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| 「あのくさこればい」の対談版。 (雑誌『編集会議』の連載対談まるごと版) |
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第10回 「あんなものとつきあうと、病気になるぞ」 ※はじめに、以前の「今日のダーリン」を引用します。 この文章にからめた対談を、そのあとに続けますね。 ----------------------------------------- 土曜日は鳥越俊太郎さんの60歳のお祝いの会だった。 おもしろかったのは、集まったお客さんの種類だ。 主人公の鳥越さんの新聞記者時代、週刊誌時代、 そしてテレビ時代のそれぞれの仲間や友人知人。 そして、学生時代のともだち、遊び仲間、と、 かなりブロック別に色分けできるのが、 ぼくにはなるほどなぁと思えた。 (あ、「ほぼ日」というブロックもありましたよ) 転機というものをを重ねて生きてきた 鳥越さんのスタイルをよく表しているように見えた。 その都度、新しい冒険のフィールドに飛び出して、 脱皮をくりかえして大きくなるような生き方を、 鳥越さんという方はやってきたんだろうなぁ、と。 自分の場合だったら、こんなふうにはならなそうだなぁ。 なんつーか、ぐっちゃぐちゃだろうな。 「あ、おまえ、いつ頃知り合ったんだっけ?」とかさ、 「キミって、どこで知り合ったんだっけ?」とかね、 本人に向かって尋ねちゃいそうだな。 記憶力が格別に弱いっていうこともあるけれど、 ぼくの生きてきた道に「スタイル」ってものが、 まったくないせいなんだろうなぁ。 ま、いいのわるいのじゃないんだろうけど。 どうして、こういう人間になっちまったかねぇ、と、 自分で笑っちゃいますね。 パーティに出席するのはほんとに珍しいことなんで、 いろいろ、感じることも多かったです。 愛されている人を中心にした集いは、きれいでした。 とりあえず、鳥越さん、ぼくが60になるまでは、 いまの速度で走っていてくださいね。 (2000年5月28日の「今日のダーリン」より) -----------------------------------------
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2000-09-17-SUN
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