マジシャン、学校に行く
2019-01-27
< 〇〇女子高校 >
こりゃ大変、おじさん度100%マジシャンは、
女子高校生に喜んでもらえるマジックなど、
思いつきもしない。
あぁ、困った。
でも、相方さんが二つ返事で引き受けちゃってるし。
初めての駅に降り立ち、
徒歩7分と書かれた地図を見ながら、
「〇〇女子高校は、この辺ですよね」
所々で道を尋ねる。
皆さん、私の顔をいぶかしそうに眺めつつも、
とても親切に教えてくれる。
なんとか〇〇女子高校の玄関に到着。
門のところに
『新年賀詞交歓会』の立て看板を発見。
受付で、
「アヤシイ者じゃありません」
と挨拶し、
スタッフの方に会場まで案内してもらう。
満員のお客様は女子高生の親御さんが中心で、
引退された先生、OGなど、かなり年配の方々も。
客席に現役の女子高生はひとりもいなかった。
そうか、女子高校での公演といっても、
観客は女子高生とは限らない。
「何年やってても、思い込みってあるもんだ」
女子高校で、私はまたひとつ学ぶことができた。
ありがとう、〇〇女子高校。
< 〇〇〇大学 >
あちこちの大学に落語研究会、
落研があることは知っていた。
しかし、落語会を定期的に
催している大学があるとは知らなかった。
小講堂は現役の学生さん、
落研OBの皆さんで空席を除けば満席の状況。
こんなに大勢の若者を目の前にしたのは、
いつ以来だろう。
めちゃ笑ってくれる。
普段、スマホに吸い込まれているような、
うつむいた若者ばかりを目にしている。
顔を上げ、大笑いしている若者なんて
久しぶりに見たような気がする。
日本の明るい未来が見えたような気がして、
おじさんマジシャンは大いに安心したのであった。
ありがとう、〇〇〇大学。
ー明るく軽く親切なのに。
ほんの少し悲しみの味がするのだ。
マジックというのが、もともとそういう
素性のものなのだろうか。ー
糸井重里(帯コピーより)
「神様の愛したマジシャン」
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