ライフ・イズ・マジック

人生はマジックだ、なんて言い方そのものが怪しいでしょ。
ひょっとしたら、マジックってのは、
宗教の種かもしれないし、驚きの商品化かもしれないし、
人類最古の情報産業だったりもして。

軽い笑いもとれるし、ちょっと好かれたり嫌われたり、
ひとつの国をまるごとだまし取るようなこともできる。
いま、マジックを考えたり感じたりするのは、
なんだかとても大事な気がするんですよ。

おおげさな紹介はよしましょう。
マジック・ナポレオンズのパルト小石さんです。どうぞ!

ナポレオンズのHPは
http://www.tvland.co.jp/napoleons/
e-mail:napoleons@tvland.co.jp

夏のおみやげ

試写会に参加することになり、銀座へ。
映画のタイトルは『みとりし』。

観終わって、最近逢えてない人たちの顔が
浮かぶ。
無性に誰かに逢いたくなる映画。

マジシャンというのも珍しい職業だと思うが、
『みとりし』というのも初めて知った職業。
色んな生き方があるんだなぁとしみじみ。

試写会のおみやげは、映画のワン・シーン、
耳に残る、ひとつひとつの言葉。

埼玉の熊谷に向かう。
熊谷市内のホテルで開催されるパーティに
ゲスト出演。

帰り際に、
「熊谷のおみやげって、何ですかねぇ?」
「さぁ、猛暑かな、うん、やっぱり猛暑」

渋谷の某所でテレビ番組の収録。
とっても珍しい、カード・マジックの収録。

問題がひとつ、収録の担当者。
なぜかマジシャンのカードを触りたがる、
謎の担当者。

案の定、私がテーブルにカード1組を置くなり、
担当者はカード目がけて真っしぐら。

しかし、前回の収録で懲りている私は、
すぐにカバンにカードをしまう。
必要な時だけカードをカバンから取り出す。

ところが、収録後、
モニター・チェックをする私の背後で、
担当者はついにカードを手に。

さも嬉しそうに、カードを広げたり閉じたり。
うっとりとした表情さえ浮かべている。

もう、謎だらけ。
収録をする立場なのに、
完全に仕事放棄してカードに触り放題。

ひょっとして、マジシャンよりも
カードが好きなのか?
本当はマジシャンになりたかったのか?

本日の収録のおみやげは、
担当者がもて遊んだカード1組。
このおみやげだけは、サッサと捨てよう。

早朝、長崎に向かう。
長崎だけど、福岡空港に向かうらしい。

福岡空港からタクシーで2時間強、
長崎平戸文化センター着。

楽屋に、長崎カステラと
カステラ・サイダーなる飲み物が
おみやげに置いてあった。
定番中の定番、長崎と言えばカステラ、
素直に嬉しい。

ちなみに、カステラ・サイダーは
本当にカステラの味がする。
まちがいなく、飲むカステラ。

「たくさんのおみやげをいただき、
 ありがとうございます。

 尚、私のカバンには
 まだ若干の余裕がございます。
 何か私におみやげがありましたら、
 どうぞお早めに」

K師匠のマクラが懐かしい。

多くの師匠との思い出もまた、
忘れられない旅のおみやげ。

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