン決定戦、
ついに米国チャンピオンが決まる
「決勝」の勝負どころとなりました。
非常にフェアな展開で、
全員にチャンピオンになる可能性があります。

ただし、4人の決勝進出者間には
それなりに有利・不利がありそうです。
家の軒数ではライトパープルの経営者が、
プレーヤーの止まる確率の高い
カラーグループとして知られる
オレンジやレッドの経営者が、
それぞれ優位性を保ちつつも、
家の軒数の少なさとプレーヤーの止まる確率の低さから、
4人の中ではグリーンの経営者が最も不利に思えました。


▲前回報告いたしました、決勝の勝負どころ。
4人の決勝進出者全員、カラーグループを経営し、
家を建てています。



▲予想どおり、オレンジ経営者が伸び、
レッド経営者が追いかける展開。
グリーン経営者はやはり苦しそう。



▲4人の決勝進出者の中では、
最初に破産したライトパープル経営者(真ん中で立っている人)。
無念の表情を浮かべながらも、真摯にインタビューを受ける姿には、
時折、「自分なりにがんばった」という満足感も見受けられました。



▲有利だったオレンジ経営者が、グリーンに止まって脱落。
グリーン経営者が少しついている感じもしましたが、
それでもまだレッド経営者の方が有利そうにみえます。



▲優勢が一転して、大苦戦となったオレンジ経営者(左)。
会場では「一番人気」だっただけに、
驚きの声があちこちであがりました。本人もつらそうな表情です。


しかし展開は予想通りにいきません。
あの「恐怖のスピードダイス」が炸裂しまくりで、
グリーンが一気に浮上します。
家の軒数が少なくても、連続して止まってしまうと
かなりのダメージになります。
まさに「恐怖」というしかありません。


▲ついに最後の2人になりました。
どちらかが新しい米国チャンピオンに輝きます。
2人ともさらに緊張したようで、かなり表情が硬いです。


結局、最後まで恐怖のスピードダイスを味方につけた
グリーン経営者が、
グリーン以外を経営しないにもかかわらず、
そのまま勝利し、新しい米国チャンピオンに輝きました。
ゲーム時間も短く、まさに圧勝といえる展開でした。


▲新しい米国チャンピオン決定の瞬間。
負けた方から勝者をたたえるべく、
関係者全員にあいさつにまわるのがモノポリーの決勝の伝統です。
大統領選挙でも負けた方が勝った方に電話しますが、
それと同じですね。



▲Mr. Monopolyから賞金の小切手を受け取るところ。
これまで標準的なモノポリーに実際に入っているお札の合計
$15,140が賞金額でしたが、
モノポリーに入っているお札の合計が増えたこともあって、
賞金も$20,580に増額されています。



▲Mr. Monopolyをかたどったトロフィーと、
勝利の要因となったグリーンの権利書をもって、
得意げな新チャンピオン。




▲メディアの取材を受けたり、サインをしたりと、
新チャンピオンは大忙しです。


今回の米国チャンピオン決定戦、
最初から最後まで「恐怖のスピードダイス」が猛威を奮う、
印象的な大会だったといえましょう。
最後に、メディアからの要請で、
私も含め、世界チャンピオンや米国チャンピオンが
一同に介して、新チャンピオンをたたえるポーズをとって、
今回の大会は幕を閉じたのでした。


▲新チャンピオンを真ん中に、
世界チャンピオン、米国チャンピオンが勢揃い。
過去のチャンピオンがいろんな意味で目立った大会を
象徴するシーンになりました。


私もモノポリー関係者と再会の約束を交わして、
ようやく一仕事を終えた気分でありましたが、
すっかり忘れていたことがありました。
そうです、日本のモノポリーファンのために、
イベントの賞品用にアメリカでしか買えないモノポリーを
ゲットしなければなりません。

幸いにも会場のユニオン駅は
ワシントンDCでも有数のショッピングモールを
抱えています。
そこで、探してみることにしました。
確かに、「モノポリー」はありました。しかもたくさん。
でもここでも我々の知っているモノポリーではなく、
いわゆる「オポリー」と呼ばれる海賊版。
モノポリー界では1、2を争うイベントの会場にして、
この様子には、ちょっと驚きました。
さすがに、その後に行った、
ワシントンDC都市圏で最大のショッピングモールでは
正規版をゲットできましたが、
正規版以上に猛威を奮う海賊版。
そういえば、海賊版は正規版よりも
テーマ性の高いものが多いです。
例えば、環境とか。



▲ワシントンDCグッズでオバマグッズはもはや主役。
でも海賊版も負けていません。すごい!
環境などテーマ性の高いものがたくさん発売されていました。


全世界的に先進国の少子化が危惧される中、
おもちゃといえども大人相手のマーケティングも必要です。
そういう意味で、キャラクターものより、
テーマ性の高いものが得意な海賊版は、
より大人向きといえるのかもしれませんね。
ちょっと考えさせられる、
今回の米国チャンピオン決定戦の取材でした。

〜おわり〜


(文章:日本モノポリー協会専務理事・
 2000年モノポリー世界チャンピオン 岡田豊)

2009-06-26-FRI


モノポリー米国チャンピオン決定戦に
行ってきました(11)「決勝編」



このたび、
私こと岡田豊@2000年モノポリー世界チャンピオンは、
モノポリー米国チャンピオン決定戦
「2009年モノポリー米国選手権」を見るため、
米国時間4月13〜16日、ワシントンDCにいってきました!
今回はその11回目の報告になります。

二日にわたって開催されました
モノポリー米国チャンピオン決定戦、
ついに米国チャンピオンが決まる「決勝」の
わずか1ゲームを残すのみとなりました。

決勝は会場真ん中に作られた特設ステージにて、
1ゲームのみ開催されます。
観客はもちろん、メディアにも囲まれた形で開催される、
非常に独特の雰囲気となります。
またこれまではゲームの終了時間が決まっていましたが、
この決勝はデスマッチ。
他のプレーヤー全員を破産させるモノポリー勝ちまで、
つまり米国チャンピオンに輝く最後の1人になるまで、
何時間でもゲームを続ける、過酷な仕組みです。

これまで以上の緊張感が会場には漂い、
観客も容易には声を出せない雰囲気になりました。
米国チャンピオン決定の瞬間をみようと、
駅構内の通行人の中には長時間立ち止まる方も
ぽつぽつ出てきました。


▲決勝進出者4名を発表するMr. Monopoly。
独特の口調で、次々と進出者を発表していきます。
また惜しくも決勝に進出できなかった他の選手からも、
大きな拍手が送られます。



▲二日間、完全密着で映像を撮っていた
「モノポリードキュメンタリー」の面々。
非常に仕事熱心な方々で、私も取材を受けました。
彼らは米国選手権だけでなく、世界各国の国内選手権を記録にとどめ、
「モノポリードキュメンタリー」を作成しています。



▲決勝の様子。
おそろいのブラウンのシャツを着ているのが4人の決勝進出者。
これまではタキシード着用だったので雰囲気は一変しました。
これまでは予選の次の日が決勝だったので、
タキシードを採寸して用意する余裕があったが、
今回は予選に引き続いてすぐに決勝なので無理だったのでしょう。
なお黒いシャツを着ているのが銀行係(右)と審判(左)。



▲場内では決勝しか開催されていないので、
全員が取り囲んで注目しています。
何台ものビデオカメラによってメディアの注目も浴びます。



▲1999米国チャンピオン(左から2人目)と、
2003米国チャンピン(右から2人目)が
並んで決勝を見学しています。


決勝進出者は全員男性。
米国選手権にこれまで何度か参加された方もいて、
いつもよりも豊富なモノポリー経験をもつ方が
多かったようです。
そのためか、決勝も落ち着いた雰囲気。
交渉がかなりきれいにまとまって、
全員がカラーグループを経営するという、
非常に理想的な展開に。
4人全員にチャンスがある展開ですが、
過去に決勝進出経験がある
4人の中では最も高齢の方が
複雑な交渉を主導的に取りまとめていたテクニックを
生かして、うまく局面をリードしているように見えました。
会場内のフリークの間でも優勝者を予想する会話が
あちこちでありましたが、
一番人気はこのナイスミドルのプレーヤーでした。
私も質問を受けると、彼が有利だと答えていました。


▲交渉が始まる前の盤面の様子。
順調に権利書が売り切れているものの、
全員に満遍なく散らばり、この後の交渉がわかりにくい。
なお、このように盤面の様子が手に取るようにわかるよう、
決勝の様子は場内の大型モニターで中継されている。



▲何回かの交渉が終えた後の盤面の様子。
全員がカラーグループを経営しているのがわかります。
複雑な交渉をよくまとめたという感じで、
決勝進出者のレベルが総じて高かったからでしょう。
誰にもチャンピオンになるチャンスがくるという、
理想的な展開になりましたが、
オレンジ色を経営するプレーヤーが一番人気でした。


でも多くの方が何か大事なことを忘れています。
この決勝もあの「恐怖のスピードダイス」を
使用しています。
これまでの経験からの予想はまるで意味がないような。


次回はついにチャンピオン決定!
波乱に富んだfinalの終盤の様子を紹介いたします。


(文章:日本モノポリー協会専務理事・
 2000年モノポリー世界チャンピオン 岡田豊)

2009-06-23-TUE


モノポリー米国チャンピオン決定戦に
行ってきました(10)
「激闘・予選編その2」



このたび、
私こと岡田豊@2000年モノポリー世界チャンピオンは、
モノポリー米国チャンピオン決定戦
「2009年モノポリー米国選手権」を見るため、
米国時間4月13〜16日、ワシントンDCにいってきました!
今回はその十回目の報告になります。

モノポリー米国チャンピオン決定戦はついに最終日、
残り予選は1ゲームとなりました。

最終日の会場はターミナル駅のユニオン駅。
オープンスペースにて、行き交う人々に見守られながら、
予選が進みます。
ユニオン駅は巨大都市間移動中心ですので、
通勤通学というよりも、観光客が非常に多いのが特徴です。
そのためか、午前中の朝早い開始であった予選2回戦は
見学者はそれほどでもなかったのですが、
時間がたつにつれ、徐々に多くなってきました。

ちなみにユニオン駅という名前は結構一般的なものでして、
同じ名前の駅が各地にあります。
そしてそれらの多くが
大都市間移動中心の巨大駅のようです。
思い出してみれば、私が優勝した2000年の
世界選手権の開催会場は
カナダ・トロントのロイヤル・ヨークホテル。
そのホテルのすぐ前が非常に荘厳な建物が特徴の
ユニオン駅でした。
懐かしいですね。

またこのユニオン駅は
巨大なショッピングセンターでもありまして、
日本流でいえば「エキナカ」の
代表的なスポットといえます。
したがって、買い物客もかなり多く、
そのような客もお昼くらいからどんどん増えてきました。


▲ユニオン駅の中の様子。地下一階、地上2階の構造で、
飲食店、ブランドショップを含め
100以上の店がひしめいています。
日本の感覚でいえば、完全にショッピングモールですね。



そうなると大忙しは見学者向け対策です。
主催者のHasbroでは、見学者にモノポリーカードゲームや
ネットモノポリーが無料で試すことができる
カードなどを配付して、
お急ぎで見学を十分にできない方にも、
モノポリーをより知ってもらおうと懸命です。

当然、ゲストなどにもそのような役割が期待されています。
初代世界チャンピオンはもちろん、
私も世界チャンピオン経験者として、
記念撮影に応じたり、サインしたりと、
じっくり見学どころではないのはしかたありませんし、
それは世界チャンピオン経験者としての
責務でもありまして、
モノポリーの人気の高さを実感できる、
充実感のある普及活動といえましょう。

そうした中で一番人気はやはりMr. Monopolyでして、
ゲーム見学している時間はまるでないほど、
次から次に、まさに記念撮影とサインの連続でした。



▲一番人気のMr. Monopoly。記念撮影とサインで大忙し。
本当にひとだかりが絶えません。
でも本人は楽しんでおられて、
気に入った撮影には、自分のデジカメを取り出して、
まわりの人に撮ってもらうという、ちゃめっ気ぶりも。



▲私にとって一番の驚きは日本人観光客との出会い。
ワシントンDCの桜祭りを目当てにいらっしゃった方でした。
ちなみにお名前はなんと「岡田さん」!
Mr. Monopolyから「Double Okada」とからかわれました。

このような状況下ではありますが、
時間をなんとか見つけて、
予選の最終ゲームを見てまいりました。
前回の報告のように、この予選最終ゲームは、
結果次第で米国チャンピオンになれる者が
参加者の半分以上を占めるという、
過去に例のないほどの大混戦状態に。

賞金が約20000ドル(今回から約5000ドル増額です)に
加え、米国チャンピオンの栄誉を目指すには、
まずは決勝の4人に残らなければなりません。
可能性のある者がここまで多いと、
最終ゲームはなんとしてもポイントの高い
「モノポリー勝ち」
(他のプレーヤーを全員破産させること)が必要です。
リスクが少々高くても可能性にかけて
いつも以上に激しく交渉を仕掛けざるをえません。
そんな本当に熱い戦いが繰り広げられました。
見学者もそんな光景に徐々に引き込まれていきました。

偶然性が異常なほど高まる「恐怖のスピードダイス」の
おかげもあって、
予選最終ゲームは全てモノポリー決着という、
すごい結末に!
モノポリー本来の勝ち方とされる「モノポリー勝ち」は、
時間切れで資産の大小で決まる勝利よりも、
スッキリ決着という感じがしますので、
参加者一同も結果にはそれなりに納得していたように
見えました。
もちろん「恐怖のスピードダイス」による
偶然性の高さには、
泣かされていたベテランプレーヤーが
少なくなかったようで、
過去の米国チャンピオンは全滅でした。


▲交渉に力の入る2003年米国チャンピオン<右>。
既に他のプレーヤーが先行しているため、
追いかける必要からなんとか交渉をまとめようとするが、
なかなか応じてもらえず、大苦戦。



▲納得のいかない展開に頭を抱える
2003年米国チャンピオン<右>。
結局、交渉をまとめてもらえず、
悔いの残る最終ゲームとなりました。
私が途中「Never give up!」と声をかけた際も、
目がうつろだったような。
なお真ん中が今回も審判長を務めるフィルオーバンズ氏。
ディフェンディングチャンピオンの苦戦にちょっと思案ありげ。
自身の考案したスピードダイスの効果をどのように考えたのでしょうか。



▲予選最終結果を映すモニター。
大混戦を表すように、上位の点数は均衡していました。
これまで混戦の大会は過去に例が無かったような気がします。


決勝進出を賭けた熱い予選ラウンドはついに終了しました。
次回はfinalの様子を紹介いたします。


(文章:日本モノポリー協会専務理事・
 2000年モノポリー世界チャンピオン 岡田豊)

2009-06-18-THU


モノポリー米国チャンピオン決定戦に
行ってきました(9)
「激闘・予選編その1」



このたび、私こと
岡田豊@2000年モノポリー世界チャンピオンは、
モノポリー米国チャンピオン決定戦
「2009年モノポリー米国選手権」を見るため、
米国時間4月13〜16日、ワシントンDCにいってきました!
今回はその九回目の報告になります。

このコラムはモノポリー米国チャンピオン決定戦
のものですが、日本では
モノポリー日本一決定戦「モノポリー日本選手権」が
終盤戦となっております。
今度の日曜日6月14日は九州地区大会
(福岡・キャナルシティ)です。
地区大会としては最後になりますので、
ぜひご参加ください。

また前日6月13日(土)
福岡博多の「BAR WISTERIA」にて
モノポリーナイトを開催いたします。
非常におしゃれなショットバーでして、
ぜひお店のサイトをちょっとのぞいてみてください。
大きな水槽が幻想的な雰囲気をかもしだしていますよね。

ソフトドリンク1杯+軽食付きで一人2000円ですが、
初参加者は半額!大学生以下は無料!
この機会をお見逃しなく。
私も参加しますので、皆様の挑戦をお待ちしております。
もちろんルールを知らない方でも大丈夫ですよ。
篠塚@2004年日本チャンピオン(福岡在住)
をはじめとしたベテランプレーヤーが
遊びながらも初歩から丁寧に対応させていただきます。
詳細は以下の大会申し込みサイトをご参照ください。


さて連載の続きです。
モノポリー米国チャンピオン決定戦はついに最終日、
残り予選は2ゲームとなりました。

前回お伝えしましたように
最終日の会場はターミナル駅のユニオン駅。
荘厳な雰囲気の漂うオープンスペースにて、
行き交う人々に見守られながら、予選が進みます。


▲会場の全景。真ん中に舞台がありますが、
そこはfinalしか使いません。
周りの7つのテーブルで予選を開催いたします。
なお画像は会場横の中2階にあるブッフェレストランから
撮影しました。
モノポリーご一行様貸し切りでして、
選手、スタッフ、ゲストだけでなく
メディアも自由に飲食できるのは、非常に便利でしたね。


もちろんモノポリー米国チャンピオン決定戦は、
ニュースソースとして重要なようで、メディアも多数登場。
朝から報道合戦を繰り広げています。


▲シルクハットをかぶり、杖をもって
Mr. Monopolyに扮したコメンテーター。





▲メディアの中には「女子アナ」も何人かいました。
女子アナによる現地からレポートが多いのは、
日本のテレビ番組と同じですね。



メディアの興味の第一はもちろん
モノポリーの大会そのものなのですが、
今回はいつもの大会と違って、
注目を浴びていたものがありました。
それがいつもよりずっと多い、過去のチャンピオン達。
今回は見学も含めれば、結構いますので、
彼らがどんな戦いをしているのか、
どんな感想をもっているのか、
メディアにとって興味津々のようでした。
大会そのもの中心の取材だけでなく、
多角的な取材が展開されていて、
新たなイベントの魅せ方を発見した思いです。
過去のチャンピオンをたくさん出場させたのは、
大正解でしたね。


▲女子アナの取材を受ける1999年米国チャンピオン。
負けたゲームの後で精神的にもお疲れの様子だが、
チャンピオンの責務として取材を断れません。



▲メディアに大人気であった
初代米国チャンピオンにて初代世界チャンピオン(真ん中)。
手に持っているのは世界チャンピオンに輝いた際のトロフィー。
メディアの要請で、
私(左)とMr. Monopolyの3人で取材に応じているところ。
このパターンの取材は結構多かったです。
なおこの画像は記者の方からメールでいただきました。



▲初代世界チャンピオントロフィーの拡大画像。
トップにある車は、アメリカ人に一番人気のモノポリーの駒です。
1973年11月18日NYにて戴冠したものです。
世界に二つとない、モノポリー史にとって貴重な品ですね。
私がもらった金メダルよりかっこいいかも!?
もちろんメディアは必ずといっていいほど
このトロフィーの画像を撮っていました。



さて、肝心の予選の様子です。
選手たちはゲーム展開が恐ろしく速くなり、
かつ偶然性が高まる「恐怖のスピードダイス」ゆえ
普段の実力通りとはなかなかいきません。
でも少しずつ慣れてきた方にはその対処方法を理解し始め、
戦いに生かしつつあります。
ディフェンディングチャンピオンの
2003年チャンピオンがそうで、2回戦は苦労しつつも、
なんとか他のプレーヤー全員を破産させて
「モノポリー勝ち」。
最高のポイントをゲットして、
final進出へ希望をつなぎます。


▲予選1回戦に続いて交渉難航中で
渋い表情で思案中の2003年米国チャンピオン(左)。
4人ゲームでも権利書がほとんど売れないと
交渉が始まらないのが米国流、
というか世界的にみればそれが日本以外では普通です。



▲勝利目前の2003年米国チャンピオン(右)。
難しい局面を交渉で打破し、他のプレーヤーに先行させて、
自身は比較的破壊力のないカラーグループでじっくり後方待機、
という外国人にあまり見られない「渋い戦法」が成功し、
なんとか残りのプレーヤー全員を破産させました。
上記の画像の各プレーヤーの権利書を見れば、
モノポリーを少しかじった人なら
複雑な交渉経路が想像できると思います。
かなり厳しいゲームをモノにして、
2003年米国チャンピオンは思わずガッツポーズしていました。


予選も残すところあと1ゲーム、
3回戦を残すだけになりました。
破壊力あり、偶然性高し、
という「恐怖のスピードダイス」のせいか、
他のプレーヤーを全員破産させるモノポリー勝ちが
本当に多いです。
予選1回戦、2回戦ともに、
7テーブル中5テーブルでモノポリー決着です。
しかし、予選1、2回戦ともに
モノポリー勝ちしたプレーヤーは
なんと一人もいません!

この結果、参加28人のかなり多くの選手に、
予選3回戦の結果次第ではfinalに
進出する可能性があります。
つまり米国チャンピオンになる可能性が
残っているわけです。
「米国チャンピオンになれるかもしれない」、
これは甘美なささやきですね。
選手を奮い立たせるに十分な状況といえましょう。
そのためか、場内の雰囲気はかなり騒然としてきました。
選手の目の色も、
心なしか変わってきたような気がします。


▲ゲストとして参加していたフリークの記した予選途中経過。
モノポリー勝ちを表す「28」ポイントでズラリと並んでいます。
フリークが大会の途中経過を気にするのは、
日本でもアメリカでも同じですね。
今回の大会は前回と違い、
アメリカのモノポリーフリークがゲストとして参加していました。
フリークの数の多さでは日本はちょっと有名でしたが、
米国でも負けず劣らずかなりのフリークが存在するとのこと。
そのためアメリカではモノポリー大会が
毎週のようにどこかで開催されています。



次回は予選3回戦、final進出を賭けた
最後の戦いの様子を紹介いたします。


(文章:日本モノポリー協会専務理事・
 2000年モノポリー世界チャンピオン 岡田豊)

2009-06-11-THU


モノポリー米国チャンピオン決定戦に
行ってきました(8)
「ユニオン駅編」



このたび、私こと
岡田豊@2000年モノポリー世界チャンピオンは、
モノポリー米国チャンピオン決定戦
「2009年モノポリー米国選手権」を見るため、
米国時間4月13〜16日、ワシントンDCにいってきました!
今回はその八回目の報告になります。

このコラムはモノポリー米国チャンピオン決定戦の
ものですが、日本では
モノポリー日本一決定戦「モノポリー日本選手権」が
終盤戦となっております。
6月7日に開催されました関東地区大会には、
ほぼ日読者の皆様にも多数参加いただき、
本当にありがとうございました。
新しい方が非常に目立った大会でして、
皆さん、それぞれに自分なりのテクニック、
楽しみ方をお持ちでした。
私の経験上、そういう方はこれから急激に上達されます!
今後の活躍が楽しみな方ぞろいの大会でして、
スタッフであった私もぜひ対戦してみたいと思う方が
多かったですね。

6月14日(日)
九州地区大会(福岡・キャナルシティ)にて、
地区大会は終了いたします。
九州地区大会は全国から参加可能なイベントですので、
多くの方が挑戦されるのを待っております。
詳細は大会申し込みサイトをご参照ください。


さて連載の続きです。
モノポリー米国チャンピオン決定戦は予選1回戦後に
過去のチャンピオンだけで行われた
エキシビションが終わったところです。
この時点で時間は真夜中の1時。
参加者、見学者、メディア、ハズブロスタッフの皆様、
本当にお疲れ様でした。

翌日、いや正確には当日に、
予選2,3回戦と米国チャンピオンが決定する
Finalが予定されています。
集合時間はなんと朝7時!
それにも関わらず真夜中1時までモノポリーを楽しむとは、
モノポリー好きの方の行動は、各国共通ですね。
確かに、日本チャンピオン決定戦でも、
大会そのものとは別に、
真夜中までモノポリーを楽しんでおられる方が、
多数いらっしゃいますし。


残りのイベントはワシントンDCの公共交通の要所である
ユニオン駅にて行われます。
米国は基本的に車社会でワシントンDCも
例外ではありませんが、
鉄道網はそれなりに充実しています。
ワシントンDC内移動には地下鉄が便利で、
ビジターには助かります。
そして都市間移動にはなんといっても列車です。
ユニオン駅はその都市間移動の要所なのです。


▲大会会場のユニオン駅。全米でも1,2を争う
巨大なターミナル駅です。
日本でいえば、東京駅といったところでしょうか。
日本の駅に比べて、荘厳なイメージが印象的ですね。


モノポリーと鉄道は非常に相性がよく、
多くのバージョンで鉄道が登場します。
例えば最初に発売されたアトランティックシティ版
(米国や日本ではスタンダードとなっています)
では4つの鉄道が登場します。
そういえば2003年に開催された、
前回の全米チャンピオン決定戦は
決勝の会場こそアトランティックシティのホテルでしたが、
予選の3試合は、なんと移動中の列車の中で
行ってしまいました。
今回は決勝まで、ユニオン駅のオープンスペースにて、
つまり一般観衆の目の前で開催されます。


▲会場の様子。画像では暗そうですが、
実際はそれほど気になりません。
平日ですので、忙しそうに行きかうサラリーマンも
少なくなかったのですが、
「モノポリーの大会やってるの?」みたいな感じで、
足を止めてちょっと見ていく方が多かったですね。
もちろん、観光客はじっくり見学されていました。



▲壁には巨大な垂れ幕も用意され、雰囲気を盛り上げています。


▲床にもモノポリーの画像が貼ってありました。細かい芸ですね。


▲入り口の様子。一応仕切りがありますが、
出入りは比較的自由でした。



▲オープンスペースなので行きかう人々に向けて、
モノポリーをさらにアピールするチャンス。
一押しの最新バージョンを掲示して、注目を浴びておりました。



▲見学者が実際にゲームできるよう、テーブルが用意されています。
さすがに時間の問題で1ゲームされる方は
いらっしゃらないようでしたが、
人気は短時間で終わるモノポリーカードゲーム。
無料で配られていたこともあり、多くの方が遊んでいきました。



▲見学者に無料のモノポリーカードゲームをプレゼントする
ハズブロスタッフ<真ん中>。
本当に献身的に、見学者の相手をされてまして、
「どんなイベントを開催しているのですか」みたいな質問にも
丁寧に答えていました。
気のせいか、見学者の相手をするスタッフには
見映えのよさそうな方が多かったような。


会場の雰囲気はさすがにすばらしく、
米国チャンピオン決定戦らしい盛り上げぶりです。
そのため、予選のゲームの様子を紹介する紙幅が
なくなってしまいました。

次回は予選の実際のゲームの様子を紹介いたします。


(文章:日本モノポリー協会専務理事・
 2000年モノポリー世界チャンピオン 岡田豊)

2009-06-09-TUE


モノポリー米国チャンピオン決定戦に
行ってきました(7)
「番外モノポリー編」



このたび、私こと
岡田豊@2000年モノポリー世界チャンピオンは、
モノポリー米国チャンピオン決定戦
「2009年モノポリー米国選手権」を見るため、
米国時間4月13〜16日、ワシントンDCにいってきました!
今回はその七回目の報告になります。

このコラムはモノポリー米国チャンピオン決定戦の
ものですが、日本ではすでに
モノポリー日本一決定戦「モノポリー日本選手権」が
始まっています。
今週6月7日(日)は関東地区大会が東京で開催され、
地区大会最大のヤマ場を迎えます。
いつものことではありますが、
モノポリー日本選手権も関東地区大会が近づくと
より一層モノポリーが世間の注目を浴びるようになります。
メディアの取材も徐々に増えてまいりました。

その一つがJ-WAVEの「〜JK RADIO〜TOKYO UNITED」
6/5(金)9:30頃から私が登場します。
この番組の司会者はジョン・カビラさん
私がジョン・カビラさんのラジオ番組に登場するのは
二回目なのですが、
このジョン・カビラさん、
ジョン・カビラさんのお父さんの著書
『わが家の子育て記録 犬はだれだ、ぼくはごみだ』
(岩崎書店、2007年)によると、
沖縄に住んでおられた子供の頃、
一家団欒の時間にモノポリーを盛んに遊ばれたとのこと。
私もモノポリーをしていなかったら、
ジョン・カビラさんをはじめ
こんなに様々な人と関わることもなかったでしょう。
モノポリーで人の輪が広がるのは、本当にうれしいですね。

過去に少しでもモノポリーを遊ばれた方は、
ぜひモノポリーのイベントに参加されて、
モノポリーを遊びながら
他のプレーヤーとのコミュニケーションを通じて、
人の輪の広がりを実感してくださいね。
詳細は大会申し込みサイトをご参照ください。


さて連載の続きです。
モノポリー米国チャンピオン決定戦は
予選1回戦が終わったところです。

この大会、過去の米国チャンピオンが
3人も参加されていますが、
ゲストとしてさらに2人も、
過去の米国チャンピオンがいらっしゃいました。

一人は'82年の米国チャンピオンで、
「仕事があるのでさすがに平日の大会は無理、
 見学だけでもと急いできた」
とのこと。
そしてもう一人は'73年優勝、
それって実は初代米国チャンピオンにて、
初代世界チャンピオン!


過去の世界チャンピオンは合計12人
(アメリカ、アイルランド、シンガポール、
 イタリア、オーストラリア、イギリス、オランダ、
 日本、ホンコン、スペインの10カ国)出ていますが、
国別で2人出しているのは
アメリカ(1973、1974)と日本(1988、2000)だけ。
アメリカは最初の2回の世界選手権を制して以来、
これまで全く縁がありません。
したがって、初代アメリカチャンピオンにして
初代世界チャンピオンは
アメリカモノポリー界では
「レジェンド」に分類されるべき、
メチャクチャ偉大な方ですね。


現在74歳とのことですが、本当にお元気で、
娘さんと一緒に見学に来られていました。
でもお気持ちはまだまだ現役で、
見学だけでは物足りないようで、
“Yutaka, Let’s play monopoly”
と誘ってくれます。
もう一人の仕事のために見学を余儀なくされた
'82年チャンピオンも同様で、
やはりモノポラーの血が騒ぐのですね、わかります。


▲'82年米国チャンピオン。
仕事が忙しくて大会に参加できなかったものの、
見学を思う存分楽しんでおられました。



▲右がMr.Monopolyで、左が初代世界チャンピオン、
つまり「レジェンド」です。お年を感じさせない、
元気シニアの代表のような方でした。


予選1回戦終了が21時すぎ。
選手とゲストは翌日早朝7時集合と、
主催者のハズブロから通達があったばかり。
でも一度騒ぎ出したモノポラーの血はおさまりません。
ついさきほどまで予選1回戦を戦って疲れているはずの
3人の米国チャンピオンも実は同じで、
ここらで「空前、そしておそらく絶後の」
豪華メンバーによるモノポリーをしよう、
ということになってしまいました。
つまり、5人の米国チャンピオン、
そのうち一人は初代世界チャンピオンですが、
に私@2000年世界チャンピオンを加えて、
番外のエキシビションをやろうというわけです。

大会に参加している
3人の米国チャンピオンの体力を気遣って、
この番外勝負に消極的な振りをしている私ですが、
本音では血が騒ぎましたね。
というわけで、度重なる誘いに折れて、というか、
この機会を逃してなるものか、とばかりに
一転して積極的に参加表明です。

会場はホテルのスタッフなどが
片付けモードに入りかけたところでしたが、
もはやこの6人には目に入りません。
どこからとなく、
大会で使用していたモノポリーが出てきて、
準備を始めます。
ゲストも含め、ギャラリーも一斉に注目し、
予選1回戦を取材していたメディアまで「延長戦モード」。

最初はちょっと呆れていた
主催者ハズブロのスタッフの方も、
これはおもしろいとばかりに徐々にノリノリになって、
「会場をそのまま使ってよし」
とお許しも出ました。

ここについに今回の最大のサプライズ、
過去のチャンピオンだけのガチンコ勝負
「番外モノポリー」が開始されました。

がちんこ勝負ではありますが、
21時過ぎからのゲームなので、
早期決着が誰にも望ましいはず。
ハズブロには悪かったのですが、
米国選手権で採用されていたスピードダイスは、
このメンバー全員不評で却下。
早期決着はテクニックでもたらすしかありません。

よって、乱戦を目指し、徹底的に暴れようと、
すばやいゲーム展開を志向する私。
ある米国チャンピオンから、
「それは日本流かもしれんが、
 俺はアメリカ流でゆったりいく」
とまで揶揄されたりしましたが、
そんなことはお構いなく、ガンガン日本流で行きます。

個人的にはテクニック、戦略眼を見せつけようと、
多くのプレーヤーにカラーグループを
大した対価を得ずに揃えさせます。
そのうえで私は最も経営にテクニックが必要で、
かつ外国人には絶大な人気があって
なかなか手放してくれない
「グリーン」に狙いを定めます。
ちなみに私はこのグリーンを
これまで世界選手権では一度も経営したことがありません。
よほどのことがない限り、
外国人はグリーンの権利書を
他人に売ってくれないからです。

そうして、ライトブルー、ライトパープル、レッド、
イエローがそろう中、
私は少ない手持ち資金でグリーン勝負。
私のねらい目は32軒しかない家が売り切れ寸前となり、
家の競売になることで、
私が比較的に安価に購入できるようにすることでした。
建たないはずのグリーンなのに競売を利して、家が林立。
他のプレーヤーに驚嘆と警戒の表情が浮かびます。
なかには競売という普段あまり使わないルールを利用して
浮上する私に、
「そんなことがありえるのか」とばかりに取り乱し、
ホテルの自室に戻った大会の審判長にわざわさ電話して、
ルールの確認を取る者まで現れる。
うーん、その状況、プレーヤーの反応を見ることが
できただけでも、私的には十分満足!
「やることはやった」的な満足感ですね。

まあ結果は負けましたが。
自動車メーカーのGMではありませんが
「盛者必衰」を地でいく、運の無さでした。
「策士策におぼれる」的でもありましたが、
テクニックをみせつけるという
当初のミッションを果たせたという点で、
私的にはなかなか楽しめました。
勝ったのは、私のゲームの進め方に驚き、
取り乱したプレーヤーです。
このあたりもモノポリーの神様はよく見ていますね。


▲ゲーム開始前の様子。こころなしか、
2003年米国チャンピオン(右)、
険しい表情が目立ちます。
現役米国チャンピオンの意地が去来していたかも!?



▲初代世界チャンピオンがゲーム中に
ギャラリーの要請でボードにサインしているところ。
つい先日、将棋の羽生名人が対局中にサインをねだられ
話題になりましたが、ここはエキシビション。問題ありません。
かえって、豪華メンバーに期待して、
「このチャンスを逃すな」とばかりに
サインをまとめてもらおうとするギャラリーが多数発生!



▲右から四人目、風船を背景にしている方が
このガチンコ勝負を制しました。
実は私の競売テクニックにやや不満だったのがこの人。
勝ってからはニコニコでした。わかりやすい方です。


次回は予選2回戦を紹介いたします。


(文章:日本モノポリー協会専務理事・
 2000年モノポリー世界チャンピオン 岡田豊)

2009-06-04-THU


モノポリー米国チャンピオン決定戦に
行ってきました(6)
「恐怖のスピードダイス編」



このたび、私こと
岡田豊@2000年モノポリー世界チャンピオンは、
モノポリー米国チャンピオン決定戦
「2009年モノポリー米国選手権」を見るため、
米国時間4月13〜16日、ワシントンDCにいってきました!
今回はその六回目の報告になります。

このコラムはモノポリー米国チャンピオン決定戦の
ものですが、日本ではすでに
モノポリー日本一決定戦「モノポリー日本選手権」が
始まっています。
今週6月7日(日)はいよいよ関東地区大会が
東京・「ふくい南青山291」にて開催されます。
表参道にある、なかなかおしゃれな施設ですが、
なんと、福井県の施設です。
1階が福井県の特産品販売コーナーもありまして、
私はいつも「焼鯖すし」を買います。
そういえば、2年連続日本チャンピオンの石川さんは
福井県出身。
石川さんにちなんで福井県の施設で
次の日本一を目指しましょう。
詳細は大会申し込みサイトをご参照ください。


さて連載の続きです。
モノポリー米国チャンピオン決定戦は
いよいよ予選1回戦が始まります。
ここで簡単に大会の仕組みを説明します。
全米から24人が参加しておりますが、
4人づつ1卓になって、計6卓で予選を行います。
前回の記事で記しましたように、
予選は90分3回戦行われ、
3ゲーム計の総合成績上位4人が、
デスマッチ形式の決勝(1ゲーム)に進み、
その決勝の勝者が栄えある今年の
米国チャンピオンとなります。

予選の成績はポイント制で、破産者が多く出た卓で、
生き残ることが重要です。
なるべく多くのプレーヤーを破産に追い込み、
できれば最もポイントが高い、
「モノポリー勝ち」(自分以外は全て破産している)を
目指したいものです。
3ゲーム計ですので、決勝進出ラインは
モノポリー勝ちが2回といったところでしょうか。
他人を破産に追い込むためには多少のリスクを背負っても、
アグレッシブにゲームを動かす能力が求められています。
モノポリーの基本原則は「最大の防御は攻撃なり」ですが、
この大会ではそれを忠実に実行していく必要があります。


▲予選1回戦の様子。
会場はウェルカムパーティの会場の隣に設けられました。
メディアの取材もあって、なかなか盛り上がってきました。



▲卓割は主催者側が決めたものですが、
なんとなく卓ごとに「テーマ」があったような気がします。
例えば、この卓は「シニア卓」でしょうか。
前回の大会では見られなかった光景です。



▲選手選びでは、人種、性別などのバランスに
一定の配慮があるような気がしました。
写真はアジア系のプレーヤーです。



▲資産計算書です。90分を過ぎるとゲームを打ち切り、
その段階での資産高で順位を決めます。
日本ではカラーグループごとに資産を計算しますが、
米国ではマスごとに資産を計算します。
日本の方が計算は楽ですが、
米国は家やホテルの建設状況が明確であるのが特徴です。



▲ポイントの仕組みです。
例えば自分以外のプレーヤーを全員破産させる
「モノポリー勝ち」は28ポイント、
4人卓で誰一人破産しない場合の資産1位は19ポイント。
できるだけ多くのプレーヤーを破産させた方がいいのがわかります。



▲大会で使用された紙幣。ポイントは穴が開いていること。
自分で紙幣をもってきて混ぜるようなことができないようにしています。
全ての予選、決勝で違う位置に穴を開け、
一度使った紙幣は二度と使いません。
このあたりが、やたら厳格で、まるでカジノのトランプみたいですね。



また今回採用された新ルールが「スピードダイス」です。
米国でこの1年売られているモノポリーで
ちょくちょく見かけるものです。
スピードダイスを使う主なルールは以下のとおりです。
・1週目はサイコロ2つを振るが、
 2週目からサイコロ2つに加え、
 スピードダイス1個も同時に振らなければならない。
 つまり計3個振る。
・スピードダイスは「1」「2」「3」に加え、
 「Mr. Monopoly」の絵柄が2面、
 「バス」の絵柄が1面にある。
・「Mr. Monopoly」が出た場合、
 残り2つのサイコロの目で移動し、
 なおかつまだ購入されていないマスで
 最も近いところに移動する。
 ただし、全てのマスが売り切れている場合、
 次のレンタル料を支払うマスに移動し、
 レンタル料を支払う。
・「バス」が出た場合、残り2つのサイコロの目、
 どれを選んでもかまわない。
 例えば、「1」「2」と「バス」が出ると、
 「1」「2」「1+2」のどれでも、
 プレーヤーが選ぶことができる。
・サイコロ2個とスピードダイス1個の全てが
 同じ数字の場合、任意の場所に移動できる。
・サイコロ2個とスピードダイス1個の全てが
 数字であるが、
 全てが同じものでない場合、3個計の目で移動する。

このスピードダイス、なんといっても、
偶然性が高まることが特徴です。
特に恐ろしいのは「Mr. Monopoly」。
2箇所でレンタル料を支払うこととなり、
その破壊力は桁違いです。
大会参加者もかなり不慣れな様子で、
スピードダイス特有のルールを頻繁に審判に確認したり、
交渉が難航したり、
とゲームに大きな影響を与えました。

交渉が難航している卓では、
ゲームが1時間近く停滞した例も。
参加者のお父さんが交渉難航を心配して、
私を2000年の世界チャンピオンと知って、
「こうしたらいいよね」とか
「他のプレーヤーはそろそろ妥協すべきだよね」
とかしきりに同意を求めてきました。

参加者ほとんどがスピードダイスの経験がない以上、
いたしかたないのかもしれませんね。
でも破壊力抜群ですので、一瞬で決着したりします。
これまでの米国チャンピオン決定戦では
あまりみられなかった「モノポリー勝ち」が、
予選1回戦で半数のテーブルで見られたのも、
恐怖のスピードダイス効果でしょう。


▲これがスピードダイスだ!
右のマークが恐怖の「Mr. Monopoly」。



▲右から二人目が、前回の米国チャンピオン。
スピードダイス経験は2週間足らずで、
その感想は「デンジャラス」の一言のみでした。
案の定、予選1回戦はすごく苦戦中。



▲左上、二人目が前々回の1999年米国チャンピオン。
私が世界チャンピオンになった際に一緒に大会に参加していて、
お知り合いになりました。
スピードダイス経験はわずか3回ほどということで、大苦戦中。
盤上を良く見ると、大して家がたっていないのに、
彼が破滅的なダメージを受けているのがわかると思います。
これが恐怖のスピードダイス効果ですね。



次回は今回の最大のサプライズ!? を紹介いたします。


(文章:日本モノポリー協会専務理事・
 2000年モノポリー世界チャンピオン 岡田豊)

2009-06-02-TUE


モノポリー米国チャンピオン決定戦に
行ってきました(5)
「ウェルカムパーティ編」


このたび、私こと
岡田豊@2000年モノポリー世界チャンピオンは、
モノポリー米国チャンピオン決定戦
「2009年モノポリー米国選手権」を見るため、
米国時間4月13〜16日、ワシントンDCにいってきました!
今回はその五回目の報告になります。

このコラムはモノポリー米国チャンピオン決定戦の
ものですが、日本ではすでに
モノポリー日本一決定戦「モノポリー日本選手権」が
始まっています。
来週6月7日(日)はいよいよ関東地区大会が
東京・291南青山にて開催されます。
そしてその前日6月6日(土)には
埼玉にて「モノポリーライト」
しかもデザートブッフェ付き!
先週の札幌でも大好評でしたが、
やっぱりモノポリーもデザートも
存分に楽しめるってすばらしいですね。

大人の参加費通常2000円のところを初参加者は半額、
埼玉県在住者は初参加者でなくても半額!

もちろんルールをご存知ない方でも大丈夫。
お気軽にご参加ください。
詳細は大会申し込みサイトをご参照ください。


さて連載の続きです。
モノポリー米国チャンピオン決定戦は毎回、
ウェルカムパーティを行います。
ウェルカムパーティでは、選手と選手のゲスト、
主催のハズブロ社のスタッフと
ハズブロ社のゲスト(今回の私はこれに当たります)が
一同にそろいます。
Mr.Monopolyも当然参加しております。

Mr.Monopolyとは久しぶりの再会となりましたが、
変わらずお元気でした。
お会いした時の「いつものお約束」を
覚えていてくれてまして、
私に会うとステッキを差し出してくれます。
「ステッキを触れ」ってことです。
実は私はステッキを触らせてもらって
大事なゲームに臨み、世界チャンピオンになったので、
幸運を分けてもらう意味で毎回お約束のように、
ステッキを触っています。
もちろん今回もしっかり触ってきました。


▲ウェルカムパーティの様子。
ホテルの最上階で盛大に行なわれました。
黒い服が目立つのは出席者全員にプレゼントされた
非売品特製ポロシャツ。




▲モノポリーのイベントなので、
テーブル上にもモノポリーグッズが目立ちます。
シルクハットはなかなかおしゃれですね。



▲モノポリーのイベントいえばMr.Monopoly。
会場では一番人気。



さてここで今回のアメリカチャンピオン決定の仕組みを
簡単に紹介します。
前回同様に、第一段階として、
モノポリーの歴史やテクニックに関する
モノポリーカルトクイズがネットで出題され、
それに80%の正解率を上げなければなりません。
かなりのカルトクイズですので、結構大変です。
前回は私も7割程度の正解率しかありませんでした。

次の段階として、今回の新しい試みとして、
モノポリーに関する「エッセー」を
提出しなければなりません。
なんだか大学入試の小論文みたいな感じですね。
そこで高得点をあげた上位24人が
今回のワシントンDCでのアメリカチャンピオン決定戦に
臨むわけです。
モノポリーに対する基礎的な知識に加え、
モノポリーへの情熱、意欲の高さが
重要視されているのがわかります。
日本でも小論文とか課してみるのは
おもしろいかもしれませんね。

なおワシントンDCでの米国チャンピオン決定戦は、
予選3ゲーム(1ゲームは4人ゲームで90分制限)の
総合成績で、
ただ1ゲームのみの決勝に進む4人が決まります。

というわけで実は参加者の多くは、
初めて参加という方となります。
ウェルカムパーティはそのような方々にとって、
懇親会的な意味合いの強いイベントといえます。
「いつも誰とモノポリーしてますか?」
「モノポリーでどのカラーグループが好きですか?」
など、モノポラーらしく、
モノポリーの話題がお互いの会話の中心となります。
なお日本においてこういう場で多い話題である
「何年モノポリーをしていますか?」は米国では
一切話題になりません。
彼らは物心ついてからずっとモノポリーで遊んでいるのが
当然だからですね。

このように初参加者が多い大会なのですが、
今回はいつもとはかなり違った光景が見られました。
ディフェンディングチャンピオンの
前回の米国チャンピオンだけでなく、
その他に過去の2人の米国チャンピオンが
参加していたことです。
いつもは米国チャンピオン経験者といえば、
ディフェンディングチャンピオンだけですので、
24人中3人も米国チャンピオン経験者がいるとは、
おそらく過去最多。

モノポリーのエッセーが新たな選抜課題となりましたので、
モノポリーへの情熱、意欲の高さが
明らかな過去の米国チャンピオンは
相当有利だったと思います。
参加者はもちろん多くのメディアにも
過去の米国チャンピオンが参加することに
非常に好意的で、取材などでも人気でした。
メディアにとって、
アメリカチャンピオン決定戦といえども、
モノポリーというボードゲームでは
非常に珍しい大会という切り口以外に、
過去のチャンピオンの戦いぶりや感想が取材できるので、
取材に幅がでて喜んでいるようでした。
まるで、ゴルフのマスターズのように、
過去のチャンピオンへのリスペクトのようなものも
感じられて、
前回よりもずっと盛り上がった大会になりました。


▲前回の米国チャンピオンMatt氏。
彼は事実上のホスト役ですので、
会場全体を回って、多くの方にご挨拶して回ってました。
彼は2004年大会における私の忙しさが
ようやくわかったかな!?



▲前回の米国チャンピオンMatt氏の、
予選1回戦の対戦メンバー。
予選は全て対戦相手があらかじめ決まっていますが、
公表は全てゲーム開始直前です。
参加者にとって誰と当たるのかわかる、
ドキドキの瞬間ですね。


次回からモノポリー米国チャンピオン決定戦で
いよいよ実際のゲームが始まります。


(文章:日本モノポリー協会専務理事・
 2000年モノポリー世界チャンピオン 岡田豊)

2009-05-31-SUN


モノポリー米国チャンピオン決定戦に
行ってきました(4)
「アーリントン編」


このたび、私こと
岡田豊@2000年モノポリー世界チャンピオンは、
モノポリー米国チャンピオン決定戦
「2009年モノポリー米国選手権」を見るため、
米国時間4月13〜16日、ワシントンDCにいってきました!
今回はその四回目の報告になります。

このコラムはモノポリー米国チャンピオン決定戦の
ものですが、日本ではすでに
モノポリー日本一決定戦「モノポリー日本選手権」が
始まっています。
今週は北海道地区大会5月24日(日)が
札幌・テレビ塔にて開催されます。
今回の目玉は前日5月23日(土)に開催される
「モノポリーライト」
なんと、札幌市民に圧倒的な人気を誇る、
札幌グランドホテルのケーキ&デザートバイキング付き!
通常1500円のところを初参加者、女性、
大学生・高校生はわずか500円!
中学生以下は無料!!
もちろんルールをご存知ない方でも大丈夫。
ベテランプレーヤーが丁寧に対応させていただきますので、
お気軽にご参加ください。
詳細は大会申し込みサイトをご参照ください。


さて連載の続きです。
今年のモノポリー米国チャンピオン決定戦は
二会場制でして、
初日のウェルカムパーティと予選1回戦は
アーリントンのシェラトンナショナルホテルで行われます。
米国の地理にそれほど詳しくない私は、
アーリントンといわれても
なかなかイメージできませんでしたが、
実は、ワシントンDCに隣接しています。
ワシントンDCは州に属さない特別な行政区域であって、
米国の多くの州と比べて、実はあまり広くありません。
そのため、ワシントンDCから少し行くと、
すぐに隣の州に入ってしまいます。
例えば上原投手が今年入団したボルチモア・オリオールズは
ワシントンDCに隣接する
メリーランド州に本拠地を構えていまして、
車なら1時間かからないくらいで行けます。
また私も利用したワシントンDCの国際玄関口ダレス空港は、
隣接するバージニア州にあります。

アーリントンはそのバージニア州にあって、
サクラで有名なポトマック川をはさんで、
ワシントンDCの対岸にあります。
ワシントンDCの中心部から地下鉄ですぐに行けるので、
実質的にはワシントンDCの都市圏に
組み込まれているといえます。
ワシントンDCは様々な規制で
高層ビルを建てることができませんが、
バージニア州では規制がゆるく、
高層ビルが結構目立ちます。
巨大ショッピングモールや高層マンションなどが多く、
ワシントンDCで働く人の住宅街にもなっています。

モノポリー米国チャンピオン決定戦のウェルカムパーティは
夜開催なので、
私はアーリントンを散策することにしました。
アーリントンといえば、アーリントン国立墓地。
アメリカの戦没者などが埋葬されている墓地で、
国防省が入っているペンタゴンが隣接しています。
ポトマック川をはさんで対岸には
過去の戦争の記念碑が目立ち、
一帯は戦争関係の施設だらけの状態です。


▲アーリントン墓地の様子。
同じ形の墓標が整然と並ぶ姿は圧倒的な厳粛さが漂っています。
ちなみに墓地は非常に広く、園内専用のバスまであります



▲故ケネディ大統領の墓。
米国民にいまなお圧倒的な人気を誇り、
アーリントン墓地で最も人気のあるスポットとなっています



▲日本人にとってアーリントン墓地といえばこれ。
米国海兵隊の戦没者を追悼する記念碑で、
硫黄島の戦いでの有名な場面を再現したものとなっています。
想像よりも非常に巨大な像で、写真左のおじさんと比べれば
その大きさが想像できると思います



さて、ここまでは単なる旅行記の趣ですが、
今回の主目的はモノポリー関連取材であることを
忘れたわけではありません。
日本のモノポラーのために
現地でしか買えないモノポリーをゲットすべく、
いろんなお店を巡りました。
特に事前に期待していたのは、アーリントンにある
「ファッションセンターアットペンタンゴンシティー」。
ペンタゴン傍にある巨大ショッピングモールで、
なおかつ大会会場のシェラトンホテルアーリントンにも
かなり近いです。
ここでレアなモノポリーを手に入れることができれば
持ち帰りもラク、なんて妄想していました。

しかし、どこまで探しても一切なし。
米国のショッピングモールでは
そもそもおもちゃ屋さんが少なく、
ある程度の規模以上のおもちゃ屋さんは
トイザらスのように単独で専門店を築くようです。
期待が高かっただけに失望感も高まり、
広いアーリントン墓地の散策での疲れが
私を一気に襲います。
そんな中、足取り重く、
モノポリー米国チャンピオン決定戦のウェルカムパーティに
向かうのでした。


▲The Fashion Center at Pentagon Cityの内部。
明るくて非常に広く、開放感にあふれています。
この巨大ショッピングセンターは地下鉄直結で、
米国でも郊外だけでなく大都市近郊で
交通の便のよい場所に立地する
ショッピングモールがじわじわ増えている様子



▲sheraton national hotelロビー。
モノポリー米国チャンピオン決定戦
ウェルカムパーティの案内が出ています


次回からいよいよ、
モノポリー米国チャンピオン決定戦の様子を
報告いたします。


(文章:日本モノポリー協会専務理事・
 2000年モノポリー世界チャンピオン 岡田豊)

2009-05-21-THU


大阪版モノポリーを東京でも楽しんでみませんか?
〜モノポリーナイト(東京)、5/22開催のご案内〜


コーヒーでも飲みながら気楽にモノポリーを楽しむ。
そんなことができる「モノポリーナイト」を
近々開催します。

ご当地版モノポリーとして
日本モノポリー協会がプロデュースした
大阪版モノポリー
大阪だけでなく全国から
ぜひ遊んでみたいという声をいただいています。
当初の想定外ではあり、非常にうれしいですね。
大阪以外で買われた方は大阪版モノポリーを楽しみながら、
御住まいの地域でご当地版モノポリーを
思い浮かべてみるようです。

このような声を受けて、
今年のモノポリー日本一決定戦「日本選手権」では、
大阪版モノポリーが公式に採用されていまして、
各地の大会では大阪版モノポリーを遊ぶことができます。
また最後の決戦「全国大会」の開催地には、
大阪版モノポリーに掲載されている
関西国際空港が選ばれています。
東京以外で開催するのは実は初めてのことですね。

ご当地版モノポリーについては
一種のブームともいえる状況でして、
例えば「NIKKEI NET PODCAST 週刊日経トレンディ」でも
「ビジネスに役立つキーワード」として
ご当地モノポリーが堂々と登場しています。

日本モノポリー協会では今後も
様々な地域でご当地モノポリーを
手がけていきたいと思います。

こんな大阪版モノポリー、
今回のモノポリーナイトで使用いたします。
まだ遊んだことがない方、
ぜひこの機会に遊んでみてください。
平日夜の5月22日(金)開催です。
会社帰りにでもほんの少し寄り道してくださいね。


ルールをご存知ない方でも問題ありません。
日本モノポリー協会幹部をはじめに、
ベテランプレーヤーが楽しませてくれますよ。

もちろん今回も初参加者は半額
この機会をお見逃しなく!

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「モノポリーナイト」

日時:5月22日(金)19時〜22時
場所:カフェミヤマ 渋谷東口駅前店5号室
   東京都渋谷区渋谷3-19-1オミビルB1F
   詳しい地図はこちら
参加費:1000円(ソフトドリンク1杯付きです)
    そのうえ、はじめて協会のイベントに
    参加される方は半額!
    もちろんワンドリンク付きです。
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○「モノポリーナイト」(大阪)(東京)は
 毎月1回程度開催する予定です。
次回は6月6日(土)に、大阪と浦和にて開催!
浦和は昨年大評判だったケーキバイキング付きの予定です。


(文章:日本モノポリー協会専務理事・
 2000年モノポリー世界チャンピオン 岡田豊)

2009-05-19-TUE


モノポリー米国チャンピオン決定戦に
行ってきました(3)
「ワシントンDC編」


このたび、私こと
岡田豊@2000年モノポリー世界チャンピオンは、
モノポリー米国チャンピオン決定戦
「2009年モノポリー米国選手権」を見るため、
米国時間4月13〜16日、ワシントンDCにいってきました!
今回はその三回目の報告になります。

このコラムはモノポリー米国チャンピオン決定戦の
ものですが、日本ではすでに
モノポリー日本一決定戦「モノポリー日本選手権」が
始まっています。
今週は近畿地区大会5月10日(日)(大阪)が
開催されます。
前日には大阪版モノポリーに掲載されています
「なにわ名物いちびり庵」なんば店2階にて、
14〜17時まで、モノポリーライトを開催いたします。
ワンドリンク+スイーツ1品付きで1500円。
これでも十分オトクなのですが、さらに驚愕情報!
「なにわ名物いちびり庵」なんば店1階にて、
当日、大阪版モノポリーを購入された方は、
ご家族全員、参加費無料とさせていただきます!

もちろんルールをご存知ない方でも大丈夫。
ベテランプレーヤーが
丁寧に対応させていただきますので、
お気軽にご参加ください。
詳細は大会申し込みサイトをご参照ください。


さて連載の続きです。
モノポリーの取材である以上、
2003年の前回同様、
モノポリーに関わる取材を進めたいのですが、
ワシントンDCは政治都市であり、
ミュージアムをはじめとする観光都市であるため、
典型的なおもちゃ屋を探すのは結構厳しいのです。
そこで、著名観光施設を巡りながら、
土産物屋を中心にモノポリーを探すことになりました。



▲ワシントンDCはサクラで有名。
サクラ祭りが入国前日まで行われていました。
画像のように既に葉桜で残念!
でも土産物屋ではサクラグッズ満載



▲政治都市ワシントンDCを代表するホワイトハウス


▲今は基本的に中に入ることができません。
観光客は遠く離れた場所から金網越しに眺めるだけです



▲これも著名なリンカーンの像。
印象よりずいぶん巨大な像です


▲ワシントンDCである意味、最も人気なのは、
このワシントン記念塔。
19世紀に立てられたもので、館内が狭いため、
厳しい入場制限があります。
午前の早いうちから並んでようやく整理券をゲット!



▲ワシントンDCで今回目立ったのがこれ。
あのセグウェイに乗るツアーで、
結構なスピードで駆け抜けていきます。
これに乗ることができなかったのが、
ワシントンでの心残りの一つ



はい、やっぱりありました。
スミソニアン自然史博物館のミュージアムショップで、
大量に発見です。

でも、なんだか違和感が。
これは日本では通称「オポリー」と呼ばれる海賊版です。
これ以外にも「オポリー」がどこでも本当に多かった。
今回のワシントンDCでは
正規のハズブロ版モノポリーを押しのけて、
すごく目立っていたのが印象的でした。
一方で、正規のハズブロ版はどこにいったのやら‥‥.
全然見つからないじゃないですか!



▲ミュージアムショップで大量に売られている
通称「オポリー」シリーズ。
良く見ると、ハズブロ版モノポリーと微妙に違うのがわかります。



(文章:日本モノポリー協会専務理事・
 2000年モノポリー世界チャンピオン 岡田豊)

2009-05-08-FRI


モノポリー米国チャンピオン決定戦に
行ってきました(2)
「スミソニアン編」


このたび、
私こと岡田豊@2000年モノポリー世界チャンピオンは、
モノポリー米国チャンピオン決定戦
「2009年モノポリー米国選手権」を見るため、
米国時間4月13〜16日、ワシントンDCにいってきました!
今回はその二回目の報告になります。

このコラムはモノポリー米国チャンピオン決定戦の
ものですが、明日より、
いよいよモノポリー日本一決定戦
「モノポリー日本選手権」が
始まります。
東海地区大会5月5日(祝・火)(名古屋)
北陸地区大会5月6日(祝・水)(福井)
とGW終盤に連日開催です。
参加費無料のフリープレーコースもありますので、
お気軽にご参加ください。
詳細は大会申し込みサイトをご参照ください。


さて本題です。
今回の開催地ワシントンDCは、
ホワイトハウスに代表されるように、
どの州にも属さない政治都市ですが、
また世界的にも著名な観光都市なのでした。
たった4日ほどの滞在ではもったいないくらい
見所満載です。
前回はNY経由で米国選手権開催地
アトランティックシティに行きましたから、
NYの観光を満喫しましたが、
今回は前回以上に観光を楽しむことになりました。

ワシントンDCの観光として著名なのは
スミソニアンに代表されるミュージアム。
日本でも上野駅周辺はミュージアムが集積していますが、
ワシントンDCはそんなレベルではありませんね。
ものすごい数のミュージアムが大量に集積し、
そのうえ、そのほとんどが無料にて見学できます。
これはすごいですね。
ワシントンDCに早く到着したかった理由は
ここにあります。


▲ワシントンDCの国際玄関口ダレス空港傍には、
スミソニアン航空宇宙博物館の別館があります。
エノラゲイが展示されているなど、
日本人にとって複雑な感情をもってしまうものの、
実物展示は圧巻の一言で、本物のスペースシャトルはド迫力!



▲旅客機として世界最速を誇ったコンコルドも丸ごと展示。
とんがった感じがよくわかりますね。



▲単に並べるだけではありません。空中に吊るしたりして、
大量の展示が行えるようになっています。
本当にところ狭しと、様々な展示物が置かれています



▲初の月面着陸に成功したアポロ11号の宇宙船司令室。
前出のスペースシャトルに比べれば、ものすごく小さい!
大人が乗るのは大変だ



さて、今回はもちろんモノポリー関連取材。
単なる観光ではございません。
前回は観光地でモノポリーの痕跡を探す旅でしたので、
今回も同様です。
そこで、ミュージアムショップを探しました。
スミソニアンにもモノポリーをみつけました!
この時点では、今回も順調にモノポリーが見つかるのだと、
思っていましたが‥‥。(次回につづきます)


▲昔懐かしパンナムグッズ。
ある程度以上の年齢の方にとっては、
海外旅行といえばパンナムグッズという時代もありましたね



▲米国では人気の空軍シリーズのモノポリー。
歴代の空軍機がマスに登場します



(文章:日本モノポリー協会専務理事・
 2000年モノポリー世界チャンピオン 岡田豊)

2009-05-04-MON


モノポリー米国チャンピオン決定戦に
行ってきました(1)
「出発準備編」


このたび、私こと
岡田豊@2000年モノポリー世界チャンピオンは、
モノポリー米国チャンピオン決定戦
「2009年モノポリー米国選手権」を見るため、
米国時間4月13〜16日、ワシントンDCにいってきました!
その時の様子を何回かの連載で記したいと思います。

モノポリー米国選手権の取材は2003年に続いて二度目。
今回も前回と同じ3泊5日の強行日程ですが、
今回は前回と違い、休日を全く絡めない月〜金の日程に。
米国選手権を平日開催とは、主催のハズブロって、
参加者の都合はどう考えているのでしょうか?
平日でもなんとか都合をつけてくる方ばかり
ということなのでしょう。
すごい情熱の表れかもしれません。

とにかく会社勤めの私としては、
新年度に入っていきなり1週間連続休暇を
取得することになり、
ちょっと気分的にはブルーなものもありましたが、
熱い戦いに対する期待感に加え、
旧友らと再会できると思うと、
日程が近づくにつれて、気分も盛り上がって参りました。

さて前回との比較で違うのは他にもあります。
前回は大手旅行会社経由で航空券を獲得し、
ネットで確保した宿はホテル側の不慣れから
トラブル続きだったのですが、結果からいえば
今回は航空券、宿ともにネットで簡単に確保でき、
トラブルも一切ありませんでした。

成田からワシントンDCへの直行便は、
ANA、ユナイテッド航空しかないのですが、
ユナイテッドは価格が安いけど、行きが夕刻着、
ANAは高いけど、午前中着。
帰りは共に同じくらいの時刻。
ちょっとでも早くワシントンDC入りしたい私としては
一長一短だったのですね。
前回も利用した大手旅行会社のオファーは、
ANA、ユナイテッドの2択であり、
究極の選択を迫られつつありました。

そこでネットにて検証してみると、
ユナイテッドのサイトでは、
行きがANA、帰りがユナイテッドを
簡単に選択できるのがわかりました。
行きがANAとユナイテッドの
共同運航便(コードシャア便)だったので
ユナイテッドでも扱えたのですね。
旅行会社で解決できないものが
ネットなら解決してしまう。
時代の変化を感じました。
「おいおい、旅行会社大丈夫か?」
とPCに向かってツッコミながら、
これが正解とばかり、
すぐにネットで購入してしまいました。
今回も格安航空券ながら、
いろんな特典などで、米国往復は事実上、
日本国内往復航空券無料相当の
マイレージがたまりました。
これもちょっぴりトクした気分ですね。
(なお、共同運航便の場合、
 マイレージの扱いなどが
 微妙に違う場合がありますので、
 それが気になる人にはよく調べてみましょう)

また宿も簡単にネットでゲット!
前回は日本の会社のネット予約で
海外の宿を確保した場合、
トラブル続きだったのですが、
今回は海外の会社のサイトが既に日本語化されていたり、
ホテルの大手チェーンは日本語サイトが充実していて、
英語に不慣れであっても、
簡単に予約することができました。

ちなみに今回宿泊した宿は、
日本にも系列ホテルがある大手チェーンのところ。
会員になっていたので、ネット予約は本当に楽。
今回のホテルは、自社サイトの予約では
最も安い価格を保障する制度を採っていたので、
他の宿泊予約サイトを見比べる必要もなく、簡単に決定。
そのうえチェックインもチェックアウトも
ホテル受付にあるPCで完結。
本当に手軽になりました。
そのうえ、キャンペーン中で、
3泊すればほぼ1泊が無料になる仕組み。
さらに、なぜかもう1泊無料の抽選に当選!
合わせて2泊無料の特典をゲットしました。
これは本当に得した気分になりました。


▲宿泊したホテルの部屋の様子。
部屋もベッドも一人には広すぎて、値段も高い!
日本ホテルのシングル仕様のありがたみが身に染みます



ちなみに、5月3日(祝・日)の
「ワールド日本語版モノポリー大会」
(東京・渋谷)には、
ワシントンDC土産の定番
スミソニアン航空宇宙博物館
「アイスクリームの宇宙食」15個を
参加者に抽選などでプレゼント!
フリープレーコースのみ参加の方も
プレゼントには挑戦できます。
大会の参加申し込みやフリープレーコースの詳細などは、
ここからお気軽に。


(文章:日本モノポリー協会専務理事・
 2000年モノポリー世界チャンピオン 岡田豊)

2009-05-01-FRI


日本モノポリー協会への激励や感想などは、
メールの表題に「日本モノポリー協会さんへ」と書いて
postman@1101.comに送ってください。


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