ライフ・イズ・マジック

人生はマジックだ、なんて言い方そのものが怪しいでしょ。
ひょっとしたら、マジックってのは、
宗教の種かもしれないし、驚きの商品化かもしれないし、
人類最古の情報産業だったりもして。

軽い笑いもとれるし、ちょっと好かれたり嫌われたり、
ひとつの国をまるごとだまし取るようなこともできる。
いま、マジックを考えたり感じたりするのは、
なんだかとても大事な気がするんですよ。

おおげさな紹介はよしましょう。
マジック・ナポレオンズのパルト小石さんです。どうぞ!

ナポレオンズのHPは
http://www.tvland.co.jp/napoleons/
e-mail:napoleons@tvland.co.jp

退院と普通の生活と運転免許証

やっと退院いたしました!

7月に入り、
病院食がまったく食べられなくなり、
医師に相談すると、

「それは入院イヤイヤ病ですっ!」

ぼくがボーゼンとしているのも構わず、
医師は続けて、

「食事を前にすると気持ち悪くなったり、
 喉の奥に違和感を感じたりするでしょう?」

ぼくが深くうなずくと、

「やはり、入院イヤイヤ病ですっ!
 では、退院に向けて
 治療スケジュールを立てましょう」

夢にまで見た退院が突然、
確かな現実となったのであった。

退院の日までに、入院後に持ち込んだ大量の私物、
DVDプレイヤー、PC、スマホ、タブレット、ラジオ、
下着、パジャマ、食品、飲み物などを
撤収しなければならない。

ちょっとした引っ越しのような作業。
まぁしかし、その作業の楽しいこと!

退院の前日は一睡もできず。
小学生の頃、遠足の前日に待ち遠しくて
眠れなかったことを思い出す。

7月某日の朝、ついに退院!

久しぶりの街を歩いてランチに向かう。
9ヶ月ぶりの街は、なぜかとても美しく見える。

食べ物が美味い!
おいしいすぎる生活。

家に帰って久しぶりの片付け、掃除、洗濯。
いやぁ、普通の暮らしって大変。
洗濯など、洗って干すだけでヘロヘロ。

運転免許の更新がせまっていたので、
急ぎ更新センターへ。
無事に更新作業終了、
めでたく新しい免許が手に入った。

新しい免許証って、不思議にワクワクする。

免許証の写真を見ると、
当然ながらハゲ頭のおじさんが写っている。
本当に新しい人生が始まったような気がして、
しみじみ嬉しくなった。

※「ライフ・イズ・マジック」は今後しばらく不定期更新となります。

 


明るく軽く親切なのに。
ほんの少し悲しみの味がするのだ。
マジックというのが、もともとそういう
素性のものなのだろうか。ー
糸井重里(帯コピーより)

「神様の愛したマジシャン」
著者:小石至誠
発行:徳間書店
ISBN-13: 978-4198625429
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『ナポリニコフの魔術学校
(カードマジック編)』

*前田知洋さんがゲストです!


<単行本の紹介>


「ライフ・イズ・マジック
種ありの人生と、種なしの人生と」

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