ライフ・イズ・マジック

人生はマジックだ、なんて言い方そのものが怪しいでしょ。
ひょっとしたら、マジックってのは、
宗教の種かもしれないし、驚きの商品化かもしれないし、
人類最古の情報産業だったりもして。

軽い笑いもとれるし、ちょっと好かれたり嫌われたり、
ひとつの国をまるごとだまし取るようなこともできる。
いま、マジックを考えたり感じたりするのは、
なんだかとても大事な気がするんですよ。

おおげさな紹介はよしましょう。
マジック・ナポレオンズのパルト小石さんです。どうぞ!

ナポレオンズのHPは
http://www.tvland.co.jp/napoleons/
e-mail:napoleons@tvland.co.jp

Sさん

Sさんが亡くなった。
泣いた。泣いた。泣けた。

毀誉褒貶の人だった。
大嫌いな人半分、頼る人半分。
断れず、ガッカリもさせた。

Sさんとラスベガスに行った。
パリにも行った。
寝ない人だった。

リハの好きな人だった。

「小石ちゃ〜ん、リハやでぇ〜」
あの声を覚えている。
朝5時だった。

「マジックはいい、視聴率13%持ってるんや」
テレビ人間だから、数字だけが好きだった。
頼るものはそれだけ。

Aさんが皮肉を込めて言った。
「良くマネられて、数字だけは良かった」

そのAさんも亡くなった。
すべてが一瞬。
すべてが永遠。

 


明るく軽く親切なのに。
ほんの少し悲しみの味がするのだ。
マジックというのが、もともとそういう
素性のものなのだろうか。ー

糸井重里(帯コピーより)

「神様の愛したマジシャン」
著者:小石至誠
発行:徳間書店
ISBN-13: 978-4198625429
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<DVDの紹介>


『ナポリニコフの魔術学校
(カードマジック編)』

*前田知洋さんがゲストです!


<単行本の紹介>


「ライフ・イズ・マジック
種ありの人生と、種なしの人生と」

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