ライフ・イズ・マジック

人生はマジックだ、なんて言い方そのものが怪しいでしょ。
ひょっとしたら、マジックってのは、
宗教の種かもしれないし、驚きの商品化かもしれないし、
人類最古の情報産業だったりもして。

軽い笑いもとれるし、ちょっと好かれたり嫌われたり、
ひとつの国をまるごとだまし取るようなこともできる。
いま、マジックを考えたり感じたりするのは、
なんだかとても大事な気がするんですよ。

おおげさな紹介はよしましょう。
マジック・ナポレオンズのパルト小石さんです。どうぞ!

ナポレオンズのHPは
http://www.tvland.co.jp/napoleons/
e-mail:napoleons@tvland.co.jp

小さな夢

こんなぼくのエッセイにも、
たくさんの反響、アドバイスをいただき、
正直、不思議な気分です。
もちろん、嬉しく、ありがたく拝読しています。
本当に、本当にありがとうございます!

『小さな夢』

主治医に、

「小石さんはワンちゃんみたいに
 汗をかけない状態なんで、
 まずは脳を調べる検査を受けてきてください」

と言われ、某病院へ。

検査室前に
『ペット検査』
と書いてある。

主治医の言葉を思い出した。

「小石さんは今、ワンちゃん状態」

もちろん、ペットの意味はワンちゃんじゃなくて、
『Positoron Emisson Tomography』の意味だった。
説明書をみても意味不明だったけど。

そして、人間用の検査室だった。
とってもソフトな機器だった。
技師さんの柔らかい対応もいいなぁと思った。

時間も、25分くらい。
終わってすぐに会計に向かう。

大勢の人が列をなしていたが、
流れ作業であっという間に終了。
どこも、会計だけはスムーズ。
大事だからね。

すぐさまタクシー乗り場に直行。
自宅に直行。
遅めのランチ。

なんかんだ言っても、
家人の料理に頼るしかない。

「あなたって、好き嫌いがないから、楽ね」

まずいものは嫌いだよ。

入院時、退院したら食べたいと夢みてた食べ物。
味噌ラーメン、ピザパン、焼き肉。
これらは幸いにも制覇できた。

今、夢見てるのは、鴨せいろ、Kカフェのボブン、
それにR酒家の五目あんかけ焼きそば。

あぁ、夢があるっていいな。
本当に思う。
たとえ小さくても。

 


明るく軽く親切なのに。
ほんの少し悲しみの味がするのだ。
マジックというのが、もともとそういう
素性のものなのだろうか。ー

糸井重里(帯コピーより)

「神様の愛したマジシャン」
著者:小石至誠
発行:徳間書店
ISBN-13: 978-4198625429
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『ナポリニコフの魔術学校
(カードマジック編)』

*前田知洋さんがゲストです!


<単行本の紹介>


「ライフ・イズ・マジック
種ありの人生と、種なしの人生と」

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