ひよ子のひな祭り

3月に入ったら
にわかに
あたたかくなってきましたね。





今時分に降る
冬の名残りのような雪も
春先ならではの風情ですけれど、
とにかく大雪に見舞われた今年の冬。

大変な思いをされた地方には
お見舞いをお伝えしたい気持ちとともに
このあと厳しい寒の戻りもなく、
なんとか春を迎えられたら、と
願う早春です。



桃の節句ですね。

菱餅、白酒、雛あられ。
ひなまつりに供えるものはいろいろありますが、
見つけたのですよね。
「ひなまつり限定 名菓ひよ子」



ひよ子が、男雛と女雛になってます。
後ろのぼんぼりと、ひらひら舞ってる桃の花も
どこか懐かしいような、素朴なパッケージ。

菓子売り場のひな菓子の包みには
ちょっと派手めなピンクがあふれる中、
かえって目を引く可愛らしさです。





中には、白と桃色の包装紙にくるまれた
ひよ子が。

そういえば、HPで見たのですが、
なんで「ひよこ」じゃなく、「ひよ子」なのかというと
丸や四角の饅頭ばかりの時代(今から100年前!)
試行錯誤して、我が子のように愛しみ作りあげた菓子だから
「子」の字をつけたとか。
発祥の筑豊地方では、炭鉱で働く力の源に甘い菓子が好まれ
評判を呼んだ結果、東京オリンピックの頃には東京にまで
広がって人気を博し、今に至るとか。



たしかに、ずっと食べてますよね、
小さい頃から。
なにより、こんなにシンプルで可愛い菓子って、
あんまりないですよね。
特に、背中からおしりにかけての曲線とか、
なんとなく、こっちを見てる目線とか。





やっぱり、かわいい……。
どの角度からみても
なだらかな、まあるい感じに
思わずなごみます。
まるい、小さい、は最強ですね。





そういえば、
まだ見たことないのですが、
ひよ子には、季節によって
桜ひよ子、茶ひよ子、栗ひよ子などなど
あるみたいです。
あと、ものすごく大きい大ひよ子とかも。
(通常の5倍らしい‥‥)



あ、この写真はアップめのひな祭りひよ子で
デカひよ子じゃないです。

それから、「ひよ子家族」という
大きいのから小さいのまで並んだのもあるみたいで。
これはきっと可愛いでしょうねぇ。





たまたま見つけたひな祭りひよ子から
ひよ子が100年続いてることを
初めて知りました。
ひとつのものを作り続けるって、
言葉では表せないくらいすごいこと、
愛され続けている証ですよね。



ちなみに、
このお雛さま
おまけで入ってます。

今年も
女の子たちにとって素敵な年になりますように。
よい桃の節句を。

わたなべ まり



 

2018-03-03-SAT



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