SHIMIZU_MICHIKO
清水ミチコの試供品無料進呈
(秘密厳守)
2001年9月の日記

第237回

9月1日・土曜日

函館へ。今回はおシゴトで。

帰りの空港で、「お疲れさま!」と、声をかけられ、
どなたかと思ったら北野大センセイだった。
あいかわらずいいお顔で、失礼ながらホッとする。

センセイの機内の席が、私の真ん前だったので、
拝見できてしまったんだけど、
本に集中するのか、と思いきや、
上陸から着陸まで、ホントに長いあいだ、
ず〜っとじっくり景色を見ておられた。
雲だけの空も、地面も、とにかくずーっと、なのだ。
つい私も、(この景色で、こういう事を思っているのかな、
それとも案外夕食には何食べよう、ってな、
関係ないことを思ってるのかも)と、
北野センセイの気持ちに、勝手に想像して立って見た。
でも、人が雄大な景色を黙ってじ〜っと見てる姿って、
まるで神様と対峙してるみたいできれいだ。

9月2日・日曜日

大阪の鶴瓶さんの番組、「つるまげどん」へ。
この番組は2度目なんだけど、私が出た1回目の時、
視聴率は最悪を記録したそうだ。(4%)
これが本当にくやしくて。
私は「大阪で人気がでないタイプ」、とは
昔っから何度か聞いてたんだけど、
数字でハッキリ出されると、
証拠を「ほれ」、と見せつけられたよう。わーん。
別に視聴率を高く!なんて、
ホントぜんぜん思ってもいないんだけど、
「大阪では、ダメ」、ってくくりだけが、
いつまでたってもくやしい。
ひっかかる。
またこういう、くやしい!そのぶん頑張ってる私!
ってな気持ちが、うっすら画面に映ってるから、
しばらくは逆に堂々めぐりなのかもしれへん。

帰りの新幹線は、横浜で降り、タクシーで生田スタジオでの
ドラマ「ビューティ7」の撮りへ。
なぜか桃井さんのマネしている不思議なお客、という役。
たいへんおいしゅうございました。


藤井さん、光浦さんと

9月3日・月曜日

金沢へ、「おかず屋さん」5本撮り。
お料理も、たいへんおいしゅうございました。

終わって、夜、ホテルで、
いつもお願いしている整体の先生に、こう言われた。
「あんまり身体にいい生活してないし、
 弱ってるのはリンパ腺、ホルモンの分泌。
 この為には、黒酢を飲んだらいい。
 黒酢は身体に最高の飲み物で、アミノ酸が、、、」
と、以下30分、悲鳴を押し殺しながら
「いかに素晴らしい飲み物か」、との説明を聞いた。
ついでに、「黒酢の通信販売のショップ」の
電話番号を聞く。

先生がお帰りになった夜中、単純にも黒酢というものを、
どうにも飲みたくなってたまらなくなってきて、
えーい、これでも飲め、と、
冷蔵庫を開けてアセロラ飲んだ。

9月4日・火曜日

「おかず屋さん」4本撮り。
「黒酢って、いいんだってさ〜。飲んだことないけど。」
と、さっそくヤノッチに語ってるうちに、
さらに「自己暗示」にかかってしまったのか、
(本当に身体が欲しがってしかたない)ような
気になってきて、
(早く飲みたい!)としか思えなくなってきた。

ついにお昼休み、街の薬局へ帽子かぶって
タターッと走った。
「黒酢、ありますか?」と聞いたら、「はい。そこに」と、
自然なカンジで陳列棚を指すので、
(やっぱ有名だったんだ!)と、
一本(750ミリリットル)抱えて
スタジオにもどってきた。
私の積極性は、時々激しいで。
スタッフのみんなにも、「飲めや飲めや」と、
説明書どうり、水で薄めては薦めた。

しかし、まずいったらなかった。
驚いた。なんだこれは。
みんなでせきこんでは、励ましながら飲んだ。

食欲は減退し、ヤノッチの「酸っぱい顔」も
いつまでたってもなかなか取れない。
自分一人で責任を負うべきだったか。
いろんな意味で薬になった。

9月5日・水曜日

「ためしてガッテン」へ。
この番組にはどうやらいわゆるカンペ、
というものがないので、
司会のお二人は、すごい知識を一回限りで、
スラスラ言えるように覚えなくてはならない。すごい。
きっとテレビを見てる人にも、
この一所懸命さは伝わってるんじゃないだろうか。

しかし、この回は「自転車について」で、
隣の自転車マニアのなぎらさん(15台所有)が、
小さい声で
「ああ、知らないんだなあ〜、ちょっと違うんだけどな〜」
と、時々歯がゆい顔で、小さくぐちってた。
マニアとはこういうものか。
これ以上知識のディープな世界となったら、
お茶の間番組として成立できんがな。と、言ったら、
「わかってるから、マイクを通して言ってないんだよお〜」
と、さらに歯ぎしり。笑った〜。
 
帰宅して、残りの黒酢を大きなボトルに入れ、
はちみつとミネラルウオーターをまぜて、
甘い「黒酢ドリンク」を作り、家族も飲めるようにした。
夫は「だっだごべ、じぼびがずぼい」
(何だこれ、匂いがすごい)と、匂いだけでむせていた。
最近ちょっと太ってきた私は、
コップ一杯飲むと、すごく食欲が落ちるから、
ダイエットしたい時は食事の前にこれを一杯、と
思うようにした。

これがなくなったら、通信販売の黒酢(錠剤)に挑戦!
ホルモン分泌!発射!!

2001-09-19-WED

第238回

9月6日・木曜日

コドモが人んちに行ってていない、ので、オットと食事へ。
コドモがいるとなかなか行く気になれないレストランにね。
焼きフォアグラに、オマール海老のアメリカンソース、
いさきのにんにく焼き、ビーツのサラダ、
わたり蟹とアスパラのスパゲッティ、カベルネ、チーズ、
エスプレッソなど。
手焼きのパンも滋味で美味しかった。

でもこういうシチュエーション、
(子供がいない時、夫婦で大人の贅沢)って、
私らの親たちがやってこなかったせいか、
(いっさいなかったような)ちょっと。
「親がこうだったから、自分が親になった時に、
 そうしないようにした」
ってなわけだけど、
私らの子供の世代はどうなってくんだろう。

9月7日・金曜日

「日本人の質問」へ。かなり(普通)なままで出た。
なんというか、NHKっぽい、ファミリーな感じで。
それが悪く出たのか、ついVTRを見たコメントに、
『いや〜、事実は小説より奇なりですねえ』と
言ってしまい、古舘さんに
「あれ!清水さん、どーしたんですか!
 そんな平凡な言い方して!毒もないような!」
と言われ、しまった、と思った。

最近ついつい、この番組にはこのテンション、ここはロー、
なんて計算を自然にしちゃう。
いつもハイ!くらいでよろしい、ですな。
テレビではとくに。
そのぶん「私生活では元気、意外とないんですね、、、」
なんて言われたって、いいじゃないですか!!

9月8日・土曜日


日テレのBS番組へ。
スタッフは昔、私と一緒に番組を作って来たスタッフで、
「チャンネルそのものが増えてしまって、すんごい大変!
 寝てない!マジで!」
と、赤い目で言っていた。
それにしても、最近なんで急に「チャンネル」って
増えたのかしら。
不景気って聞くその隣で、めちゃ出店しているような。
私の家はWOWOW、NHK-BSくらいしかないんだけど、
「夜のヒットスタジオ」の再放送だけは、
とてもとてもうらやましい。
タマちゃん(浅草キッド)は持ってるらしく、
「完全無欠のロックンローラー」の(例)話を聞くだけで、
つけときゃよかった!、、、と、無性に見たくなる。
私、あの番組大好きだったんです。
関係ないけど、紙でできた、音のいいスピーカー、
注文してみたら、11月まで生産は無理、とのことで、
歯ぎしりしながらますます欲しくなった。
世間のアンテナは思うよりさえてますなあ。

9月9日・日曜日

テレ東「社長失格」へ、テリー伊藤さんらと。
ITベンチャー企業に失敗した社長のVTRを見ながら
話をする。
私はあんまりよく知らない社会、っていうか、
興味が持てないジャンル。
でも、私と同じ気持ちの人も多く見ているのだ、と思い、
素朴に質問した。
ここがきっと私のシゴト。
ところで、「そんなことも知らないのか」と、
思われるんじゃないか、っていう心配って、
このトシになったら急速に目減りしてきた。
常識でわかってるはず、って思って出してる方が甘い、
なんて思う。知るかいな。

夕方、「明石家マンション」へ。田中真紀子になって出る。
すんごく誉められて嬉しかった。
でも、公の前で誉められるってうちは、
まだまだなんだって。
じゃあ、誉められないようなランクになるまで、
頑張るわけですわな。
きびちいのう。
でも今日は楽しかった。



9月10日・月曜日

クラスで、『コクる』という言葉が流行っているらしい。
好きな人に告白するって行為ですね。

で、今日コドモが、
『それでー、私が好きなその男の子は、
 どうやら○○ちゃんが好きなんだって。
 (略)
 で、私、いつかコクろうかと思って。』
と明るく言うので、びっくりしてすぐ止めた。

「えっ?!その男の子に別に好きな人がいるんなら、
 ダメじゃん。何を言うか」
という意味のことを言ったら、驚いたように、
「あ?じゃあ、何のために、みんなコクってるの?
 相手に気持ちを伝える、って事じゃないのー?」
と、まっすぐ聞かれ、
「ちょっと待った、考えるわ。」と時間を置いた。

(両思いになりたいから、の、スタートじゃんけ!
フラレに行くようなもんじゃ、損するだけやんけ!)を、
うまく説明するには、と、考えてるうち、
わからなくなってしまった。

わからん、とコドモにコクった。

2001-09-24-MON

第239回

9月11日・火曜日

高田文夫さんの事務所から連絡があり、
10月23日、新宿サザンシアターでのライブに、
私も出演することになった。
毎年、ビバリストが多いので、30代から上という年齢層で、
おっさんの笑い声が地響きのようにこだまするイベント。
この日は20分づつ、鳥肌実さん→そのまんま東さん→
私→休憩→松村邦洋さん→浅草キッドさん→(大喜利)、
というメンバー。
何をやるかを早く決めなければ。
ところで、みなさんからのメール、
たくさん受け取りました。嬉しかったです。
全部、くまなく読んでます。
大阪のお方、とくにおおきに。

9月12日・水曜日


事務所に寄ったら、
ナカガーさんが電話を切った直後であり、
何となく、ふりむいた顔がアカらんでおられた。
「どしたの?」と聞いたら、
「いや、今もそういう電話だったんですけど、
 最近、どういうわけか私が電話に出ると、
 途中で、業界の人なのに
 『あ、清水ミチコさんっしょ?!御本人さんっしょ!!』
 と言われる」
のだそうだ。
「いえ、違います、本人はこちらの電話には出ませんので」
と否定しても、
(またまた。わかってるわかってる。
 そういう事にしときましょうね!
 うまいね!ヤ・ラ・レ・タ!)
な、ニュアンスなのだそうだ。
再度、強く否定すればますますあやしくなるし。
「似てないと思うけど、ねえ」、とか言いながら、二人で
「もしもし」「もしもし」と、声を確認しあった。
似てるかもしれない。
こないだは、ファンを名乗る少女からの電話があり、
途中で、
「えっ!ミッちゃんじゃなかったのおっ!!
がーん。がーん。」と、一方的に嘆かれたそうだ。

9月13日・木曜日

シゴトの帰りに青山のスポーツクラブへ。
いつものマシンに乗ろう、と思って行き、
ふとガラスの向こうを見たら
『体験ヨガ、40分コース』をやっていたので、
ピューと着替えてすぐ参加した。

筋肉は伸び、呼吸は下腹から、アロマテラピーの香りで、
精神的にもいい感じ〜になった。
いい脳波出してるぞ私!みたいな。
これはこれは。と思い、また参加しよう、と決めた矢先、
今度はその場所で
「エアロビクス20分×3回コース、いかがですか?
参加しませんか?」と声をかけられた。
今日は短時間でものすごくついてるじゃない!
これやって帰ろ!と思いながら参加。

そしたら、今度はめっちゃくちゃ向いてなかった。
自意識過剰が災いするのか、恥ずかしいったらない。
どんなに「普通の表情」を作っても、どうしても、
「私、今ノリノリッ!!キャホウッ!!」って、
感じになってしまう。
『皆さん、私、乗ってませんからね!』と、
教えたくなった。
またカッコいい若い女性が、
英語なまりの日本語で指導するから、ますます照れる。
憧れ。
そしたら、いきなり『くにゃくにゃしなーいっ!!』と、
明らかに私を見て言った。

9月14日・金曜日

黒酢がやっとなくなり、今度は飲みやすい「粒状のヤツ」を
インターネットで注文。
ああ便利。
今日、タクシーに乗ったら、無線の雑音の中、
運転手さんに連絡が入ったらしい。

「今、何ちゅーたか、お客さん、意味わかります?」
と言う。
「はあ、なんとなく、聞こえましたけど。」と言ったら、
「こりゃあ、実はこのタクシーの世界の暗号の符丁でね。
 意味は、、」
と、あとはピストル、殺人関係などの恐いお話となった。
いろいろありますですね。
なんとなくじわーっとこわくなり、
低い声で「じゃ、頑張ってください。」と言って、
そうっと降りた。

9月15日・土曜日

シゴトが早く終わり、2時には家についた。
今日は掃除をキメ細かくやる、つもりが、
やはり全体的におおらかな掃除のみ、になった。
でもキレイな部屋はやっぱり気持ちがいいなー。

私は家族がいない時に、
ひとりでひっそりやるって方が好き。
意外なほど、頭の中も整理されていくんですよね。
網戸などは、オーソリティにお願いしたよ。
夕方、ちょっとビールを飲み、眠くなってうとうとし、
ふと目を開けたら、オットがソファーで縫い物をしていた。
あまりにも地味で、笑いながら起きた。
月曜日までに、なんだそうだ。

2001-09-26-WED

第240回

9月16日・日曜日

福岡で、『熱血!オヤジバトル』収録。
キッチュさんと司会。
つい、UFOの話になり、キッチュさんの目が
ギラ!と光ったのがおっかしかった。
いきなり
「UFOって、だいたい何の略か知ってる?」ときたので、
「ヨッ!たっぷり!!」と、ひやかした。
このバトルで優勝した50くらいのオヤジたちが
本当に泣き出し、私まで一瞬もらい泣き。
きのうは、テレビでのNYの街頭インタビューを見てたら、
「私は街をまた明るくしようと努力します。
大きな声で歌って踊ります。それがNYですもの。」と、
いうのを聞いて、泣けてきた。

福岡の帰りは、ちょこっと時間があり、
さ、空港でラーメン・オア・うどん(博多のうどんって
おいしいんですよ。知ってた?)でも食べて帰ろうぜ!
泊まり組みはふぐ三昧だって聞いたけど、
いいさ、日帰り組みのワシは麺好きなのだ〜、と思ったら
お店はとっくに終わってて、お鮨屋さんしかやっておらず。
でも、お鮨だけは急いで食べるの、ヤダな〜、と迷う。
でもペコペコなので、カウンターでヤノッチと
20分で食べた。
なんか、「鮨」じゃなかった。大食い選手権だ。
値段だけ鮨だった。後悔しきり。

9月17日・月曜日

コドモ、オットが縫ったゼッケンの体操着を持って
でかけた。
今朝のメニューはピザトーストと牛乳、
紫キャベツのサラダ。
牛乳パックは、毎週2本お届けしてもらってるんだけど、
最近早くなくなるので、来週から3本にしてもらおう。

今日はネタ書きするぞ!と思い、
ずーっと自分の部屋にいるうち、ひょっとする間に
部屋の模様替えにはまってしまった。
ハイロウズの新譜かけたりして。
青春!放課後!なんて感じたりして。
オットと私は、深夜のニュース中毒になってる。
私の友達の一人は、イスラエルに婿に行ってるんだけど、
しょっちゅう日本からメールで
『どう?』などと聞かれているらしい。
心配なのか、興味なんだか。
『どう?』ってさ、、、、。

9月18日・火曜日

レンタルビデオショップで流れていた
「じゃんけんぴょん」が、耳から離れないまま、
自転車をこいだ。なんで残ってしまうんだ〜。
気がつけば、ふと口ずさんでるじゃないか。
家にコドモの友達、クボッチが家に遊びにきていた。
ふたりがソファーで何かを言い合っては
くすくす笑っていたので、何がおかしいの、と聞いたら、
英語の時間に、生徒にニセモノの果物が渡され、
それを持って
「I HAVE AN APPLE.」「I HAVE AN ORANGE.」など、
言わなきゃならないのに、男子の一人がバナナを持ち、
思いっきり『I AM A BANANA !』と、
言いまちがえたのだそうだ。
クラス中大爆笑で、今思い出しても、おかしいらしい。
これでその子のあだ名は決定かも。

9月19日・水曜日

グランドピアノがクレーン車に乗って、
2階の窓からヨメに行ってしまった。
弾けない状態ではしのびないし、と、
こないだ決心したんでした。
(さようならピアノ)とでも言いたかったけど、
業者さんに私の部屋だってバレるのが(寝室でもあるし)
イヤで、(オットがいる時で私がいない時間帯)に、
来てくださるようお願いした。
しかし、いざ到着した業者さん、いきなり
『ちゅらさん、見てますよ!奥さん、面白いわ。』と、
言われたらしい。バレバレ。

部屋はサミシーほど広くなって、
同時に消音ピアノ(アップライト)が引っ越しまでの期間、
レンタルでやってきた。おまえやせてるな〜。

そういえば、事務所のナカガーさんが、こないだ下北沢で、
「リクオ」さんの弾き語りライブに行ってきたんだって。
でもそれが、お店の壁に置いてある
アップライトピアノでの演奏、という形なので、
しょっちゅう背中ごしのお客さんに、
首だけ振り返って歌ってくれたんだそうだ。
で、できるんですな。

9月20日・木曜日

ビデオで「ウオーターボーイズ」を見た。
わーい、おっかしかった〜。
けど、笑ってるうちに、最後は感動して、
急にくっと胸にきた。涙ぴゅー。
途中で、コドモもオットもふとビデオを見はじめ、
『何これ、苦しい!たまらん!アッハッハ!』って感じで、
ウケまくっていた。
横の人間が笑ってると、おかしみも倍増しますな。
これはきっと、マネージャー・ヤノッチも好きなはず、
と思い、ニタニタしながら、
「まあ、見てみ」と、手渡した。

2001-10-03-WED

第241回

9月21日・金曜日

夕方、三谷幸喜さんから電話で、
「和田誠さんの自宅の電話番号、知りませんか!!
 または、知ってる人知り合いにいませんか?!!」
と、せっぱつまった声。
なんでも、新聞に連載している三谷さんのエッセイには、
いつも和田さんがイラストを描いておられるのだけれど、
イラスト担当者の方が、
どういうわけか和田さんの事務所と連絡がつかず、
しかし、〆きり状態は刻一刻とせまり、
緊急にさがしているのだと言う。
私も事務所の電話番号しか知らない。
けど、久々に(たよられた!)という気がして、
まかせろ!とばかりに、いったん電話を切った。
平野レミさんの事務所に電話。留守電だった。

イラストライターの南伸坊さんなら知ってるんじゃ?
と電話。
携帯だったせいか、途中、プツプツッと声がとぎれた。
そしたら、
「あ。とぎれる、っていうモノマネ?
 どうやってやるの?」
と、まじめに言われ、笑った。
やるか。
「僕は知らないけど、高平さんなら知ってるんじゃない?」
(おっとりニコニコ口調)
とのことで、今度は高平家に連絡。
一人テレフォンショッキングだ。

5秒で番号をゲットできた。
三谷さんに感謝され、電話かわって、小林聡美さんが出て
「私、よくわからないけど、
 どうも、ありがとうございました。って言えって。」
と、正直なお礼を言われた。
頭に音符マークがついた日でした。
なるほど、サービスって、
する自分が気持ちがいいんですな。

9月22日・土曜日

「ママ」、と呼んでたのを、
「お母さん」に変更したい、とコドモ。
「いいよ〜、どうぞ。なんとでも」と言った。
なんでもいいのよね。これはホント。
呼ばれ方はなんであっても嬉しく、
実はこの「私」を指名して呼んでくれれば
それで何だっていいのよ〜。
私が同じくらいの年頃に、
まったく同じ事を母親に言ってたなあ、と思った。
でもその頃、なぜか「おかん」(関西弁)が
なぜかTVで新鮮に聞こえ、それで呼んだら
「え。それはちょっと、、、。それ以外で、、、。
 母ちゃんでもいいから。おかんは、かなりキツい、、、」
と言ってました。
母親のパーソナリティに、軽く考えつくあだ名、
くらいでちょうどいいんでしょうね。

9月23日・日曜日

飛行機で金沢へ。ノーメークで。
羽田の書店で買った読みかけの本をテーブルに置き、
音楽チャンネル聞きながら、うとうとしてたら、
スチュワーデスさんからお茶を置かれながら、
声をかけられた。
「先生でいらっしゃいます?」。
意味がよく聞き取れず、「はいっ?」と言うと、
「あの、先生、でいらっしゃいますか?」と
もう一度繰り返す。
もしかしたら、知的な感じに見えたのかな!と
ちょっと嬉しかった。

しかし、テーブルに置いた自分の本のカバーを見て、
その誤解の理由が溶けた。
タイトルが「新しい歴史教科書」だったのだ。
(深い意味も持たず、ちょっと読みたくなった)。
しばらくしたら、そのスチュワーデスさんが
「清水様、さきほどはとんだ失礼を、、、」と謝られた。
「いや、私ね、めちゃ嬉しかったんですよ」と言ったら、
「いつも拝見してます。」
だって。
うまいわあ。
キュッ、とつねっちゃった。
(心で)

9月24日・月曜日

友達の公ちゃんが高山から泊まりにくる。
いつもとてもマイペースなので、
気を使わなくていいタイプ。
でも、ちょっとサービスしたりすると、
とても喜んでくれるので、
(そうかい?こんな事でかい?)と、
ますますサービスしたくなってくる。

喜び上手だと、
まわりにも知らずに何かを与えるものがあるようで、
お得なんですよね。
たとえば変な話、マッサージとか、
(うまいな〜)、と思ったら、
迷わず照れずにその気持ちを口にするとですね、
その人、もっと上手にサービスしてくださるんですよ。
こっちはそんなつもりじゃなくても、なんです、これが。
絶対返ってくるんです。
お世辞ではないんです。
でも、あえて悪い言い方にたって、
「おだてに乗る」とか、乗ってあげるっての、
じっさい、悪いこた、お互いなんもないんですよね〜。

9月25日・火曜日

テレ朝のカラオケ特番へ。
ココリコの田中さん、
実は偶然ウチから徒歩3分くらいのとこに住んでいる。
で、「いつかお邪魔させてくださいよ!!」と、
言ってくれた。

嬉しかった。
でも、実は私はちょっと考えただけで恥ずかしくなり、
(二人とも照れ屋なので、きっと何か空間すごく下手そう)
と、思い、
「じゃあ、まずシュミレーションしてみっか!」と言った。

「まず、君が到着したとする。私は、ま、お茶出すわな。」
「あ、じゃ僕、きっと、おいしい!っつって飲みます!
 たぶん全部!」
「で。そおお?ありがと。このお茶はさ、なんつって、
 こっちもおかわりを注ぎながら、礼を言うわな。」
「で、次、ですよね!
 あ。最近の活動などの話を!お互いに。」
「したいよねえ。あれ面白かった、とか、
 あの人嫌い!なんてさ。気楽に。」
「で、時間になって、そろそろ家族の皆さんに挨拶を。
 紹介っていうか。僕はしたいです。」
「はい、じゃ、君早めに来てたんだよね。
 で、しました。したとする。
 それ終わったら。ま、私、うーん、プチッと、
 リモコンでニュースでもつけるかなあ。」
「ですよね。この時期だし。僕も見ます。見たいです。」

「おや?もう6時じゃない。
 よかったら、夕食でもどうだい?となるわ。」
「食べますね。僕。」
「で、食後、なんだよね。ハラいっぱいだ。」
「そうだ!僕は、、。ええっと、、、。」
「あ。ごめん。私、今帰ってくれりゃいいのに、と、
 この段階ですら思ってまったわ。」
「清水さん、僕やっぱり行きません。
 行かなくてよかったし。」に、笑った。

この気持ち、この会話、わからんでもないでしょう?
そうでもない?
私だって田中さんは好きなのだ。
でも、自分の平凡さが一番出るのが恐いって、
これ、何なんでしょう?
妙にしらじらしく「盛り上がる」のも嫌い。
だからといってしーん、が続いたら悪い気がする、
のを察知されるのがもっと気分悪いって気がするのよね。
ま、自意識過剰、なんでしょうね。
それは、二人とも、なんだろうし。

2001-10-10-WED

第242回

9月26日・水曜日


↓こういうメールがくるから、
インタ−ネットってすごいですね。
思わず載せさせていただきました。

きょうの日記を読んで
ちょっとメールを送りたくなりました。
私もイスラエルに嫁に行った者です。
もしかしたら清水さんのお友達という方を
知っているかもしれません。
なにせ、イスラエルは小さな国で、
その中のまた小さな日本人社会のため、
皆どこかでつながっています。
なんかきょうの清水さんの日記を読んでいて、
私も清水さんとつながっているような気分で
嬉しくなって書きました(非常に勝手な見方ですが…)。

イスラエル−私は聖地エルサレムに住んでいますが、
時々パレスチナの村と隣り合わせになっている
ユダヤ人の居住区との間で銃撃戦があり、
音が聞こえてくることがあります。
「嫌だな…またか」と不安な気持ちも一瞬横切るのですが
そんなことを思う私も実際はソファーにごろりと横になり
テレビを見ながらの状態ですから、いかがなものか。
色々な事件のある日本よりは安全と感じているのが
ここに住んでいる日本人の感想です。

とりとめもないこと書いてしまいました。
早く思い切ってピアノが弾けることを祈っています。
(清水さんがイスラエルにいらっしゃれば、
 思う存分弾けるのに、とたまに近所から聞こえてくる
 ピアノやフルート、チェロの音を聞きながら
 思い出してます)


すごいですよね。ツァイリ享子さん、
どうもありがとうございました。
「嫌だな…またか」という言葉や、
テレビ見ながらってところに、
私はいたく感じ入ってしまいました。
こんなの、いっくらニュースつけっぱなしにしてたって、
見えてきませんから、ねえ。
私は来年、なんとかピアノが弾ける環境に
引っ越せそうです。
ちいとも弾いてないので、こないだちょっと弾いた時、
我ながらその衰えにかなりびっくり、
というかびびってしまいました。
恐くなって、しょっちゅう机なんかを指でたたいてます。
あなた、お元気でね。

9月27日・木曜日

ビバリー。
そのあと高田さんと御一緒での撮影ありの取材があり、
「10分でメークするから、待ってて!」、と言ったら
「メークするのか!おまえがか!アッハッハ!!」と、
笑われたのに無償にハラが立って
「するわけないじゃないの!顔じゃないのよ!アタシは!」
とまで言い、
結局ノーメークでサングラスしてインタビューへ。
写真、かえって感じの悪い人物になっていた。
ただ、「では、デビューのきっかけは?」なんてな質問に、
「清水、調べられてねえでやんの!
小物扱い!アッハッハ!!」と、
両方につっこんでくれたので、かなり胸がすく思いがした。

9月28日・金曜日

築地でロケ。
終了後、すごい豪快な大トロを
「持ってきな!」と1キロほど、
わさびチューブ付きでいただいた。
こんなトロ、見た事も食べたこともないってヤツで、
めちゃその気持ちが嬉しかった。
「せっかくだからスタッフみんなで食べようよ」と言い、
お醤油を買って、さるところで包丁を借りて
お弁当と一緒に食べることに。
と、ここまではよかった?
しかし、この借りたのが切れない刃でさあ!
いや、包丁というよりいっそ
ディナーのナイフみたいなヤツですよ。
私が切っても、スタッフが交代しても、
切り身が変四角形に大きくなるしかなかった。
で、食べてみたら、
「味はいいのに、なんだかまずい」という無気味な感覚。
とても豪華で、でも冷めきった「すき焼き」という感じ、
だとわかるかな。
すっかり大味になってしまい、くやしかった。
包丁と温度だけは、刺身の命なんですかなあ。
なんだかみんなで(各自でうまさを探せ!)って感じで
後半、シーンと噛んでいた。

9月29日・土曜日

オットと授業参観へ。
朝、「お母さんを好きな先生がいるらしいんだけど、
噂ではその先生、君を今日、逆参観しに来るんだって。」と
あっさりコドモに言われ、めげた。
そんなー。どうしよう。
まず、化粧をどうしようか、なのだ。(またかよ)
しかし、いや、やはりここはしないでいこう。
顔じゃないのよ!アタシは!と、ここでも決めた。
理科の授業だったんだけど、すばらしく人柄が温厚かつ、
話が上手な先生だった。

しかし、いつか来るかもしれない
不意の客にも注意しながら、
「まじめに授業を聞いている私」も
しっかり演出したりして。
しばらくしたら、廊下に「おまえだな!」と思われる人物が
ひょこっと現われて、オットが(あれだぞ)と、
さりげなくひじをつついた。
(バカ!わかってるから、わかってない顔してんだよ!)
と、横顔でうっすらスマイル。
コドモ、「意外とやせてるのね」と、
あとで感想を言われたそうだ。
そ、そんだけかい!!もっとこう、
精神的なお誉めはないんかい!と、
コドモに今日一日の気持ちを全部吐露しながらせまった。

9月30日・日曜日

毎日黒酢(錠剤)を飲んでるせいか、
血液がサラサラしてるのがわかる。

と、こういう書き出しを一度してみたいんだけど、
これには時間がかかるものらしく、
実は効果はまだ実感できてない。
でも、毎日飲んでいます。
味はまずいけど、錠剤だし。
しかも、確かに身体にいい味と真っ黒で効きそうな色、
ってのは感じてるんです。
それだけがたよりなくらい。

ちなみに私がふだん愛用して飲んでいるのは、
この黒酢とカルシウム剤と、肌が弱った時のチョコラBB、
およびビタミンC。

で、逆に、風邪などひいた時にあんまり薬は飲まず、
家族にも勧めず。
ポカリスエットを飲んで様子を見るようにしています。
この、ポカリスエットを飲んで時間を置くのって、
かなり凄いんですよ。
これ実感ね。
ウチのコドモが赤ちゃんの時から、
「いつでも飲めるように」常備してるんだけど、
もはや「飲料」としてではない存在なんです。

あ、関係ないけど、
赤ちゃんって、言葉言えないから、
「のど乾いた〜!」の叫びが、
親には「あ、ミルクね!腹減ったのね」とだけ、
届きがちなんですよね。
でも実際、のど乾いた時のミルクって、
キッツいんですよね。不快よねえ。
そんな時にも常備してて悪くありません。

2001-10-16-TUE

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