ライフ・イズ・マジック

人生はマジックだ、なんて言い方そのものが怪しいでしょ。
ひょっとしたら、マジックってのは、
宗教の種かもしれないし、驚きの商品化かもしれないし、
人類最古の情報産業だったりもして。

軽い笑いもとれるし、ちょっと好かれたり嫌われたり、
ひとつの国をまるごとだまし取るようなこともできる。
いま、マジックを考えたり感じたりするのは、
なんだかとても大事な気がするんですよ。

おおげさな紹介はよしましょう。
マジック・ナポレオンズのパルト小石さんです。どうぞ!

ナポレオンズのHPは
http://www.tvland.co.jp/napoleons/
e-mail:napoleons@tvland.co.jp

私の名前&黄門さま

< 私の名前は >

私はメールの文末の署名に、
『 小石 拝 』と書くことにしている。

以前、先輩からいただいたメールの署名が
実にカッコ良く思えて、すぐさまパクったのである。

先日届いた某社への返信メールにも、文末に、
『 小石 拝 』と書いた。

某社の返信メールはすぐに届き、
「 小石 拝 様
  この度は‥‥」
と書いてあった。
 

< 医師問答 >

病室で昼ごはんを食べていた。
若い医師がやってきて、
「いかがでしょうか?」

わたし「はぁ、七味をかけたりして食べています」

若い医師「気持ち悪くなったり、吐き気とかは?」

わたし「こうして食べられているので大丈夫かと」

若い医師「吐き気とかあったら、すぐに教えて
     くださいね」
わたし「はい、分かりました」

始めは、

「こうしてもぐもぐ食べてるんだから、
 気持ち悪いとか吐き気なんてないに決まってる。
 見て分かるはずなのに」

しかし、すぐに思い直した。

以前、わたしの黄門さまの周辺に軽い痛みがあり、
すぐに医師に診てもらったことがある。

医師はわたしのパンツをグイッと下げ、

「失礼します、
 うん、まだ大丈夫だと思いますが、
 塗り薬を手配しときますね」

あの時も午後イチくらいだった。

医師は食事中だったかもしれない。
食事中に呼び出され、わたしの黄門さまを診て、
また戻って食事を続けたのかもしれない。

患者も昼時だろうがなんだろうが困った時は、
「食事時だから悪いよね」
なんて思ったりしないもんだ。

若い医師だって、
患者が目の前でもぐもぐしていても
問診だけは予定通り着実に行わなければならない。
それが若い医師の常識かも。

今後、食事中に医師が訪れ、
「黄門さまを診せてください」
と言われたら、
わたしはすぐさまパンツをグイッと下げ、

「どうぞお手にとってじっくりとご覧ください」

そう応えることにしよう。
うんうん、それこそ大人の対応というもの。
そうだそうだ。

 


明るく軽く親切なのに。
ほんの少し悲しみの味がするのだ。
マジックというのが、もともとそういう
素性のものなのだろうか。ー

糸井重里(帯コピーより)

「神様の愛したマジシャン」
著者:小石至誠
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*前田知洋さんがゲストです!


<単行本の紹介>


「ライフ・イズ・マジック
種ありの人生と、種なしの人生と」

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