子どもの話はおもしろいに決まってる。
だからわざわざやらなくても‥‥
というわけでもないんですけど、
これまで「ほぼ日」では、
子どもとか、子育てを軸にしたコンテンツは
あんまりやってこなかったんですよね。
よそでもやってるし、親バカっぽくなっちゃうし。
でも、ぼちぼちやってみようかな!
と思っていたところ、ちょうどタイミングよく
「&こども」という子育てに役立つことを考えた
「ほぼ日手帳」のカバーができあがりました。
じゃあ、その記念にということで、
短期集中的に「子ども投稿企画」をはじめますよー。
全国のママさんパパさん、ぜひご参加ください!
担当は、永田とスガノです。どうぞよろしく。

おしゃま女子とアホ自慢男子

nagata
いやぁ、週明けはほんとに
いい投稿がいっぱい来ます。
sugano
土日のあいだにネタがたまるのかなぁ。
nagata
今日もおもしろいですよー。
sugano
さっそくいきましょう!

子ども名言集

長男が字が読めるようになったころ、
洗濯機を見つめて一言。
「スタートのボタンはあるのに
 ゴールのボタンがない!」
私の脳内に走る洗濯機の映像が
浮かんだ一瞬でした。
(まほひな)
sugano
ゴール!
nagata
炊飯器などの家電製品も
ほぼみんな、勝手にゴールします。
わが家の甥っ子(1年生、弟)が、
幼稚園に通い始めたころ。
「おともだちできた?」と聞くと、
それはもう元気よく
「うん! 5ひき!」と。
(momoringo02)
nagata
よろこんでいるのか蔑んでいるのか、と
思いますがこの場合は。
sugano
よろこんでおられるのでしょう。
うなぎやさんの座敷で、
静かにお昼ご飯を食べていたところ、
2歳位のお兄ちゃんと、
やっとつかまり立ちのできる1歳前後の
女の子を連れたご家族がやってきました。
大人達がメニューを開いた瞬間、
「ピンポーン」と女の子が
卓上の呼び出しボタンを押しちゃいました。
店員さんが顔を出し、
ご家族が慌てて謝ろうとしたところ
可愛らしい声でお兄ちゃんがひと言。
「ちゅましぇん、こどもが!」
いつもの台詞なんですね~。
バスの降車ボタンなんかも押しちゃう系かな。
(ごにん)
nagata_sugano
わはははははは。
私が小さな頃(小学校低学年?)、
暑い夏の夕方、
おやつにアイスをもらったのですが、
それはファミリーパックの
小振りなアイスが1本でした。
不満だった私が言った一言は
「ひとつじゃ涼しくならないよ‥‥」
だったそうです。
聞いた大人たちは爆笑して、
私の言い分に「そうだね」と
納得もしたようなのですが、
その時もう1本もらえたかは、
忘れてしまいました。
今でもアイスを食べると、
時々母にこの話をされます。
(マトコ)
sugano
欲求をもっともらしく客観的に。
nagata
こんなふうに言われるとあげたくなっちゃう。
息子が幼稚園の頃
スーパーの前でお友達のママと
そのご近所のオバサマに会いました。
その時お友達のママは髪にキラキラした
ピン留めを着けていて、それを見た息子は、
「○○ちゃんママ、
 ピン留めキラキラしてきれいだね」
と言った後に
「おばちゃんも歯がキラキラしてきれいだね」
とオバサマに向かって言いました。
オバサマの金歯を褒めたのです。
一瞬の気まずい空気の後に爆笑しました。
(ろびこ)
nagata
その場にいる人を同時にほめるというのは
いずれの場合でも
あまりやらないほうがいいという
よい見本ですね。
sugano
はい。ほんとに、やらないほうがいい。
息子がまだ5歳の頃、電車に乗って
おばあちゃんとお出かけしました。
車内は空いていて、息子は車窓から熱心に
景色を眺めていましたが、急に納得顔で一言。
「雲ってあそこで作られてたんだ!」
見ると遥か彼方の工場地帯の煙突がら、
白い煙がモクモクと空に上がって見えました。
車内の大人達はうんうんと
頷きながらうれしそうな顔。
息子よ、あんたいい仕事したね、
と母は思ったのであります。
(雲工場はセントレアに向かう途中にあります)
nagata
かわいいなぁ。
sugano
うちの息子は球形のガスタンクを
「恐竜の卵を国をあげて保存しているのだ」
と、ずっと思っていました。
うちの息子(当時3歳)に
妹が産まれたときのこと。
ずっと、ひとりっこだった息子のことを
「世界でいちばんかわいい!」と愛でていたので
もうひとりこどもができて、
息子がやきもちをやいたらどうしよう、
と思っていました。
「あーちゃん、かわいい~」
「世界でいちばんかわいい子が
 ふたりになっちゃった! どうしよう~」
と言う母(わたし)に、
息子はクールにこう言いました。
「『世界でいちばんかわいい』のは
 あーちゃんにゆずるわ。
 おれはもう、かっこいいからな」
男の子である自分を意識しだした息子に、
びっくりし、うれしくも、
ちょっとさみしくもあった母でした。
(ちえ)
sugano
3歳にして、ゆずったか。
nagata
ふむ。よし。がんばれ兄ちゃん。
姪っ子は東京生まれ。
しかし、祖父が漁師をしており、
毎月のように美味しい魚を送ってきてくれます。
それを食べて育った姪は、魚が大好きです。
先日、家族で久しぶりの外食。
店員さんと「お魚大好き」と、
ほほえましいやり取りの後、
大好きな魚を一口。
そして姪は一言、「まずい!!」
ものすごく気まずかったそうです。
(こどもは正直)
nagata
正直だ。
sugano
まずい! もういっぱ〜い。
nagata
古い!
先日、バスに乗っておりました。
途中で三歳くらいの男の子と
お母さんが乗車してきました。
「ゆうひもたいよう~?」
「???」
「ねぇ、ねぇ、ゆうひもたいよう~?」
「!」
バスの外を見ると見事な夕陽!
「夕陽も太陽なの~?」と
男の子はお母さんに聞いていたのでした。
そのお母さんは「そうそう」と
面倒くさそうに答えてましたが
私は思わず「そうやね!夕陽も太陽やね!」
と心の中で返事してしまいました。
(あや丸)
sugano
お母さんが
面倒くさそうにしているということは。
nagata
名言連発の子なんでしょうね。
sugano
世の中びっくりすることだらけやもんな。
nagata
せやな。

勝ち抜き、アホ自慢!

同じクラスのてっぺい君は、
ちょっと太めの友達にカンチョーをして、
手を骨折しました。
2ヵ月くらい、つってました。
(北の庄)
nagata
人生は思わぬところに
落とし穴があるものです。
sugano
両指骨折したんかな。
出産のため、3歳の長女を
実家で預かってもらってた時、
もっぱらお守りは90歳の曽祖父でした。
ある日彼が総入れ歯をカパッと外したところを
彼女が目撃してしまったのです!
核家族で育った彼女は、もう大変!
それから1ヵ月ばかり、
彼女の視点は歯があるかどうかに集中!
お人形のサラダちゃんと、
セーラームーンは、歯がない。
生まれた妹も、ない。
近所のワンコは歯があるの、
と毎日研究結果を聞かされてました。
お客様の口の中も
ぜひ見せてほしいと懇願してました。
「このシトにはある‥‥」
とつぶやくのがツボでした。
(まりのまま)
sugano
真剣だ。
nagata
ツボ部分もすばらしい。
新興住宅地だった為か、
御近所中一緒くたに育てられた私たち。
昭和の終わりかけにしては、
人様の家のおやつ棚を漁り、屋根に登り、
バケツいっぱい(ウチは姉妹の為2杯)の
かえるの卵を取ってきたりと
かなり大胆に過ごしていました。
そんななか、事件は起きました。
いつものごとく御近所のお母さんの車に
ぎゅーぎゅー詰めになっていた私たち。
一番ちびっこだったけいた君が
窓際になっていました。
ぎゅーぎゅーのなかさわぐ子ども達と
点呼をとるおばさん。
出発をしたその瞬間、けいた君が窓からコロン!
慌ててドアを開けて後ろを見ると
コロンコロンと転がっていくけいた君。
「おばちゃーん! けいたが落ちたー!」
後にも先にもあれほど見事に
人が転がるのを見たことがありません。
けいた君はまったくの無傷でしたが、
こっぴどく年長組が怒られたのは
言うまでもありません。
そんなけいた君も今では二児のパパです。
私は保育士になりましたが、
自分達を担任しなくて良かった‥‥
としみじみ思います。
(toki)
nagata
窓から落ちるとは、想像外。
sugano
ぎゅうぎゅうに育った人たちは
大きくなってからもなかよしだろうね。
得体のしれない様々な物体が
ギッシリつまってるせいか、
息子(当時3歳)「仏壇」に興味津々。
祖父母宅に行くたびに
荒らし回って遊んでおりました。
ある時、度を越して鐘をガンガン鳴らし、
おじいちゃんに何事か諭された模様。
きっとその時に覚えた言葉なのでしょう。
数日後、発熱して近所の総合病院へ。
朝一番という事もあってか、
待合室にはお年寄りの割合多し。
次々患者さんの名前が呼ばれるのを聞き、
彼の中で何かがカチッとはまったのでしょう。
「○○様~」「○○様~」
次々患者さんの名前が呼ばれる度に、
間髪入れず
「ホトケ様~」「ホトケ様~」
と合いの手を入れる息子。青ざめる母。
止まらない息子。口を塞ぐ母。逃げる息子。
やめれ! 場所が場所だけに‥‥。
(chipm)
sugano
病院でなにが彼のスイッチを入れたんやろう。
nagata
「様」ですね。
sugano
そっかぁ。わははは。
お母さんがんばれー。
母子家庭の我が家は息子を
保育園で育てていただきました。
その息子の卒園式でのこと、
卒園児が順番に将来の夢を語ります。
男の子はサッカー選手だったり、
野球選手だったり。
女の子は看護婦さんだったり、
花屋さんだったり。
そんななか、車大好きな息子は
「霊柩車の運転手になりたい」と発表。
「かあちゃんを乗せてあげたい」に
周囲からくすくすと笑い声が湧き上がりました。
我が家では、卒園式の直前に自宅療養中だった
曾祖母が永眠したばかりだったのです。
曾祖母が乗せられていった
霊柩車はさぞ豪華に見えたのでしょう。
なりふりかまわず働く私を
あのきれいな車に乗せてあげたいと考えた彼。
保育園で優しく育てていただいたことに
改めて感謝しました。
その後、長い反抗期がありましたが、
今は穏やかに成人。
私を優しい言葉でいたわってくれています。
(れいこ)
nagata
母を思いやる心を大発表。
sugano
「長い反抗期がありましたが」
というところ、勉強になるわー。
nagata
うん。こういう子は、反抗しても、
穏やかに、優しく成人してくれるんですね。
私は保育園でのお昼寝がちょっと苦手でした。
その日も眠れずみんなが
寝てしまっていたのがつまらなくなったのか、
お昼寝ござのへりをむしり取って
隣の子の鼻の穴に詰めて遊んでいました。
反対側の子にもやろうと思って寝返りを打つと
目に入ってきたのは園長先生の大きな背中!
瞬時に理解して
寝たふりをしたのは言うまでもありません。
今でも大柄でちょっとゴリラ似の先生の顔を
思い出せるのはそのせいでしょうね。
(54歳)

nagata
詰めるな、詰めるな。
sugano
隣の子も、起きろ!
私が小学校1年生の時のことです。
初めての給食、初めて午後からも
お勉強があるという日に事件は起こりました。
給食の後、午後の授業の前に
掃除の時間がありました。
木造校舎の床を体を「く」の字にし
たん、たん、たん‥‥と
リズムよく雑巾がけをしていました。
たん、たん、たー‥‥一人の男の子が
「く」の字の体が「ー」字に伸びて
雑巾に手を置いたまま、
うつ伏せに倒れたまま動かなくなりました。
名前を呼んでも、体を揺すっても反応がない。
意識不明のまま救急車で運ばれ、
家族が呼ばれました。
そこで‥‥おじいちゃんから名前を叫ばれ、
ようやく彼が目を開けました。
「あー、よく寝た。」
いつもなら、お昼寝の時間だったそうです。
どれだけ爆睡やねん。
救急車で運ばれても起きないなんて‥‥。
そんな彼が将来、消防署に勤務し、
救急車で運ぶ人になるなんて
想像もできなかったけどね。
(みゆきまる)
nagata
ひえー!
sugano
運ぶ人になったんか!

おしゃま女子

3歳になったばかりのムスメ。
買い物へ行くと鉄砲玉のように走り出し、
いつも困らせてくれます。
先日ドラッグストアに買い物へ行き、
またいつものようにいなくなりました。
名前を呼んでも返事はなく‥‥。
数分が経過し、
そっと商品棚の陰から出てきたと思ったら、
なぜか、おちょぼ口に、澄まし顔。
よーく見ると、化粧品コーナーの試供品の
ファンデーションと口紅を塗った模様!
ファンデーションの塗りムラはあるものの、
一人前の女でした。
我がムスメも、いつか、そんな化粧で
世の殿方を化かす日が来るんだろうな!
(はるはなハハ)
nagata
「来るんだろうな!」って。
sugano
来るんだろう!
しかし、「おしゃま女子」はほんとに
名作が多いなぁ。
nagata
「アホ自慢」の男子にも
名作が多いの、知ってた?
いつもは、転んでもテーブルの角に
頭をぶつけても泣かない3歳のムスメ。
ある時、6つ上の兄に
イジワルされて泣いていました。
なだめたけれどいつまでも泣いているので
「いつまでも泣いてないの!
 女でしょ! 女はそう簡単に泣かないの!」
と言うと
「おんなだってね、
 なきたいときがあるのよ!」と‥‥。
そんなセリフ、37年女やってる
私でさえ使ったことがないよ‥‥。
(まめごん)
sugano
いける、このセリフ使える。
nagata
大人が参考にしたくなる殺し文句が多い。
娘(2歳)はウチで買い物ごっこしてるとき、
「コレ可愛いねぇ」や「コレいいねぇ」と
言いながら手に取るモノはその場に残すくせに、
「コレ安いじゃん!」っていうときだけ
必ず自分の持ってるカバンに放り込みます。
普段、私の買い物を
すごく観察しているようで完コピです。
最近は、お買い得品の
見分けもつくようになったらしく
赤と黄色のシールが貼ってある商品をみつけると
「安いのあったよー!
 安いの買う? 買うのぉ?」と
絶叫するので顔から火が出そうです。
(ぽんぽん)
nagata
ほんとに、親のこと、よく見てるよね。
sugano
うん。自分の行動を
逆に見せつけられているようでね‥‥。
「『カワイイ』で戻す、
 『安い』でカゴに入れる」
は、言われてはじめてわかったけど、
私をふくめたママさんの行動、
ほんまにそのままや‥‥。
nagata
カワイイって言ってるなら買えば?
と思うんだけど。
sugano
いやー。カワイイだけで買う場合は
熟考が必要なんですよ。
nagata
複雑やな。
sugano
そんなに複雑やない。
つい半年ほど前。
スーパーでえのきを買い物カゴにいれた時のこと。
4歳の娘が、
「おかあさん、えのき、やすかった?」
と聞いてくるので、
「うん、安かったよ」と答えました。
するとすかさず大きな声で、
「よかったー!
 おうち、おかねもちじゃないし!」と‥‥。
恥ずかしいのと同時に、
子どもは大人のことばを聞いて
色々考えてるんやなぁと
感心してしまいました。
(じーじょ)
sugano
これも、行動が「安い」で
つき動かされてる母の姿を
日々目の当たりにしている成果やな。
nagata
うわはははは。
駅で6歳くらいの男の子が走り回っています。
お父さん「こら、ホームを走っちゃダメだ」
お父さんと一緒にいる女の子(4~5歳)
「ねえ、足切っちゃえば」
お父さん「そうだね、切っちゃおうか」
このような恐ろしい会話が
交わされているとも知らず、
男の子はそのあとも走り回り、
お父さんに注意されていました。
(なな)
nagata
妹だよね。
これは妹の発言だよね。
sugano
兄をこの歳にしてすでに下に‥‥。

つわものママ

高2になる息子は小さい頃、
虫や生き物取りが大好きで、
春になれば、蝶々やら青虫やら、
トカゲにカナヘビ、
夏にはセミやらバッタやら、
秋にはコオロギなどなど~。
時にはスッポンまで拾ってくるような子どもで、
お陰で本来は虫が苦手だった母は
いも虫やらトカゲなんて触るのが
平気になってしまいました。
いちいち怖がってたらやってられんてやつです。
さて、先日の事。洗濯物を取り込んでいたら
洗濯物と一緒にバッタ
(しかもかなりデカイのが)が
家の中に入ってきました。
すっかり虫には慣れている母は
おどろきはしなかったのですが、
天井近くに逃げてしまったので、
明らかに母より背が高く逞しくなった息子に
「バッタが入り込んだから捕って!」
と頼みました。
息子はバッタを見たたとたんに
「ムリ! 俺、最近虫触ってないし、
 ムリ! 怖い!」
‥‥‥‥母唖然‥‥え~え~え~?
逞しくなったのは母だけだったのか!?
(ごんた)
nagata
えーー!!
sugano
どっひゃー、やな。
長女、次女の二人が寝付くまで
「寝かしつけ」を毎晩してました。
絵本の読み聞かせだけでは物足りない時は
子守唄を歌っていたのですが
歌う方も聴く方も既存の歌に飽きて来ると
「ママのお歌、歌って」とのリクエストが来ます。
即興で作詞作曲させられるのです。
ある日、思いついたテーマが「へその緒」で
「♪へその緒さんは可哀想~」
というマイナー調の歌を作りました。
先日、ふとそのメロディが浮かんで
鼻歌で口ずさんでいると、高3の次女が、
「今のメロディ知ってる‥‥
 なんやったっけ?」と。
それで歌詞をつけてフルコーラス歌い始めると
「その歌、怖くて大嫌いだった!」と‥‥。
歌い始めるとすぐ寝てくれてたのは
そのせいだったのね。母は、心地良くて
すぐ寝てくれるんだと思ってたよ。
我ながら名曲だったんだけどなぁ。
(yasuyo)
sugano
マイナー調の曲、「へその緒」。
nagata
想像するとへんにおもしろくて
笑いがこみあげます。
小6のころ、
「前髪を伸ばす」というのがマイブームでした。
今当時の写真を見ると、
ひじょーにうっとおしいのですが、
子どもなりの理屈で
格好良いと思っておりました。
明日は卒業アルバムの撮影という日、
見かねた母から「前髪切りなさいっ!」と叱られ
しぶしぶカットすることに。
ケチな母が美容院に
連れて行ってくれるはずもなく
もちろんママカット。
期待を裏切ることなくやってくれましたよ。
ぱっつんぱっつんに!!
くせ毛のクルクル前髪は、
素人が切り「揃える」のは無理なんですよ~。
号泣したい気持ちで登校し、
撮影前には何とか長く見えないかと
引っ張ったり撫で付けてみたり。
やがて出来てきた写真は‥‥。
自分の顔写真があるページだけ、
二度と開かれることはありませんでした。
今回の特集で、ひっさびさに思いだし、
20ウン年ぶりにそのぺージを
開いてみましたが‥‥‥‥
やっぱりヘンだわ、母ちゃんよ。
小学校の同窓生には私のこの姿が
インプットされてるかと思うと、泣けてきます。
(おちゅん)
sugano
母はぱっつんが好きだからねー。
nagata
鬱陶しくなかったら、それでいい。
sugano
「なにいうてんのん、かわいいやん」
nagata
それで済まされる。
sugano
かわいいのになぁ。
nagata
次は、かわいいとしか
言いようのないコーナーですよ。
sugano
このコーナー、子を通り越して
孫を見るような気持ちになってしまいます。

かわいいとしか言いようがない

我が家の次女、3歳。
ゴロゴロ、ピカピカする「雷」が大好き。
夏の夕方、雷の音がすると、
「おかーさん! かもまり!
 かもまりが、ピカピカしてる!」
先日、友人と集まり、
最後に集合写真を撮ろうとカメラでパシャリ。
その時、ピカッと光ったフラッシュを見て
「かもまりの赤ちゃん!」
だんだん可愛らしい言い間違いがなくなってきて
寂しい今日この頃です。
(ゆきだむらは雪だるま)
nagata
ああ、かわいい。
sugano
かわいいとしか言いようがないなぁ。
nagata
連続でいくつかどうぞ。
sugano
目尻ぶら〜ん。
うちの4歳上の兄が、数十年前、
私を出産する直前の母のお見舞いに、
叔父と二人で病院に来た時のこと。
新生児室の前で「どの子かなぁ~」と
探していたらしいです。
まだ、母のおなかの中ですよ。
(あぐねす)
今朝の出来事。
一心不乱にパンの耳をちぎる息子(2歳)。
固くて食べられないのかな? と聞くと、
「皮、食べられない、からね!」と。
そういえば昨夜、ミカンにかぶりついた息子に
「皮は食べられないよ~」と教えたような。
惜しいな、それは皮ではなく、耳だ。
しかも昨日の朝まで
パンの耳は普通に食べてたじゃないか。
(さてらいと)
2歳8ヵ月の息子がおもちゃの携帯を持って
息子「もしもし、ママ?」
私 「そうだよ、どうしたの?」
息子「ちょっと話があるんだけど‥‥」
私 「えっ?! 改まってなになに?」
息子「じつは、う○ちしたから
   おむつ替えてほしいのよ」
直接言いにくかったのね‥‥。
(natsuko)
うちのムスコ(4歳)は
年の離れた姉の影響か、
乙女な性格をしております。
そしてとても自由です。
1年ほど前、大きくなったら何になりたいと
夢を語る同級生を尻目に、彼はこう言いました。
「ぼく、小さくなったら、
 コヨーテの赤ちゃんになりたいなあ~」
(小学校には行きたくないらしい)
4歳になる娘は最近、ひらがなに興味をもち、
少しずつ書ける字が増えています。
1歳上のおともだちの
はなちゃんにおてがみをもらっていたので、
「は」と「な」を覚えて、
「これではなちゃんにおてがみかけるね!」
と喜んでいました。
先日、「ひ」を覚えて、
「これでひまわりにもおてがみかけるね~」
「う」を覚えて、
「これでうみにもおてがみかけるね~」と。
その発想がかわいくてたまりません。
私のところにも、
「かあさんだいすき ○○○(娘の名前)より」
のおてがみを毎日くれます。
山になっていくおてがみに
少々困り気味の母ですが、
いつか懐かしく思う日がくるんでしょうね。
(ゆうこ)
娘が2歳の春、二人で手をつないで
散歩に出かけたときのこと。
路地を曲がり、桜並木に出た瞬間
「ママー、ステキ! ゆめのお花!!」
と娘がさけびました。
「ゆめのお花」
まだ「桜」という言葉を知らなかった娘が、
満開のソメイヨシノに付けた名前です。
いまだにソメイヨシノを
「ゆめのお花」と呼ぶ私を、
中2になった娘はかなりウザがります‥‥。
(おかん)
sugano
お母さんだけが呼び続けているのね‥‥。
nagata
それを、ウザがられている‥‥。
sugano
とっても、勉強になります。
nagata
それでは、最後にこちらのコーナーを。

ほろりとさせる話

私は関節リウマチを患っています。
今でこそ、良い薬のおかげで
普通の生活をしていますが、患ってすぐの頃は、
またたく間に進行してしまった事と
完治がのぞめないという事に
なんとなく悩んでいました。
娘が年中さん(4歳児クラス)だった年の七夕、
他の子供たちが自分のほしいものや
お願い事を書いているなか、娘は
「おかあさんのびょうきがよくなりますように」
と書いてくれました。
うれしいやら感動やらで、
担任の先生と笑い泣き。
おかげで病気なんて笑い飛ばしてやろうと
自分を信じる事ができた気がします。
そんな娘ももう小6になりました。
高学年~中学生の女子特有の
友達問題で悩んでいるようで
今朝は生まれて初めてのプチ登校拒否。
大人から見れば単なる「女子あるある」でも、
娘にとっては大問題なんでしょうね。
9時をすぎた頃
「やっぱり学校へ行く」と言い出したので、
1時間目終わりに送っていきました。
「嫌われたかもわからんけど、
 あいさつしてみる」
娘の前ではドーンと構えている(つもり)母は、
乗り越えられると信じて
家で待っている事にします。
笑いながら帰ってきてくれたらいいな、
でも泣きながら帰ってきたらハグしてあげよう。
「おともだちとなかなおりできますように」と
ずっと今お願いしているところです。
(くまま)
2歳過ぎの息子の不注意で
ちょっと怪我をした私。
「こういう時は、
 『ごめんね、大丈夫?』って言うんだよ」
と教えると
「ママ、ごめんね、大丈夫?
 ぎゅっとしようか?」と!
「ぎゅっとしようか?」が
オリジナルで追加されていました。
(まこまこ)
私は三姉妹の長女です。
それは5つ年の離れた末っ子が
保育園に通っていたときのこと。
ある日、末っ子が「餃子を1個」、
保育園から家に大事に持って帰ってきました。
みんなで餃子を作ったようなのです。
なんで食べなかったの? と聞くと
「5つに分けて家族みんなで食べるの」
と答えが。
こんな小さい餃子を5つに!?
あんなに小さな餃子の欠片を食べたのは
後にも先にもあの時ばかり。
味は覚えていませんが、
家族みんなで食べたあ
ったかい雰囲気は覚えています。
食いしんぼうの妹
(小さい頃の写真は何かしら食べています)、
みんなが食べている間、
我慢して1個残したんだろうなぁ。
その様子を思い浮かべると
いじらしくなったものです。
そんな妹も30歳になりました。
今も人一倍家族思いの妹です。
(アネモネ)
現在4歳の息子が
2歳10カ月だったときに娘を出産しました。
私の実家に里帰りして出産したのですが
入院中は私の両親の言うことをよく聞き
本当に世話をかけなかったようです。
病院に来てくれて帰る時も
「またあしたねー」と、
とくにぐずることもありませんでした。
普段から人懐っこい子供だったので
母親がいなくてもじいじとばあばがいるから
安心してるんだな、と
まったく心配していませんでした。
退院して生まれたばかりの娘と
私と息子と3人で初めて寝た夜のことです。
それまでもときどき
「ないたって(泣いたって)
 しょうがないでしょ」
と言うことのあった息子だったのですが、
その日の夜も絵本を読み終わって、
寝ようとしたときに
「ないたってしょうがないでしょ」
と言い出しました。
特に深い意味もなく
「泣きたい時は泣いてもいいんだよ」と
私は返したのですが、それに反応したのか
突然息子がわんわん泣き出してしまったのです。
わがままで泣くような泣き方ではなく
本当に悲しそうにしくしくと泣き続けるのです。
「泣きたかったら、
 思いっきり泣いていいんだよ」と言いながら、
息子を胸に私もわんわん泣きました。
30分ほど泣いたら、泣きつかれたようで
そのまま寝てしまいました。
私の想像でしかありませんが、
入院中、本当は母親がいないことが不安で不安で
でもそれをしまい込んでいたのかな、と。
母親が帰ってきてほっとして
今までためていたものがあふれて
流した涙だったんじゃないかと思います。
息子のあんな涙は、その晩だけでした。
今でもあの日の息子の泣いた様子を思い出すと
不安な思いをさせたんだなあと
泣けてきてしまいます。
(とも)
あまり親とは仲良くない‥‥
と思っている娘(わたし)。
実家は少し遠く、
帰る必要性も感じていない娘(わたし)。
夫が気を使い
「孫を見せに行こうよ」と言ってくれるのに
面倒くさいのも手伝って
「今度の休みは○○へ行きたいから
 家には行かない」といつも拒否する私。
久しぶりに
「今、ほかに行きたいところもないからいいか」
と夫の勧めに従って実家へ行った。
昼に到着することを知って
到着すると昼ごはんがたくさん作ってあった。
帰るときは「あるからいいよ」と言うのに
「たくさんあっても困らないでしょ」
と米をもらった。
「リンゴも食べるでしょ、○○いる?」
とあれこれあれこれ。
いつも何事もぶっきらぼうに返事をし
何で孫を見せなきゃいかんのよ‥‥
と言う私だけど、
母も年とったよな、孫、可愛いんだ‥‥
私のためにあれやこれや
持たせようとしてくれるんだ‥‥と思ったら
何だか照れくさくて
お礼もそこそこに帰ってきてしまった。
娘の写メでも添付してお礼のメール送っとこう。
(えがこ)
姉も私も小学生のころだったと思います。
いつも一緒にお風呂に入っていたのですが
湯船につかるとき、背中合わせになって、
お互いのおしりとおしりとくっつけて
押し合いっこしていました。
そうすると、そのときの力のかかり具合で
右につるりんっと行ったり、
左につるりんっと行ったりして、
その予測できない感じと
お湯の中で揺れる感じが、
楽しかったんですよねー。
で、大人になってから
姉とお風呂に入る機会があって
「やってみようよ!」ってことになって
やってみたのですが
子供って本当に小さいんですね。
大の大人がおしりとおしりとくっつけたら
もう動けませんよ。
大人になっちゃったんだなーって
寂しさを感じました。
(あまも)
お子さんのご病気が、ほぼ完治したと
書かれていた方がいらっしゃいましたね。
思わず、ぶわーっと、感動したあと
あっ!!! と思い当たったんです。
私の長男も3歳まで
心臓に穴があいていたんでした。
白い顔と細い手足と紫の爪の赤ちゃんで、
6歳まで待って手術と言われて、
小さな心臓から漏れ出てしまう血液の画像を
定期的に見ながらの育児でした。
3歳の時に夫がアメリカ赴任のお話をいただいて
手術の本場だから
この子のチャンスかもと家族赴任を決心し、
長男と生後半年の次男をそれぞれ預けながら
急いで運転免許を取り、英語学校へ通い、
慌ただしく渡米準備をしていたところ、
最後の検査で心臓の穴が
ふさがったことが確認されました。
どこかから助けは必ず来るんだーと深く感謝し、
赴任先では家族全員で生まれ変わったように
緊張から解放された、のんびりした日々でした。
‥‥ところでこれらを、完治後6年の今
あの投稿を読んで泣くまで忘れてました。
安らかな寝顔の呼吸を
確認せずにはいられなかったり
心ない言葉に生きる気力も
吸い取られて沈んだり、
「うちの子も治ったから大丈夫!
 治る! 心配いらないよ!」と
待合室で声をかけてくれた親子がいたり。
掘り起こせば全部、
心の中に残っているあの毎日が
いつのまにか遠いことになってました。
忘れてたなんて、なんて幸せな。
子どもの病気は何でもつらいです。
けれど、日々成長してゆく力がある人たち。
病気を扱い慣れたり、医療が進歩したり、
必ず状況は良くなってく。
生きてれば奇跡も起きる。
「うちの子も治ったから大丈夫! 治る!
 治ったら忘れちゃうんだよー」と言えるよう
今度こそ覚えておきます。
今息子は水泳もサッカーもがんばれていて
親の言うこと聞かない
(ナマハゲも期限切れだった)けど、
コーチの言うこと
聞いてるんなら‥‥よしとする!
(ひびうるる)
私が4歳ぐらいの時です。
その日は「父の日」でした。
幼いながらに、お父さんに何かしてあげなきゃ
って思ってたのを覚えてます。
そんな私がした事は「手紙を書く」でした。
悩んで悩んで、やっと書けた言葉は
「父の日 おめでとう!!」。
父には何となく気持ちは伝わったかと思います!
(yuka)
sugano
はぁぁあ。
nagata
ふぅぅぅ。
sugano
実は昨日、自分が誕生日でしてね。
nagata
ぼくらは同い年ですから、
歳はわかっています。
sugano
息子とふたりでお鮨屋さんにいきました。
nagata
よかったですね。
sugano
息子のプレゼントは、
「自分の注文した上握りのなかから
 母に好きな握りをふたつ分けてやる」
でした。
nagata
すごいプレゼントですね。
sugano
いくらと帆立をいただきました。
nagata
それで、毎年誕生日を覚えてくれているという
母からは、電話はあったんですか。
sugano
ありました。
「おかあちゃんが買ったと思って
 会社のかえりにケーキを買って帰りなさい。
 あとでお金を返すから」
と言われました。
nagata
孫とおばあちゃんは、なんだか似てますね。
sugano
似ています。私もそんな人格です。
明日も、この連載はつづきます。
nagata
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2012-10-23-TUE