CAKE

 
 
パークハイアットの続きだけど、
安いもの。


ド〜ンとゴージャスな菓子ではないのです、今回も。
パークハイアットのパティスリーブティックの
ケーキがおいしくて、行くと必ず寄ってしまうと
前に書きました。
ああいうホテルのラウンジとかショップとか、
自身は何も違わないのに足を踏み入れると
数ミリ優雅な気持ちになって、
若干、立ち居振る舞いも優雅になったりなんかして
(と思うほど外見、変わってないかもしれないけど)
不思議ですよね〜。

でも、そんな場でも、つい出てしまう癖があります。
そういう所で安いものを探したいのです。
いい値を出して良さげなモノを買うのは
ストレートですけれど、この場所でこんな安い──
しかも願わくば安そうに見えないものを
見つけたいという欲求が押さえきれないのです。
大袈裟に文字にするようなことじゃなく、
恐らくどなたも持っている欲求かと思います‥‥。

で、パークハイアットでも薄明るい間接照明の中、
何か埋もれたものがあるはずだ‥‥
と鼻が動くならヒクヒク、目はキロキロと
(キョロキョロ以上に猟犬みたいな動きをする時、
 私が母に言われた擬態語です‥‥)、
どこかで優雅を意識しつつも嗅ぎ回った結果、ありました。
¥300のキャンディーが。
色とりどりの小ぶりな可愛いキャンディーが20粒ほど
透明な袋に入っていて、
それだけって言ったらそれだけですが
「お、何か小さなお礼には使えるかも♪」と思いました。
何でしょうね、お礼なんだからチマチマせずに
バ〜ンと使えばいいのに
「お礼に良さそうなものを良さげな値段でみつけた‥‥
 ここにあるの覚えとこ!」
なんて思うのが嬉しいんですよね‥‥。
少し足取りが軽くなったりして‥‥。
好きなワンピースや靴が、
思った値段の6掛けくらいで
買えた時の爽快感に似ています。
好きなアイテムであることに変わりないのに
安かった分だけ情が増すんですよね〜。
不思議な心理です‥‥‥‥。



長くなりましたけど、
今回はそのキャンディーを載せたくて
結局ピンで書いてしまいました。
やっぱり、安い(かどうか、このキャンディーの
実質的な価値は置いておいて、
パークハイアットで¥300という点のみです‥‥)
ということは大事ですね!
サービス精神の基本として、
ここでも大事な軸にしていきます♪

わたなべ まり


 

どんな豪華な気取ったホテルへ行っても
マリーはTシャツとGパンしか
着て来ないように見えるのですが‥‥。
気のせいですかね。

(オオスミ)

 


マンガ=紫野美穂

2006-08-11-FRI