小夏かん(寒天)と小夏柑

梅雨ですね。

しとしとと雨が降ると、
空気中のほこりも払われるし
植物も喜んでるみたいに生き生きするし、
いいこともたくさんあります。

でも、
あ〜でかけるのが面倒だなぁ〜
って、思うのも事実で‥‥。

ちょっと、爽やかな菓子を。

外気がじめじめして湿度が高いと、
さっぱりしたものを食べたくなりませんか?

小夏かんというゼリーみたいな菓子です。
小夏かんの“かん”は多分、寒天の“かん”だから
ゼリーよりももっとさらっとしていて
シロップ漬けのスライスもほどよい酸味。
清涼感が広がります。

やっぱり、ひんやりした甘味は
暑さや湿気を払ってくれますよね。



で、これが果物の小夏柑。
最近、毎日食べてます。
実に、おいしいのです♪
見た目はグレープフルーツが
ふた回りくらい小さくなったような手頃な感じで、
果肉が柔らかいというのでしょうか。
柑橘類の粒つぶを口のなかでほとんど感じないくらい、
ゼリーのようになめらか、
これまであまり食べたことない
不思議な食感なのです。



レモンの印象が強いからか、
オレンジ色の果物より黄色い柑橘系の方が
酸っぱいようなイメージがありますけれど、
小夏柑はそんなに酸っぱくはないです。
文字にすると何だか陳腐になっちゃいますが、
まさに、さらっと爽やかな酸味なのです。

もっとも柑橘類が旬を迎えるのは、
やはり、こたつでみかん♪の冬かもしれませんが、
5月から梅雨の始めにかけても
いろんなおいしい柑橘系を試せるのは楽しいですよね。
せとかとか清見とか、文旦とか湘南ゴールドとか、
この小夏柑とか。
今日も外は雨模様ですが、
爽やかで涼やかな初夏を。

 

わたなべ まり

 


仙太郎

2015-06-18-FRI