魔法のクッキーとココアで
あたたかな冬を。

世にもやわらかいクッキーなのです。



冬の気配が深まってきて、
夜、PCに向かっていても
あたたかい飲み物がほしくなるこの季節。

ひと口、とびきりおいしい甘いものもあったら
もっとがんばれるかも‥‥なんて思う時には
最適です。



出会いは、ふと立ち寄ったデパ地下でした。
ちょうどお腹が空いてたんですね、
おおぶりのクッキーを見つけて、移動中に食べてみたら
ん!?なに、これ!と。

クッキーでもビスケットでも、
噛んだらサクッとする硬めのイメージが普通ですけれど、
これは全く違うんですよね。
ふわっというか、ふにゃっという感じです。



でも、“やわらかい”だけだと、
まだ、言い足りないんですよね。
なんていうのかな、
『生』って感じです。

生がつくものというと、
生チョコレートとか生キャラメルとか。
生どら焼き、生カステラ、生乳ソフトクリームとか。
この間行った広島の空港では、
生もみじまんじゅうもありました。
生ビールにいたっては、その処理の仕方をめぐって
生ビール論争まで沸き起こった歴史もあるほどだそうで
なんだか、すごいです。

製品ごとの基準はあるようですけれど
(かなり厳格にある場合も)
『生』があらわす全体像としては
要は、熱処理していない、もしくは乾燥させてない、
火を通してても微弱な熱量で、
とてもレア感が残っている状態を
指しているのかな、と。
だから、本来、火が通っているはずの固形物だと
しっとりしてて、やわらかくて、中の方が
え?レアかも?ってくらい際どい線を保ってる食べ物が
イメージとして浮かびます。
当然、消費期限も短くなってしまうので、
このクッキーも、確か4日だったかな。
保存食じゃないじゃん!って短さです。



やわらかいクッキーって、
記憶をたぐると、最初は
カントリーマアムじゃないですかね?
それまでカリカリだった固定概念を
くつがえしたといいますか。
個包装の定番菓子として
カントリーマアムは確固たる地位を築いてますが、
カントリーマアムをもしも電車でいう
特急とか快速とするなら、
このクッキーはリニアモーターカー並みです。





パウンドケーキとクッキーの間のような
やわらかさと食感です。

このクッキー数枚と、あたたかいココアなんてあれば
秋の夜長でも冬の夜なべでも、がっつり乗り切れそうな。

そういえば、プレゼントにする時の缶も可愛いのです。





ただ、先だって、ロンドン在住の友だちが一時帰国した時に
今ハマっているこのおいしさを伝えたくて
おみやげに渡してしまったのですが、
ロンドンにロンドン缶を持ち帰らせたことに後から気づき、
自分のダメさ加減にガッカリでした。
おいしいから、ま、いいか、と思い直しましたけど。

缶つながりでいえば、
バンホーテンのココアも可愛らしい記念缶が出てますよね。







ちょっと取って置いて
小物入れにしたくなるような缶です。
そうやって、可愛い缶て
たくさんたまっちゃうのですけどね。





だんだん寒くなってきて、
街はクリスマス一色の赤や緑でキラキラしてる頃、
仕事も年末を見越して、切羽詰まってきたりしませんか?

そんな頑張らなきゃいけない夜とか、
とにかくホッとひと息つきたい午後とか、
長い一日が始まるぞ、という朝とか、
チョコやナッツやドライフルーツが詰まってて
カロリーも高そうだけど
栄養補給にもなる(と自分に言い聞かせる)
クッキーと飲み物は
強くて、おいしい味方になってくれてます。





忙しくなる時期、風邪も流行っているようなので、
あたたかくして
どうか、良い冬を。

わたなべ まり


 

2018-11-30-SUN

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