ライフ・イズ・マジック

人生はマジックだ、なんて言い方そのものが怪しいでしょ。
ひょっとしたら、マジックってのは、
宗教の種かもしれないし、驚きの商品化かもしれないし、
人類最古の情報産業だったりもして。

軽い笑いもとれるし、ちょっと好かれたり嫌われたり、
ひとつの国をまるごとだまし取るようなこともできる。
いま、マジックを考えたり感じたりするのは、
なんだかとても大事な気がするんですよ。

おおげさな紹介はよしましょう。
マジック・ナポレオンズのパルト小石さんです。どうぞ!

ナポレオンズのHPは
http://www.tvland.co.jp/napoleons/
e-mail:napoleons@tvland.co.jp

横断歩道クライシス

横断歩道の手前で信号待ちをしていた。

私の横に、小学生くらいの女の子がふたり。
なんだか楽しそうにペチャクチャ。

私は待ち時間つぶしのスマホ・チェック。

女の子ふたりが歩き出した。
私も少し遅れて歩き出した。

ところが、止まるはずの車が
クラクション鳴らしつつ、
ビュンビュン向かってくるではないか。

女の子たちも私も、
夢中で横断歩道を走り続け、
やっと渡りきることができた。

女の子たちが、
「青になったと思っちゃったよね、ふふふ。
 あぁ、ビックリ」

女の子たちは話に夢中で、
青信号になったと勘違いして渡り始め、
私もウッカリ、
その後に続いて歩き出してしまったのだ。

なんとか無事で済んだものの、
あやうく轢かれるところだった。
あぶない、あぶない。

本来ならば、
子供たちのお手本にならなければいけないのに、
ウッカリ、信号無視に追随するという、
なんというテイタラク。

これでもし轢かれていたら、

『子供たちがウッカリ赤信号を渡り、
 それにつられて歩き出した男性が車に轢かれ、
 病院に搬送されました』

完全に大人失格、同情の余地なし。

今回の結論。

『老いては子にしたがってもいいが、
 信号は自分で確認して渡るべし』




明るく軽く親切なのに。
 ほんの少し悲しみの味がするのだ。
 マジックというのが、もともとそういう
 素性のものなのだろうか。ー
        糸井重里(帯コピーより)

「神様の愛したマジシャン」
著者:小石至誠
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