CAKE

 
 
お詫びと極細ポッキー



寒くなってまいりました。
そろそろストーブを出さないと、
などと思いつつ‥‥
大変、わたくしごとなのですが、
転びまして。

近所の薬局に風邪薬を買いに行き、
両手に水のペットボトルなど抱えて
小走りに出て来た途端に
パ〜ンと転びました。
で、顔面を地面に強打しました。
打撲と切り傷で見る見る腫れてきた顔のまま
(まさに、見る間に‥‥
 餅を焼くように腫れ上がりました)
救急に駆け込んだところ、幸いなことに
骨も折れずヒビも入っていませんでした。
が、内出血のため有り得ないくらい
右頬が腫れ上がりました。

仕事を持つ身として不謹慎ですが、
こんなに人の顔って腫れるんだ‥‥と
感心するくらい、例えたら焼きたての
あんぱんくらいはパ〜ンと張りつめました。
病欠は今まで1度したことがあるのですが、
(基本、頑丈なので‥‥)
初めて仕事で怪我欠をしました‥‥。

仕事を持つ身として有ってはいけない事態ですが、
見苦しい顔で仕事をするのか、
現場に負担をかけても顔が戻るまで休むのかは
判断がわかれるところかと思います。
が、前者を選択いたしました‥‥。
ので、絆創膏を貼って出るという
お見苦しい状態のまま、
数日前にはお目に触れたかと思います。
現身がどうあれ、
ここでは菓子のみをず〜っと書いていますが、
あまりの失態に今回はお詫びをしたくて、
このようなご報告になりました。

転んだ数日後、同業の野村真季アナと
お茶を飲みながら、ゆっくり喋りました。
手塚治虫さんの「リボンの騎士」みたいだなぁと
会う度に思う美形で、会う毎に癒される大切な友達です。
大きな目を見張って、私がすっ転んだ話を聞いてくれた後、
「主人からです」と袋をくれました。
極細ポッキーと
トッポ<焦がしキャラメルカスタード>が入っていました。
1ヶ月ほど前のことなので、
まだ極細ポッキーが今ほど市民権を得ておらず、
思わず「おおっ」と思った次第です。
即座に、その場で開けて、
真季ちゃんにも無理に手渡し、二人で食べてみました。
路上でしたが。
手渡してくれたのが帰り際だったので。

どこかのみやげなどで、バカデカポッキーは見た
ことありましたが、極細という手があったのだ
な〜と、妙に感心しました。
私どもが70になっても80になっても、
きっとポッキーは
進化し続けてるんじゃないでしょうか‥‥
本業でのお詫びから菓子の話に
スライディングしてしまいましたが、
友とポッキーに癒され、励まされた初冬です。

寒くなってきました。
風邪にも、滑りやすい道にも、
どうか、お気をつけて‥‥。

わたなべ まり

 

2006-12-01-FRI