SHIMIZU_MICHIKO
清水ミチコの試供品無料進呈
(秘密厳守)
2001年5月の日記

第213回

5月1日・火曜日

東海テレビのシゴトで、ヘリコプターに乗って
名古屋を眼下に見る。
なぜ、名古屋には御当地ソングがまったくないか、
作れないか、という番組で、
タイトルは「大名古屋ミュージックショー」。
「白い街」と石原裕次郎に(小ヒット)
名古屋を歌われてたのは、まちがいではなかった。
でも、お墓の看板や仏壇の看板ばっか目に入ってきて、
こわくなった。
それにしても、ヘリに乗ってヘッドマイクをつけると、
すごーく『私、今、仕事してる!』って気になるんですね。
錯覚なんだけど。
爆音にも似た重低音に、
負けまいとするからかもしれません。
これを感じました。

5月2日・水曜日

家庭訪問。
夫婦で午前中、完璧な掃除をほどこす。
ここだけの話、すげーイヤだった〜。
めったにこんな機会がないからなのか、
家の中に(あんまり知らない人)に入ってこられるのって、
めちゃブルーになるもんですね。

私が子供だった頃は、(先生が家に来る!)ので、
興奮して待ってたんだけど、
あれ?と思うほど、親は嬉しくなさそうだった。
この大人の光景が今、居間でわかりました。
過剰に意識してしまったよー。
肝心のコドモの勉強や態度のことなど、頭になかった。
先生だって実際、こんな浅い期間じゃ
まだコメントもなさそうなのよね。
「私はまだよくわからなくて」、とおっしゃってたのに、
深くうなずいた。
とにかく、早く帰って。そういう顔がばれてないか、
笑顔で消すのでいっぱい、なのでした。
あ、住まいは人を表す、というのは実はこういうコトかも。
ぜんぜん平気でちゃんといられるか、みたいな。

5月3日・木曜日

シネ中EX、というBSの番組へ。
グラディエーターについて、みうらじゅんさんと。
司会は極楽とんぼの加藤さん。
よほど忙しいらしく、すごく荒れてそうな生活者、
という顔でヘトヘトでやってきた。

私とみうらさんは、帰りに四ッ谷のハイチで
お茶を飲みながらまだ語っていた。
ヤノッチは、
「みうらさんがあんなにおいしそーにタバコを吸うのに、
 ちっとも吸いたがらなさそうな清水さんにびっくり」と
言っていた。
そうともさ。

5月4日・金曜日

深夜番組「虎の門」へ。

やってきた玉ちゃんとさっそく禁煙トーク。

博士はニコチンパッドを肩に貼っていた。
それがまるで、日本刀で切られた男の傷!
かのように見せるのでおかしかった。
私は楽屋で本番の服に着替えたら、
やっぱりまちがいなく太っていた。

禁煙するとごはんがおいしい。
あちらを立てればこちらが立たず。
いろいろあるものだね。
でもいい方向に向いている、と信じよう。
私は目の前の事だけ楽しむのだ〜。

5月5日・土曜日

はっぴいウイークエンドへ。
小林克也さん
「俺はヤギの乳で育ったんだけど、あれはまずいものだ」
という話からヤギの話になったんだけど、
どうしてヤギのチーズは(凄い匂いと味で)売ってるのに、
ハイジも飲んだ、ヤギのミルクは売られてないのか。
こないにグルメのニッポンなら、
かえって売っててもよさそうなもんなのに。
そうとう、なんですかね、と言ったら
そうとうだ、と小林さん即答。
夜、通販の「トランポリン」買ってもいいか、と
オットに相談。
「飛ぶのか、清水」と言われた。

2001-05-27-SUN

第214回

5月6日・日曜日

TBSラジオ、伊集院光さんの『日曜日の秘密基地』へ。
伊集院さん、
「来週は名古屋でも御一緒しますね〜、」と言ったら
「え?そうなの?」と、ちっとも知らなかった様子。
で、そんな短い会話の間にすら、
次々にタバコに火をつける。
横でその匂いをさりげなくいただく人もいて。
それにしてもその吸い方は尋常じゃないよ、
次の一本が迷いもなく早すぎるんじゃない?と言ったら、
「あ、よく、味覚も衰えるって人いるじゃない?
 俺は、右手で箸、左手でタバコでもまずくないのね。
 食って吸って、どっちもうまい」
そしてよくしゃべると。
口を休ませろ〜。

5月7日・月曜日

大阪『らぶどん』収録へ。
司会は大阪イキイキ!石田靖さん。
番組に凄いカネ持ちの男(素人さん)がスタジオに来てて、
話がやっさんみたいでおもしろかった。
とにかく口も頭も人生も回転みな早い。

帰りの駅でまた「キムチ」買う。
ついでに「湯葉とちりめん」という上品なおそうざい、
「ブタまん」などをおみやげに買った。
肉まんより、ブタまん、という言い方の方が
かなりおいしそうで、ついついコチラ方面で買ってしまう。

5月8日・火曜日

ミュージカル・「アニー」のチケットをいただき、
コドモと、ヤノッチ、中川さんとで行ってきた。
ミュージカルって私はホントに大好き。わくわくします。
主役と一緒に犬が(本物)出てくるんだけど、
今日はたまたま犬にとって、たしかに舞台ソデに、
何かが生じてたらしく、
ガルルガルルとすごい落ち着きなくって、
動物丸出しだった。
主役の幼い女の子(アニー)が、
片手でさりげなく強めに犬の体を押さえながら、
トゥモロー、トゥモロー、とけなげに歌っていた。
で、最後まで、ちゃんとうまくいきました。
また見にいきたいな。

5月9日・水曜日

ヤノッチと私とオットの3人で、携帯電話の機種変更に、
docomoショップへ。
長い長い待ち時間に、あやしげな女性が入ってきた。
挙動不振でございます、という目をきょときょとしている、
と思ったのは私だけではないらしく、
docomoの店員さんが「あの、御用件は?」などと
明るく数回話しかけた。
しかし、「いえ、ちょっと。ふふ」と笑うばかりで、
さっと移動。さっと移動。
で、ついに店員さんもあきらめ、
その人はまた一人ぶらぶらしてた。
が、しばらくしてまたちらっと見たら、
その人いきなりガバッ!!と、
docomoのティッシュペーパー(12個くらい?)を
両手でわしずかみに自分のバッグに入れ、
音もたてずに、さっと店を出た。
ただそれを見ただけなんだけど、
胸がバクバクして汗がにじんだ。

5月10日・木曜日

ビバリー→メレンゲ→エステ。
マネージャー・ヤノッチのお父様が
不動産関係の仕事をなさっておられ、
で、かたじけなくも夫婦で引越しの相談をさせていただく。
さすが、矢野家の6人兄弟がいい子に育ったはずよのう、と
思えるような
柔和なやさしいお父様。とくにいいのは声。

しかし、お会いする前に、ヤノッチに
「ウチのおやじ、口臭い」とやたら言われてたので、
会話しながらも、ついついさりげなく嗅いでしまった。
臭くなかったぞ。

コドモは中間テスト。
集中したいから、好きなテレビ番組の音を消しながら
勉強してる、と言ってた。
それは自由だけど、なんで録画しないのかしら。

2001-05-31-THU

第215回

5月11日・金曜日

「内村プロデュース・わざとらしい王決定戦」で、
ウッチャン、ふかわ君らと、朝からロケ。
出るとき、紫外線を感知し、今年初めてUVケアした。
守らにゃ。
帰宅して、夕食はコドモ製作による「オムそば」を食べた。
コドモ、気が向くと作ってくれる。
冷蔵庫に買っておいた「小松菜」、
生で食べられるもんだと思ったらしく、
サラダにしてドレッシングがかかっており、
家族みんなでがんばった。

5月12日・土曜日

「あ〜、あの時のミッちゃんの表情!あーっはっは!」と、
放送作家の清水さん(男性)が何度も笑うので、
私もつられておかしくなってきた。
実は約ひと月ほど前に放送された深夜番組での私が、
いわゆる「つらい」というカンジだったのだ。
確かに私もあっぷあっぷしていた。
もちろんオンエアは見ないのだったが、
番組に出る前は
(このメンバーで、寒いわけがない)、と思ってたのに、
なんだか確かに全員が猛吹雪に襲われ、
目が見えず、前に歩けなかった。そんな感じ。
しかし、自分ではなんとなく
(ふれない思い出)として軽く封印してたのに、
こうしてアカラサマに指をさして笑われると、
あれ?だった。
包帯取ったら傷、とっくになおっとった、みたいな。

5月13日・日曜日

集中中毒が蔓延してるらしい。
ゴルフや仕事、なにかに集中してないと、
すぐに虚無感に襲われる、という症状だそうだ。

というのは嘘だけど、そういいたくなるような人に会った。
私もちょっとかかりそうな職種。
ただ、これを思うと、
死ぬという結果がちゃんとあるという事も、
ちょっと救いになるのかなあ、と思った。
はるかに長ーい歴史がきのうまであって、
今、たまたまこうして生きているし、
連鎖してる途中なのだ、霊長類どうしよね、って思うと、
はかないけど、ふとこういう彼に一体感を感じる。
社会科習っててよかった。

5月14日・月曜日

おかず屋さんロケ。家庭科習っててよかった。
このところ、スタッフのなまりがばんばん強くなってて、
ああ、始まった頃は
出さずにいてくれてたんだなあ、と思った。
もちろん今のほうが気持ちがいい。
夕食にヤノッチと金沢料理をつつく。
ヤノッチにお肉をあげようとしたら、
6月にハワイに行ってきますね、というのでやめた。

5月15日・火曜日

空港でたくさん時間があまった。
ゆうべ「ミシン」を読み終え、
文体が頭にまだ残ってる状態。
こういう時ってないです?
読んだあと、考えること全部、作家の文体で出てくるの。
そう君は、やっぱり、あるのですね。
全身Vivienne Westwoodに包まれたままの君は、
何も言わずに僕の文体に入りこんでくるのです。
なんてことを頭に、でも体は麩まんじゅうときんつば、
モノマガジンが入った袋を片手に、
ヤノッチと本屋さんをまたぶらぶらした。
ただ私の場合、その歩き方が、たとえではなく本当に
「ぶらぶら」、というカンジらしく、
以前高田文夫さんに目の前で真似された事があり、
本当にびっくりした。
ゴリラそのものなのだ。
バナナを差し出すマネしたら、引ったくられた。

2001-06-06-WED

第216回

5月16日・水曜日

名古屋・東海テレビ「大名古屋ミュージックショー」へ。
用意されてたアンティークなドレスを着て、
笠置シヅ子の「名古屋ブギウギ」など4曲歌う。
歌うっていう仕事は楽しいなあ。芸能界広しといえども、
歌手のワールドは一番ストレスがなさそう、
というのは誤解かな。
ところで、私が感じる名古屋出身の人は、
1 やたら謙遜する
2 が、実は地元めちゃ大好き
3 名古屋の芸能人は東京を目指さない
といった特徴がある。ようである。
なお、これについての反論、賛成の意見は無用である。

5月17日・木曜日

楽しいラジオ・ビバリー。
「水上芸者・冷奴」(架空人物)について盛り上がる。
遊覧船や屋形船のみに出没する、
通しか呼べないという、水上船専門の幻の芸者で、
悲しいかな、すぐ余興でお客さんに
水面に投げられるお遊びが得意という設定。
落ちた時の水の音に命をかけている。
なのでふだんから水がしたたっているのが特徴。

5月18日・金曜日

試写会で、行きたかった「テルミン」、
予約したのに急なシゴトが入って行けなかった。
「テルミン」っていう楽器、いったいどんな音なんだろう。
噂では誰でもマネせずにはいられない音、と聞いた。
まさか。
夜、ビデオレンタル。「ミッション2」と「穴」。

5月19日・土曜日

はっぴいウイークエンド。
たまたま「芋ようかん」があったのだが、
小林さん、実は「芋ようかんが大嫌い」なのだそうだ。
あれのことを、そう好きだとも嫌いだとも、
どっちにしろそうハッキリとした
強い意見を聞いた事がなかったので、
なんだか新鮮で、そういう気持ちも噛み締めながら食べた。
でもやっぱりおいしかった。
ただ、「芋ようかん」って、よくできたものほど、
さつまいものまんま。

5月20日・日曜日

シゴトで山梨へ。
驚くほど富士山が近いところで、アップをまじまじと見た。
絶景、というにはあまりに目に近く、
変な話だけどこれまでに何回も見てるはずなのに、
(富士山って本当にあるんだな)と、
しばらくボー然とした。
このへんに住んでる人は、
意外にも富士山に登った事がない人が多い、と聞いたけど、
それもすごくよくわかった。
まい日、充分堪能できるんだもの。
だけど、あまりに不思議すら感じる形。
観念のみでモノマネした。
私は、景色に感動すると、瞬間それになってみる。
もちろん人にはわからないカンジで。
私が向こうを見てるんじゃなくて、
向こうの気分になって、私たちを見てるんです。
そうすると、すごい納得!できるんですね。
ナニが、なのかはわからないけど。
昔は大仏にもなった事もあったわ。
ふふふ。なつかしい。
月になった時はアポロがきて、あの時はかゆかった〜。

2001-06-10-SUN

第217回

5月21日・月曜日

「ちょっとしたお礼に使えるもの」を、
何か作ろうかな、と。
それには私もふだん携帯できるような、軽いもの。
と、かねがね思っていたのですが、
これはちょっと前はテレカでした。
しかし、この携帯電話が当たり前の御時世では、
なかなか喜ばれないようなので、
「おこめ券」で、デザインできないか、と
おこめ券を売ってるところに問い合わせをした。
私だったらもらって嬉しい贈り物。
しかし、これがダメなんでした。
そういうデザインはしてないとのこと。
作ってくれるところ、ないもんなんですねえ。
ところで、たくさんのメール、どれも必ず読んでますよ。
私の楽しみのひとときとなっています。
ホントに嬉しいもんなのです。

5月22日・火曜日

藤井隆さんとメールのやりとりをしてるうちに
いっそ電話となり、めちゃ長電話になった。
私にとっては、最近では長電話じたいめずらしい。
藤井さんは、結局そのまま居間で、
朝まで眠った、と言っていた。

5月23日・水曜日

名古屋で高田純次さんと上沼恵美子さんの番組へ。
おもしろかった。
おもしろい、と自分がスイスイ思えたら、
結果はいつもうまく行く。
でもこれは簡単なようでとてもセンシティブ。
あまり頑張ってもいけないし、まんま自然体のまま出ても、
意外とゆるーくだけになってしまう。
編み物ってしたことないけど、うまく空気を含むと、
スピードすら思いのままのリズム、というものが
創作できるんじゃないのかな。
それが快感に繋がって趣味になる人もいるのでは。
結果を思うより、経過なのよね。

5月22日・木曜日


かなり田中真紀子に似てきた。
できないわけないカンジよね、なってみたいし、
とは思える声なんだけど、微妙に似ない。
夕方テレビを見ては、やってはみるんだけど。
でも今日ラジオでやってみたら
「うまい!」、と高田センセイに笑われた。
いただきます。

5月25日・金曜日

おもしろい先生がいるらしい。
とにかくキビシイ、のだけど、スキがあるのか、
「私の悪口言ってるヤツ、いないか?いるでしょ?
 何て言ってた?」なんてことを
そっと少数の生徒を呼び出しては聞くらしい。
なんとなく悲しい質問だなあ、と思った。
でもこれって、うっすらずうっとやってません?
私はウケてますか? 私は受け入れられていますか?
私はちゃんと幸せに見えてますか? なんての。
答える側はいつだって肯定するから、
よけい心配になるんでしょうね。
結局自分で自分をちゃんと好きになっとかないと、
一生、気にしそう。
で、(私なんか)を、好きになるのは誰しも意外と難しい。
自立するっていうことは、自分の欠点を認める、とか
断ち切る、あ、悟るっていうのかなあ。
そういう事なんでしょうね。
こういう事にゆっくり時間をかけてもいいのでしょうし、
かかるものなのです。きっと。
自殺する人に足らないのは、
こういうだらーっとしか見えない時間なのかもしれません。

5月26日・土曜日

はっぴいウイークエンド最終回。
あったかいファックスなどいただき、じーんときた。
でもじーんときた、なんて気持ちを出せば、
湿度の高い放送になってしまうので、サッパリ。
ラジオってホント、感度良好。
でも家に帰って本当にサッパリ・ビックリした。
現実はいろいろあるので、
じーんとするなんてヒマもないものなのでした。
これだから現実は嫌いで好きだよおおお。
コドモは宿題が細かく書かれた紙を無くしてしまい、
オットは大きな責任を頼まれ悩み、
私も新たな宿題ぼっ発で、
「ここで一度死んだ」、フリを数秒した。(真剣)
そういうリフレッシュのしかたが私にはある。

2001-06-21-THU
第218回

5月27日・日曜日

『4月28日付けの日記でお子様達が
 ミネラル麦茶のCMのモノマネをしていたという
 エピソードがありましたね。
 とてもかわいくて笑ってしまったのですが、
 その中の記述に、以下のような部分がありました。
 >全員でぴったりやると、馬鹿みたい。
 >ラストの「ろっけ茶いらんかね〜」まで。
 これ、思うんですが、松島トモ子は
 「毒消しゃ、いらんかね〜」って
 言ってるんじゃないかと思うんです。
 あれって、ミネラル麦茶飲むことで普段摂りすぎた
 塩分・糖分などを薄めて(?)くれるよーっていうことを
 アピールしてたCMでしたよね?
 んで、あの茶摘み娘みたいなトモ子の格好も、
 実は薬売りの格好だったはず。
 だとしたらトモ子のセリフは、
 薬売りのキャッチコピーである
 「毒消しゃ、いらんかね〜」だと思うのです。
 ただ私は薬売りでもトモ子自身でもないんで、
 正確かどうかは自信がないのですが。
 でも「ろっけ茶って、なに?」・・・とも思うんで、
 余計なことだとは思いましたがメールしてみました。』

その通りでした!
薬売りでもトモ子自身でもないのに、
ありがとうございました。
ヤギのミルクについても、
めちゃくちゃメールをたくさんいただきましたが、
どうやらおいしいものがたくさん売られており、
特に宮崎に多く存在しているようです。


5月28日・月曜日

私は怒り下手だなあ、と思った。
ま、(ムカッ!)とくるのはしょっちゅうなんだけど、
そういう時、とっさに言葉が出ずに、あとで
「ああ言えばよかった、こう言えば
 相手に気がつかせる事ができたのに!ああくやしい」と、
インにこもって怒ってる。
怒り上手な人は、その時にハッキリ理論がまとまるので、
すぐにサバサバ終わるんじゃないのかな。
今日はシゴトじゃないところで、よく知らない人に会い、
昼ごろ言われたイヤ〜な一言を、まだお風呂の中でも
「思い出し怒り」をしてくすぶってる自分が
またイヤになった。
なんで、忘れたい事ほど消えないのかしら。
性格悪いっていうより、単純に時間の損。
と、これはオットに言われた。
一見、逆なんだけど、
私よりオットのほうがサバサバしている。
そういえば、ねちねちとサバサバの人間コンビって、
夫婦という形態でよく見かける。なんだこれは。

5月29日・火曜日

「本パラ関口堂書店」へ。
レモンスタジオの喫茶店で、
久しぶりに「いちごのパフェ」を食べた。
生クリームとアイスクリームの、
温度違いの甘さを一度に味わう。
本気でおいしいのか、まずまずなのか、
実はよくわからないんだけど、
今日はカロリーが欲しいってカンジだったんで、
舌よりもまず、脳ミソがおいしかったカンジ。
味覚ってホント、ベロだけじゃないですよね。
身体の内臓がおいしいって思ってる!って感じる時もある。
納豆なんかそう。
首から下が、上に向かってありがとう!助かりました!って
言ってる気がする時があるんです。

5月30日・水曜日

NHK『ためしてガッテン!』へ。
よく調べてある番組で、下準備を考えると、
本当に頭が下がるほど。
聞いてるうちにすごくモノマネしたくなるのを
こらえながら、メイク室で、山瀬まみさんと引っ越しの話。
(されたばかりなんだそうだ)
そのうち、通販の話になると、それを聞いてた知り合いが、
「私は三味線を買って、、」と言っていた。
もともと小唄を習っているのだそうだが、
買った三味線の音色が、けっこうバカにしたものじゃなく、
ものすごくいい音なんだそうだ。
こんな練習の音が近所で風にのって聞こえてきたら、
涼しそうですよねえ。

夜、テレビを見ながら
トランポリン(無音)200回して寝た。

5月31日・木曜日

ビバリー。
小さな咳きが止まらない。
この時期ってよく病気になるらしい私。
去年もおととしも同じ時期にこの病院へ行った、
という形跡がカルテにあった。
でも、笑いをこらえたんだけど、
私のレントゲン写真を見て、お医者さんの先生が
「あなたは、日頃トランペットなんかを吹く職業の方?」と
聞いた。
「いいえ」、と言いながら、
いったい私はどんな肺をしてんだ、でかいのか、と思った。

2001-06-25-MON

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